このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

解放軍幹部のお買い物

  酒泉の街の見物で、疲れてしまったので、デパートらしき建物の前で、腰掛けて休んでいたら、解放軍のジープ(ナンバーが一般の車と違う)が止まっていた。車の前で若者が少年の相手をして遊んでやっているようであった。そのうち少年を車の運転席に乗せ、運転を教えているような様子であった。盛んにご機嫌をとっているような感じで、そのうち少年の運転で車を発進させるのではないかとさえ思えた。さすがにそこまではしなかった。そのうち解放軍の軍服を着た男と、その人の奥さんらしい人がデーパートから買い物を終えて出てきた。その少年に何かお土産らしきものを与え、一家三人がお供の運転手に運転させ、楽しそうに解放軍のジープに乗って立ち去っていった。

  ただそれだけの話であるが、この少年は中国で有名な『小皇帝』の一人かなと考えたり、解放の立役者、解放軍の幹部ともなれば特権階級なのだと感じた。
中国ではいまでも田舎のバスの切符売り場などに、軍人優先の張り紙が張ってある場合がある。現在の中国では切符売り場で優先されても、下っ端の兵士にとってそんなに有り難いことではないと思う。多少は形式的に自尊心をくすぐるくらいの効果しか無いとは思うが、少なくとも形の上では尊敬の対象になっているらしい。しかし幹部ともなればかなりの特権が約束されているようである。日本であれば高級官僚の天下りのようなものかもしれない。

  ちなみに切符売り場では軍人だけではなく、老人や残疾人も優先であることが張り紙に書かれていた。しかし残疾人とは何とも無残な感じがする言葉であると私には思えた。

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