このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


二号楼アルバム(2)
〜共有スペース〜

開設:2000/11/04
左:ごつい給湯器。1、4、7、10、13階に設置してあり、24時間熱湯が出る。一日に一回はバラ柄のポットを持ってここでお湯を入れるのが日課。

右:1階の共同郵便受け。国別に分けられていて、普通の封書と葉書はまとめてここに届く。OCS、FedExなどの国際速達便と小包は「郵便物が来たよ」という通知だけがここに来る。OCSなどはこの通知を持って主楼(本館)1階の郵便室に行って学生証を見せればその場で貰えるが、小包はそこで送り状を貰ってさらに徒歩5分ほどの学内の郵便局まで取りに行かなくてはいけない。
左:エレベーター。朝7時から深夜零時まで運転。が、夜中に遊んで帰ってきて裏技でこっそり動かしている人もいるらしい。2基あるが一つは「予備」だそうで、1基しか稼動しておらず、1限開始直前はラッシュで下の階の人は乗れない。「ワイヤーが切れて落下した」とか「落下し対策に地下に藁が敷いてある」とか各種の噂あり。ちなみにエレベーターは中国語で「電梯」という。なるほど。

右:電梯小姐。朝から晩までずっとこの箱の中で過ごしている。彼女以外にもう一人いて二交代制。寮生の顔を見ただけで行き先のボタンを押してくれる。プロフェッショナルだ。
左:共同シャワー。24時間使え、各フロアに3基設置。剥き出しの鉄管と古めかしいレバーが機能美をかもし出している。鉄パイプの先端がそのまま口になっているので、シャワーというより打たせ湯。肩こりに効きそう。

右:洗面コーナー。個人で洗濯機を購入した場合にはここに設置する。左の方で野菜を切ったり米を研いでいる人を見かけるが、この寮に炊事場は無く、カセット式コンロや電熱器で調理する。
左:1階から4階までの女子フロアに設置されている共同洗濯機。洗濯をしていると後ろのシャワーコーナーからいい香りをプンプンさせて女の子が出てくることもある。寮の事務室で50元のICカードを買うと10回使える。カードを返すと20元が返金されるので実質的に1回3元。日曜工作で作ったようなカード読み取り装置がステキ。

右:共同トイレ(大の部)。この寮を下見した際にトイレは真っ先に見たが、水洗で仕切り・ドア付きだし、毎日掃除がされていて綺麗だったので安心した。尚、ここも含めて学内の共同トイレに紙は付いていない。紙は一巻1元程度。
左:友人の 滝口君 と姜君(韓国人)が住む604号室。ご覧の様に無茶苦茶キタナイのだが、たまに行く分には不思議と落ち着く。時々滝口君が部屋を片付けると姜君が「不舒服〜」(心地悪い)と言って散らかしてしまうのが笑える。一時期はサロンと化していて人の出入りが凄かった。ある晩、11時頃に煙草をもらいに行ったらドアは開いているわ、二人とも寝ているわで、抜群の開放度。起こすには忍びなかったので机の上の煙草を一本吸って帰った。

右:廊下や階段の電灯は物音に反応して自動的に点灯し、しばらくすると自動的に消える。地球に優しい。

→二号楼アルバム(1)城を作る


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