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2009年10月17日,18日
紀伊半島一周の旅   ページ:  1ページ目 /  2ページ目 / 3ページ目
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326D新宮7:44→多気11:08乗車車両:キハ48 5518
新宮からはJR東海の路線となり、非電化となる。キハ48が2両で入ってきたが、なんと後ろにキハ40を1両増結!!当然ワンマン運転ではない。JR東海太っ腹!!連結は新人さんが行っていたようで、指導員の方が作業の様子をビデオで撮影していた。

連結時の様子  ■動画を再生する■  24秒 2.2MB 右クリック保存

賀田駅で貨物とすれ違いました。(上のサウンド32分10秒辺り) へぇ〜、紀勢線の非電化区間にも貨物が走ってるんだ。

新宮までの車窓は海がドーンと開けているが、新宮から先は海と山が複雑に入り組んでいて、海と山のコントラストを楽しめる。

紀伊長島から先は海は見えなくなり、完全に山となります。

今回の旅で最も長時間乗る列車だったが、3両だったので4人席は全区間に渡って独占できたし、常に空の4人席もあった。ものすごいまったりできた。

920C多気11:23→亀山12:42乗車車両:キハ11 7

多気からはキハ11の1両。10分で松阪に到着。この旅の計画時、名松線に乗るか、三岐鉄道北勢線に乗るかで迷ったのですが、お金の節約のため、鉄道の日記念きっぷで乗れる名松線に決定しました。

ところが、8日に台風で被災(T_T) 夏の飯田線に続き、またもや自分の乗りに行く路線が被災。やっぱり今年はついていない。松阪〜家城は動いているが、家城から伊勢奥津までの復旧は未定との事。

という訳で、名松線は次の機会に。松阪で降りずに桑名を目指す。

<後から追記>(このページの文章のほとんどは旅が終わってすぐに書いています。忘れないように文章だけ旅が終わってすぐに書き、後からゆっくり写真やサウンドを編集しこのページを作っています。)
次の機会に、なんて思ってましたが、旅の約2週間後、JR東海から思わぬ発表がありました。残念ながらこの時不通になっていた区間の復旧には多額の費用が必要で、このまま復旧してもまたいつ災害で被災するか分からないという事で、復旧はあきらめられ、線路はこのまま廃線、並行する道路でバス輸送に切り替えられる可能性が高くなりました。家城〜伊勢奥津の1日の乗客は約90人で、毎年7億円以上もの赤字が出ているので廃止はやむを得ないと思いますが、景色が良いと有名だった区間なので非常に残念です。ここは自分の運の悪さをただひたすら、うらむしかないです。

 

亀山駅に到着。

和歌山からずっと乗ってきた紀勢本線はここで終わり。

ここで関西本線に乗り換える。

5308G亀山13:23→桑名14:05乗車車両:クモハ313-3017

亀山からは快速名古屋行きで桑名まで。車両は313系2両。名古屋まで行くのに2両って。新宮から多気までの列車より短い!!車内は全員が着席できるくらいの程よい混み具合。
141西桑名14:20→東員14:44乗車車両:271

次は三岐鉄道北勢線に乗る。北勢線の特徴は何と言っても線路幅が狭く、車両が小さいこと。阿下喜行きに乗ったが東員で車両交換との事。西桑名から東員まで乗った奴は近年冷房改造を受けたそうだが、あまり効いていない。北勢線の車両は全部吊りかけ駆動。吊りかけは1年半以上前に京都の嵐電に乗って以来。
この車両交換は運用上こうなっていて、車両に不具合が発生した訳ではありません。おそらくこの時刻の列車は毎日、東員で車両交換をしていると思われます。もし、この列車を東員行きと案内すると、阿下喜まで行きたい人が見送ってしまう可能性があるのでこのような形になっているのでしょう。このような車両交換は関西の私鉄では結構行われているらしいですが、いまだにその光景に出くわした事はありません。 
141東員14:47→阿下喜15:11乗車車両:277

次に来た車両は277。271はロングシートだったが、277は全部の座席が阿下喜方に向いたクロスシート車だ。座席はバスのものに良く似ていて、1列x1列。冷房は付いていなかった。この車両は「北勢線コスモス電車」となっていて、窓にコスモスのシールが貼り付けてあった。
この277は1990年に1両だけ増備された車両。1990年と言えば、大阪市営地下鉄の新20系(車番が5桁の方ですよ)が登場した年。JR西日本の221系が登場した次の年でもあります。でもこの車両、北勢線の例外に漏れず吊りかけ駆動。部品流用車や機関車を除くと、この277が日本で最も新しい完全新製の吊りかけ駆動の電車です。 
阿下喜で一旦改札を出てすぐ入る。これから乗る車両はさっき乗った車両。北勢線の駅は新しい駅が多く、阿下喜駅もきれいだった。ちゃんとした自動改札もあった。

すれ違う車両まで全部釣りかけ。釣りかけファンにはたまらない路線でしょうな。

150阿下喜15:15→西桑名16:11乗車車両:277

今度は一番後ろの席で後面展望。冷房が無いので窓も開けられる。涼しい風が入ってきて気持ちいい。


↑後面展望
 

↑コスモス列車の窓

↑離合

↑277の反対側の先頭車はこんな形

北勢線は現在、45km/hしか出ないが、高速化工事が進められており、70km/hにスピードアップする予定。70km/hで爆走する北勢線に、また乗りに行きたい。

5315M桑名16:34→亀山17:14乗車車両:クモハ213-5010

桑名からは213系2両x2の快速で再び亀山へ戻る。


↑四日市の石油コンビナート
 

↑タキがいっぱい
 

↑日が暮れてきた
 
257D亀山17:42→加茂19:18乗車車両:キハ120 303

亀山からはJR西日本の路線となり、キハ120x2両。2両ともクロスシート車だった。

473K加茂19:25→新今宮20:19乗車車両:モハ201-147
加茂からはオレンジ色の201系で大阪環状線へ。途中、奈良駅の変わり様にはびっくりした。王寺からは快速運転となる。

1634新今宮20:22→大阪20:39乗車車両:モハ103-425
乗ってきた車両はJR難波行きだったので新今宮で乗り換え。いよいよ旅も大詰め。

3308M大阪20:45→新大阪20:48乗車車両:モハ223-2182
ラストは223系新快速。15日のラストと同様、窓は内折れ式で蛍光灯カバーが321系タイプの車両だった。

今回の旅を終えて、やっと夏が終わったという感じです。今回、はじめて鉄道の日記念きっぷを利用しましたが、青春18きっぷの時期と比べて明らかに空いていました。この2日間、座席に座れなかったという事はありませんでした(最後の新快速だけは座りませんでしたが他の乗客と相席になる空席ならありました)。

青春18きっぷより割高だが、高くなる分の価値は確実にあると思います。ただ、利用期間が短いのが厄介だな。来年も利用できたら利用したいな。

この旅で幼いころ、なぜか千葉を旅したことを思い出しました。この旅では1日目の天気が微妙で、千葉を旅した時も確かそうだった。和歌山と千葉、雰囲気的にも似てる!?
旅の計画時、海中公園を地図で探した。確か勝浦に海中公園があったなと思い、紀伊勝浦の辺りを探すが一向に見つからない。あ、勝浦に海中公園があるのは千葉だった・・・

 

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