このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


山形県旅行記

たそがれ清兵衛の住宅の間取り
たそがれ清兵衛の住宅に興味を持ち、DVDを見ながら描いてみました。
よく分からないことが多くて、いい加減ですが、描いているときは、楽しかったです。
図が大きくなってしまったので、頁を変えます。 こちらをご覧下さい
たそがれ清兵衛の故郷
今もたそがれ清兵衛の熱が冷めません。何度も見に行きました。
インターネットで流れている清兵衛掲示板を読むと、つまらなかったという人もあるようですが、
私は、感動が今も冷めません。
2003年3月1日2日の2日間、12000円でJR東日本乗り放題の切符を握りしめて、鶴岡に行きました。
鶴岡出身の友人がいるのですが、彼女は首都圏からは庄内空港まで飛行機で帰省すると行っていました。
私は、上越新幹線で新潟まで行って、そこから羽越本線を利用しました。

鶴岡の駅に降り立ったときは、もう午後に突入していました。
駅のインフォメーションで鶴岡市の地図をもらって、観光の道順を教えて頂きました。
「市役所前でバスを降りて、致道博物館に行かれて、それから駅に戻りながら観光するといいですよ。
到道博物館の前までバスが行っていますが、市役所前で降りると100円。到博物館間で乗ると200円になります。」
もちろん、市役所前で降りて、鶴ヶ岡城のお堀沿いに歩きました。
お城って大概山城です。山城と言わないまでも、少し高いところにあります。
鶴ヶ岡城は、平城。完全に道と同じ高さにありました。

鶴ヶ岡城鶴ヶ岡城

映画の中では、彦根城が使われていました。
鶴ヶ岡城は、お堀しか残っていません。戊辰戦争で焼けたのでしょうか。
西沢周平の小説では、海坂城となっている鶴ヶ岡城は、ひっそりとした佇まいを見せていました。

鶴ヶ岡城を抜けると、古い建物を保存している到道博物館があります。
昼食が未だだったので、博物館の入口の食堂でお昼を食べました。
ここで、海坂定食を食べたのですが、美味しかったーーー。
日本一美味しいと言われる枝豆(だだちゃ豆)が入ったおこわが、香り高いクマ笹の葉で包んで蒸してあるのです。
それとぷりぷりしている熱々の胡麻豆腐。
和食が好きな方には、絶対のお薦めです。
到道博物館での一番の見所は、3階建ての古い農家でした。
建物の中では、地元の年配の方々が囲炉裏に火を燃やしていました。
「暖かいですね。」と言うと、「朝から燃しているさけのぉ。」と庄内弁が返ってきました。
丁度お雛様のシーズンだったので、お雛様の展示も楽しめました。
その展示の中に、アンティーク御殿毬と刺繍の懐紙入れらしきものを見つけたので
画像を撮らせて頂きました。刺繍博物館にアップロードさせて頂こうと思います。

到道博物館内の農家旧風間家住宅丙申堂

市内には、他にも見所は色々あるのですが、一押しは明治29年に建てたという豪商風間家の住居兼店舗です。

石葺きの屋根って珍しいですね。画像がうまく撮れていなくて残念です。
立派な門、広大な板の間等、往事の繁栄が偲ばれます。
ご家族は今はここに住んでおられず、一般に公開されています。
鶴岡に行かれる方は、ぜひ訪問なさって下さい。

ここでも素晴らしいお雛さまが飾ってありました。
その説明のテープが流れていたのですが、美しく心休まる庄内弁です。
ご当主の姉妹の方のお声とか。うっとりと聞き惚れてしまいました。
段飾りのそばで、クラシック音楽のテープが流れていて、折角の説明が聞こえないので、
勝ってながら、音楽のテープは止めて頂きました。
新しいものではあったのですが、豪華な吊し雛の展示もありました。
伊豆・稲取の吊し雛を見てきたばかりだったので、あらら、ここにもという感じがしたのですが、
九州の柳川が吊し雛の発祥の地だとご当主の奥様に教えて頂きました。

丙申堂を出て駅に向かう途中、庄内柿の干し柿を八百屋さんで買って、お行儀が悪いけれど道々囓りました。
これもめっちゃ美味しくて、すこぶる満足でした。
清兵衛も食べた『どんがら汁』が食べたかったのですが、お店も見つからず、時間もなく、諦めました。

この日のうちに秋田市に移動しておこうと思ったので、鶴岡滞在は4時間半。
落ち着いた城下町の雰囲気を楽しみました。



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