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* * (2007/08/16)2007列島縦断ひたすら汽車の旅6 * *




* * (2007/08/15)2007列島縦断ひたすら汽車の旅5 * *
「「「「「「「「「「 2007年8月16日 木曜日 」」」」」」」」」」
◎◎東日本フェリー7便・青森発函館行き◎◎
(青森250→函館640)

 8月16日木曜日、日付が変わったという感覚はあまり感じない。というか、ここまで旅を続けていると日にちや曜日の感覚が薄れてくる。
 とりあえずは乗船手続きへ向かう。当初は青函フェリーを希望していたが、窓口で聞くところによるとやはりこの時期は混んでいるらしい。青函フェリーの窓口にてあっさりと東日本フェリーを勧められてしまった。名前、住所、連絡先を書き窓口へ提出。運賃は通常1,850円のところ、最近の原油高を受けて燃料の調整金200円が上乗せされ2,050円也。
 しばし時間があるので食堂へ。夜食として入り口にのぼりのあった「青森名物 ほたてしおらーめん」を食す。こんな深夜に温かいものを食べられるというのは実にありがたい。汽車旅では味わえない一種の贅沢?かもしれない。

 さて乗船の時間である。7便はターミナルから離れた5番乗り場から出発する。車の乗客は別として、徒歩客はかなりの移動となる。2時20分と40分の2回、送迎バスがターミナルから船まで乗客を輸送する。このマイクロバスで今宵の宿代わりとなる「ほるす」に乗り込む。「ほるす」は青函航路でも新しい船のようだ。まず車両デッキから船室までエスカレータがあった。これまでに数回東日本フェリーに乗ったことがあるが初めての経験である。
 乗船後はひたすら寝る努力をした。だが、時期が時期なだけにいわゆる“がきんちょ”がやたらと多い。親も注意する気配がなく、かなりキレそうになった。寝たのはたぶん出発後1時間くらいだと思われる。
「ほるす」送迎バス
(「ほるす」送迎バス)
「ほるす」乗船前
(「ほるす」乗船前)
 函館にはほぼ定時に到着。到着しても徒歩客はしばらく待機し、車が出払った後に下船となる。函館に着いたときには夜が明けていた。久しぶりの北海道上陸である。函館のフェリーターミナルは9月に登場する高速フェリーの「ナッチャンRera」就航に合わせ新しくなっていた。
2等船室入り口
(2等船室入り口)
函館にて「ほるす」
(函館にて「ほるす」)
函館ターミナル
(函館ターミナル)





◎◎函館フェリーターミナル〜函館駅◎◎

 早朝の時間帯であればここから歩くことも考えたが、思い直せばもう7時である。バスが普通に動き出す時間なので、とりあえずはバス停を目指して歩くことにした。「七重浜駅前通」バス停までは10分ほど。
 ここで何を思ったのか、バスの乗車記録を全く取っていなかった。何分にどの路線に乗り、どこを経由して何分に函館駅に着いたのか、ほとんど不明となってしまった。函館駅には駅前のバスターミナルに到着する。途中結構な乗降があったが、ここまでの乗客は私を含めて2,3人だった。函館バス車内
(函館バス車内)
函館駅駅舎
(函館駅駅舎)





◎◎823D・函館発長万部行き普通◎◎
(函館814→長万部1131)

 北海道内であれば知った土地なので、今までとは違い安心感がある。バスから降りた後は座席争奪戦に備えて改札開始後、早めにホームへ行く。函館本線は本州〜札幌を結ぶ路線のせいか、青春18きっぷの時期は乗車率が高くなる。入線直後はボックス席に半分ほどだったが、発車直前は満席。しかもデッキまで立席が出るほどであった。
 途中、森では29分停車するので駅前の柴田商店にて定番の「いかめし」を購入する、470円也。ホームでは普通列車の乗客向けにバイト(と思われる高校生風)の立ち売りもあった。立ち売りだけかと思っていたが、弁当を持って車内にも売りに来る。もうちょっと愛想がよければいいのだが。
 3時間かけて終点長万部到着、48分の待ち時間がある。駅前へと出かけたいところだが、次の小樽行きへの乗り換えが相当数いることが予想されたので、そのままホームに残る。同じような考えの皆様が4番線に行列をつくった。
函館駅にて823D
(函館駅にて823D)
渡島大野駅の新幹線PR
(渡島大野駅の新幹線PR)
823Dより小沼
(823Dより小沼)
長万部駅3・4番線
(長万部駅3・4番線)





◎◎2937D・長万部発小樽行き普通◎◎
(長万部1219→小樽1529)
長万部駅にて2937D
(長万部駅にて2937D)
 この日の列車乗り継ぎは4本しかない。しかもひたすら北へ向かう函館本線、何度も乗ったことがある。この遠征中、かなり楽な行程のほうに入る。そのうち前2本が気動車であり、まだまだエンジン音を子守唄に進んでいく。

 2937Dも乗車率は高い。通常の編成はわからないが、この列車は2両編成。小樽方がキハ40系、長万部方がキハ150系であった。キハ40系は2+1のボックス席とキハ150系と同じような座席配置である。閑散期であれば数人しかいない乗客も、満席の状態で長万部を発車した。
2937D車内
(2937D車内)
小樽駅にて2937D
(小樽駅にて2937D)
 倶知安では14分の停車をする。ホームのそばを食べようと思ったが、どうも開いていないようだった。森の「いかめし」から何も食べていない。この先も乗り継ぎの時間に余裕はないので、終着旭川まで食糧補給ができないことが確定的となった。途中もほとんど乗車率が落ちず、余市からは逆に混雑が増した。





◎◎3249M・小樽発岩見沢行き区間快速「いしかりライナー」◎◎
(小樽1538→岩見沢1654)

 小樽までは一緒だった行程の方々もいたが、ここから先は別。乗り継ぎ、改札口へとそれぞれに散っていった。2937D向かいの5番線には快速「エアポート」新千歳空港行き、小生は岩見沢行きの区間快速「いしかりライナー」に乗り込む。
 3249Mは小樽〜手稲間、江別〜岩見沢間は各駅停車、手稲〜江別間が快速となる。ロングシートの731系に1時間以上乗るのはどうも落ち着かない。もし転換クロスシートの721系が連結されていれば、間違いなく721系に移ってしまう。本を読みつつ、うとうとしつつ何となく岩見沢まで来てしまった。小樽駅にて3249M
(小樽駅にて3249M)
岩見沢駅にて3249M
(岩見沢駅にて3249M)





◎◎岩 見 沢 駅◎◎

 気になる駅なのでちょっとだけ紹介。岩見沢駅は前駅舎が全焼したため、しばらくの間プレハブの仮駅舎であった。小生の岩見沢駅の印象も白い仮駅舎しかない。それが今年の6月、第一期工事が完成し、駅舎が供用開始となった。橋上駅舎の形態をとり、従来の跨線橋の1番線側2階に改札口が接続された。写真にも若干写っているが、自由通路などの第二期工事は現在進行中。2年後に完成するとのこと。
跨線橋より岩見沢駅駅舎
(跨線橋より岩見沢駅駅舎)
岩見沢駅改札口
(岩見沢駅改札口)
6番線から特急「ライラック」発車
(6番線から特急「ライラック」発車)
馬の像は健在
(馬の像は健在)





◎◎2259M・岩見沢発旭川行き普通◎◎
(岩見沢1702→旭川1840)

 早くも本日最後の列車となる2259Mに乗り込む。711系電車、北海道といえばこの電車である。札幌周辺は日中に711系が入線しないようなダイヤとなっている。一方、旭川方面や室蘭方面に行くと、電車の主力はまだまだ711系なのである。
 主要駅での長時間停車はない。途中滝川の次の駅、江部乙にて10分ほど停車して特急「スーパーホワイトアロー」を待避する。しばしの間、2番線に待避している711系の撮影会となった。
 乗客はボックス席が一人ひとつあたる程度。函館〜小樽間の大混雑が嘘のようだ。
岩見沢駅にて2259M
(岩見沢駅にて2259M)
江部乙駅にて2259M
(江部乙駅にて2259M)
 旭川到着後お金がほとんどないことに気づく。駅からちょっと離れた旭川中央郵便局へ駆け込む。その後ホテルにチェックイン。森の「いかめし」から食糧補給がなかったので、名物?の旭川ラーメンを食べに即外出した。ただその他はホテルにこもっていた。テレビでやっていたNHKの送り火の中継を見ながら就寝。。。旭川駅にて2259M
(旭川駅にて2259M)
旭川駅駅舎
(旭川駅駅舎)
* * (2007/08/17)2007列島縦断ひたすら汽車の旅7 * *


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