このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

■室蘭本線・夏

 1974年(昭和49年)初めて北海道に渡りました。当時もっとも蒸機列車の運転本数が多かったのが室蘭本線で、いかにも主要幹線らしくC57が旅客、D51が貨物と一部の旅客を牽引していました。
 運転本数が多いことに加え、編成も長く、石炭、コンテナ、タンクとバラエティも豊か。特に編成が揃った石炭列車は見事で、その発車は迫力満点でした。大陸的… という話を聞いてはいましたが、広い駅構内や信号塔などを実際に目にすると、ここは本当に日本なのか? と思えるほど室蘭本線は本州の鉄道とは違っていました。
 その数の多さから人気のないD51(この頃でさえC55やD61など目玉が残っていましたので)ですが、標準型ばかりでなくナメクジあり、戦時型あり、ギースルエゼクター付きありと、変化に富んでいて撮影していて楽しめました。

D51357/1974.8.26/追分駅/室蘭本線名物はやはり石炭列車セキを連ねた超大編成が魅力だった



D5153/1975.7.25/岩見沢駅/最後部が霞むほどのセキの超大編成。石炭を満載した列車を引き出す姿は超ド迫力! 恐ろしくスローなドラフトと共に、ガン・ガン・ガン・ガン…と、1両1両連結器が伸びていく音があたりに響く。



C5744/1974.8.25/栗山〜栗丘/トンネルから飛び出すC57。この角度だと切詰デフも気にならない



D51+DE10/1975.7.28/登別〜富浦/自分達を葬り去るための新製DLを回送牽引するちょっと悲しい姿



D51467+D51/1974.8.25/栗山〜栗丘/D51重連の客レ。3重連もあると聞いたが見られなかった



D51104/1974.8.25/栗山〜栗丘/トンネルポータルの上から撮影したもの。現在だと怒られそうだが、当時は無法地帯の感があった。スノープラウが結構鋭利なのが解る



D511119/1974.8.26/追分機関区/カマボコ、フナテン、ギースルの特徴だらけのデゴイチ。後方のラウンドハウスは後に火災で消失することになってしまった



D5159/1974.8.26/追分駅/台風の影響で土砂降りの雨が降る。ぬれながら発車を待つタンカー列車。撮ってる私もビシャビシャになってしまったのはいうまでもない。この時の撮影行最後のカット。



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