このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

第3章  安比奈線写真集(1/3)

 

■南大塚(その1)

 

 南大塚南方の踏切より撮影。安比奈線は、ここから分岐する。

 

■南大塚(その2)

 

 安比奈線は南大塚のホーム脇をすり抜け、大きくカーブしていく。ここでひとつの珍事が起こっていた。道路の新設に伴い、安比奈線が付け替えられていたのである。草埋みの線路の隣に、真新しい踏切。違和感の伴う光景ではあった。安比奈線のレールはこの踏切の前後でつながっていない。もっとも、つながっていたところで列車が走行できる状態ではないのだが。

 

■国道16号踏切

 

 このアングルで撮るのは、こわかった。架線柱がコンクリート製に更新されているなど、安比奈線が「生きている」線路であることを主張する材料はある。しかし、実際に列車が走る見込みがあるかといえば、難しいといわざるをえない。安比奈線が復活するとしても、国道の管理者は立体交差化を要求するであろう。

 

■赤間川橋梁全景

 

 実りの秋を前にして黄金色に輝く稲穂の海に、二本の鉄橋が浮かんでいる。右手の川は赤間川、新河岸川→隅田川の源流域である。

 

■赤間川橋梁

  

 H鋼を組み合わせたようなイージーなつくりの鉄橋。枕木は腐朽の度が著しく、列車が乗ればそれだけで砕けそうだ。6年前の調査時にはATBをかついで渡ることができたが、今では空身でも危険が伴う。

 

■赤間川橋梁から安比奈方を望む

 

 もはやなにをかいわんや。草々の圧倒的な繁茂力を前にして、歩きとおす気さえ起こらない。

 

 

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