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* * (2007/06/03)旧標津線跡をゆく2 * *
初めての旧標津線代替バス乗車から2ヶ月。バスを乗車しただけでは見られなかった部分を細かく回りたいと思う。前回とは逆の行程をたどり、厚床から中標津、標津を経由して標茶が終点となる。 天候は晴れ、6月だけれども帰ってみたらかなり日に焼けていた。この辺りはいかにも北海道らしい風景が広がっている。 |
* * (2007/04/01)旧標津線跡をゆく1 * * | ||
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◎◎ 厚床 〜 中標津 ◎◎ まずは厚床駅。時間は7時半、ちょうど釧路からの根室行き快速「はなさき」が到着する。釧路からの根室方面への始発の汽車である。ただ、これに乗っても旧標津線へは接続しない。中標津行きは7時ちょうどが出てしまうと、次は9時過ぎまで待たなければならない。 | (厚床駅) | |
厚床駅を出た旧標津線は、根室方へと進み国道44号線と交差していた。その跨線橋が今でも残っている。一目見ただけではわからないが、欄干には「標津線」の文字も刻まれている。線路は撤去されているが、線路が通っていたような“線”がわかる。 | (道路標識) | (厚床跨線橋より中標津方) |
別海までは国道243号線を走る。旧奥行臼駅は駅舎をはじめ、ホームや線路も残されている。北海道の春らしく、駅前には桜とともにチューリップやタンポポがきれいに咲いていた。 | ||
(旧奥行臼駅) | (旧奥行臼駅より中標津方) | (旧別海駅跡) |
旧別海駅の周辺はすっかり整備されており、当時の駅を示すものはほとんどない。駅からちょっと外れたところに古い駅前の案内地図があり、わずかに線路の表記が残されていた。 旧中春別駅手前には春別川橋りょうがあり、遊歩道として整備されている。この近くにも、線路と道道8号線が交差する別海跨線橋が残る。線路跡は農場の道路となっているようだ。 | ||
(案内の地図) | (春別川橋りょう) | (別海跨線橋) |
◎◎ 中標津 〜 標津 ◎◎ 映画「遙かなる山の呼び声」のロケ地となったのは、旧上武佐駅である。駅の跡地には映画のロケ地であったことを示す看板が設置されている。 旧川北駅にはキハ22−168が保存されている。かなり色あせており、保存状態はあまりよくないようだ。駅前には代替バスが入ってくる立派なバス停がある。 | ||
(旧上武佐駅跡) | (旧川北駅前) | (旧標津駅跡) |
旧根室標津駅も駅舎は撤去済み。廃線後、しばらくは残されていたようだが、現在は駅の裏を結ぶ道路となってしまった。駅舎があっただろうとわかるのは、そばに不自然な電話ボックスがあること。また駅前通りには閉店しているが、駅前の食堂らしい看板がある。また駅の構内には、標津町指定文化財である転車台を見ることができる。 駅からは少し離れるが、標津町文化ホール前にはC11−224号機の静態保存がある。冬期間はシートが被せられていて、見学はできない。隣接する標津町図書館では旧標津線関係の図書も見ることができる。 | ||
(転車台) | (駅前の食堂) | (C11−224) |
◎◎ 中標津 〜 標茶 ◎◎ ちょっと戻って中標津。映画「家族」のロケ地となった中標津、旧中標津駅跡には映画の記念碑が立てられている。駅の跡地には中標津交通センターがある。駅構内には広いバスターミナルがあり、方面別の発着レーンとなっている。このバスターミナルからは釧路行きをはじめ、標津・羅臼、標茶、中標津町内の各方面へ向かう。 | (旧中標津駅前) | |
(中標津町交通センター) | (バスターミナル) | (旧当幌駅跡) |
旧当幌駅周辺は鉄道林が続く。バス停と待合室がある他は、駅があったということがわかるものはない。旧計根別駅跡も駅舎はなく、「道道養老牛計根別停車場線」終点の標識があるのみ。ちょっと離れたところでは線路の築堤がわかる。 | ||
(旧計根別駅跡) | (標茶方より旧計根別駅) | (旧西春別駅前) |
別海町鉄道記念公園があるのは旧西春別駅跡。資料館の横には蒸気機関車、緩急車、除雪車が静態保存され、旧標津線の駅名標もある。裏側にあるパークゴルフ場はかなり賑わっているようだ。 | ||
(別海町鉄道記念公園) | (旧泉川駅前) | (道路標識) |
ちょっと気になっていた旧泉川駅に寄ってみる。駅があった場所はわからなかったが、周辺には踏切跡や駅名が書いてあったと思われる道路標識がある。終点は標茶駅、現在は釧網本線のひとつの駅だ。標茶駅の網走方には、踏切に旧標津線が併走していた跡が見られる。また2,3番線ホームには、旧標津線起点を示す記念碑がある。 | ||
(踏切跡) | (標茶駅) | (標茶バスターミナル) |
* * お わ り * * |
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