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* * (2010/12/29)企画もの第二弾に参加3 * *
* * (2010/12/28)企画もの第二弾に参加2 * * | |
「「「「「「「「「「 2010年12月29日 水曜日 」」」」」」」」」」 | |
◎◎十勝バス(41番=音更線)・十勝バス本社発音更桜ヶ丘行き◎◎ (大谷高校前627→帯広駅バスターミナル650) | |
昨晩は宿と言いつつも、いわゆるネットカフェに泊まった。深夜帯は6時間で1,200円であり、夜遅く朝早い行動には価格、設備ともに最適な場所である。ただ、今回は寝坊したため、延長料金100円/15分×3の300円が余計にかかった。ちなみに深夜帯は8時間だと1,500円である。 乗車予定のバスであった朝一番の帯広・陸別線には当然乗れず。朝の寒い中15分ほど歩き音更線に乗車、300円也。 | (帯広駅バスターミナル) |
◎◎十勝バス(60番=広尾線)・帯広駅バスターミナル発広尾営業所前行き◎◎ (帯広駅バスターミナル715→広尾933) 帯広から広尾を経由して様似へ至る行程は以前から思案をしていた。しかし、実行するとなるとどうしても丸一日はかかってしまい、時間と費用の問題から延び延びになっていた。今回の企画がようやく実行のきっかけとなってくれた。 帯広駅バスターミナルは札幌行き「高速ポテトライナー」の発車前であったため賑わっていた。7時ちょうどの札幌行き出発時刻を過ぎ、十勝バスの窓口で広尾行きの乗車券を購入する、1,830円也。待合室にはスキーをもった学生らしい集団もおり、彼らは糠平行きの路線バスに乗っていた。 いよいよ旧国鉄広尾線代替の広尾線広尾行きの乗車となる。帯広駅バスターミナルからの乗車は小生一人のみ。広尾までは3時間以上かかり、路線バスとしては長時間の乗車となる。同じ十勝バスで運行されている旧ふるさと銀河線代替の帯広陸別線では、十勝バス本社から陸別まで2時間50分である。途中のちょっとした鉄道ネタとしては、稲田町にある製糖工場横に十勝鉄道の本社がある。帯広駅(貨物駅)から西に向かう貨物列車専用線の運行を受託している会社である。 | |
(十勝バスの車内) | (十勝鉄道) |
(愛国駅) | (幸福駅) |
かつて、旧国鉄広尾線と言えば「愛の国から幸福へ」のキャッチフレーズで有名となった。今でも両駅には観光客が多く訪れ、帯広駅みどりの窓口ではオレンジカードの発売も行なっている。十勝バスでも愛国から幸福行き乗車券の販売を行なっているようだ。冬期はいずれの駅もひっそりとしていた。 帯広の市街地をしばらく走り、帯広市稲田町のあたりからはひたすら国道236号線を南下していく。国道と並行していた線路と思われる跡は、なかなか意識して探さないと見逃してしまう。それでも路盤や跨線橋、暗渠はいくつか確認できるところがあった。 | |
(道路との跨線橋跡?) | (中札内) |
(更別) | (忠類駅) |
先に進むほど雪が強くなってきた。帯広市内はさほど降っておらず路面も出ていたが、こちらは圧雪になっている。更別の市街地では重機を使っての排雪作業中であった。 乗客は始発から終点まで乗り通しはほとんどなく、市街地内の移動もしくは一つの市町村界をまたぐくらいである。忠類では国道236号線から旧駅舎の存在を確認できた。 | |
(大樹コスモール前) | (大樹〜広尾間鉄道の暗渠?) |
(広尾行きのきっぷ) | (広尾) |
広尾に着いた時にはほぼ吹雪となっていた。それでもほぼ定刻の到着であった。乗車券を料金箱に投入する。 旧広尾駅がバスターミナルとなっており、十勝バスのきっぷ売り場を備えている。待合室には鉄道の資料館も兼ねており、資料が展示されている。訪れた時にはタクシーも待機していた。今回乗り継ぐこととなるJRバスも、同じ場所から発着となる。 | (十勝バス広尾待合所) |
◎◎ジェイアール北海道バス(日勝線102便)・広尾発様似営業所前行き◎◎ (広尾1000→様似駅1150) | |
乗り継ぎのバスまで20分ほどあるので駅周辺を歩きたかったが、ここまで雪が降っているとそんな気もうせてしまう。駅周辺の撮影で精いっぱいだ。駅舎には小さいながらもストーブが設置され、待合室の機能がある。 十勝バスの952発帯広行き発車後、いよいよJRバス様似行きが入ってくる。近くの駐車場にJRバスを見かけたが、まさかこの高速車がそのままくるとは思わなかった。始発の乗客は小生ひとりのみ、何とも贅沢ではあるが。 乗車後には運転手さんから行き先を聞かれ、「上目黒地区の通行規制あり」「えりも岬は強風のためう回運行となり、途中時間調整をする」「様似駅到着は列車発車時刻の間際となる恐れあり」といった案内がなされた。随分と丁寧で、かえってこちらが恐縮してしまう。 | (旧広尾駅舎内) |
(広尾) | (通行止めの案内) |
雪は相変わらず降っており、波も荒い状況である。この辺りは海岸線に沿って国道336号線が作られ、天候の影響を受けやすい区間である。また、陸側は傾斜の急な崖が続き、覆道や法面の工事は慢性的に行なわれており、近年では陸側に長いトンネルが作られているところもある。 前述の上目黒地区では12月上旬、オンコの沢第一覆道内の道路が波の影響により陥没、通行止めとなった。調査では覆道自体が危険なことから、道路の復旧工事ではなく、建設中のトンネルを早期に供用開始とする方針にしたようだ。 | |
(音調津〜日勝目黒) | (工事中の新しいトンネル) |
(えりも黄金トンネルの入口) | 上目黒地区を過ぎると、通行止めとなっている区間が見えてきた。新しいトンネルは「えりも黄金トンネル」といい、現在の宇遠別トンネルを更に延長した形となる。この時点では一般車両は通行止め。緊急車両や地元住民などの一部車両に限り、時間を指定して新トンネルへの通行を許可している。路線バスもその対象であり、上目黒1028発は路線バスの通過時刻を考慮したものである。 バスの到着後、まもなく先導車が車列を誘導し、トンネル内へと進入していく。新しいトンネル内には照明設備がなく、工事用の照明のまま。電気関係など、細かい工事がまだ残っているようだ。当初は3月の供用開始予定を、1月17日から片側一車線の暫定供用開始、2月2日から全面供用開始となる旨の報道発表があった。道路トンネルとしては全道一の長さとなる。 |
(新たに建設中の区間) | (宇遠別トンネルの区間) |
(えりも黄金トンネルの出口) | (う回路の分岐点(広尾方)) |
庶野では道道34号線に入り、通常はえりも岬へ向かう。今日は強風の影響により、えりも岬へは行かず、道道34号線を途中で折れ、山道の国道336号線経由となった。山道経由は所要時間が短いため、途中の路肩で時間調整を行なっていた。 日勝目黒から1名の乗客を乗せたほかは二人きり。えりも岬への様似方分岐点である歌別では二人乗せ、えりも町市街で若干の乗降があった。国道沿いにあり回転所の形となっているえりも駅では、国保診療所の車が接続待ち?をしていたが、この日の乗り継ぎは無し。 | (う回路の分岐点(様似方)) |
(えりも町の市街地) | (えりも駅) |
(広尾発高速えりも・ひろお号の回送?) | (アポイ岳) |
アポイ岳のふもと、アポイ山荘の前までバスが入っていく。夏になれば登山客もJRを乗り継ぎ、JRバスを利用するのだろうか。 途中ですれ違った高速車は広尾発の臨時便の高速えりも・ひろお号の回送であろう。様似行きの運転手さんが行き違う車に対し、広尾地区の気象情報などを無線で伝達していた。こういう連携を見ているとなんだかほっとする。 結局、様似駅での下車は二人。この大きな車両に、最大でも一桁の乗客しか乗っていないのは寂しい限りである。下車した二人はそのままJRへと乗り継いだ。 | |
(様似駅までの運賃表) | (様似駅) |
◎◎2232D・様似発苫小牧行き普通◎◎ (様似1209→苫小牧1522) ここに至るまで、苫小牧からの列車を決めかねていた。苫小牧行き普通列車にそのまま接続するのは特急。その後1時間弱待ってから普通列車がある。様似駅の窓口で尋ねたところ、自由席特急券も発券可、と聞いたので苫小牧からの特急利用を即決する。写真のとおり、出札補充券での自由席特急券、300円也。 車内はそれらしい人(日高線往復組)がほとんど。途中の駅からは地域住民の皆様の方が多くなった。 | (様似駅) |
(東室蘭までのきっぷ) | (太平洋) |
(キハ40系の便所) | 今日は歩くことが少なく、尻が痛くなってくる。乗り継ぎが少ないのは楽ではあるが、辛い面もある。 便所に立てば、写真のような忠告があった。このあたりも荒れているのだろうか。長距離列車にトイレットペーパーが無くなれば、旅行者の立場としては厳しい。いたずらをする輩というのは想像力に欠けているのだと小生は思っている。いたずらの対策というのは難しいのだろう。 途中まであまり降っていなかった雪が、鵡川付近から強くなった。鵡川では対向列車の遅れにより10分ほどの延発、苫小牧も同じくらいの延着となった。 |
◎◎5016D・札幌発函館行き特急「スーパー北斗16号」◎◎ (苫小牧1533→東室蘭1605) | |
苫小牧では20枚目の撮影。この日は帯広〜東室蘭とこんなに移動距離があるにもかかわらず、1枚しか撮影できない。 様似にて自由席特急券を買った時点で、5016D乗車の約30分間は立つ覚悟をしていた。この日は年末も29日と、札幌発地方行きの列車は超繁忙期を迎えている。5016Dの自由席は窓を真っ白に曇らせ、デッキまで人があふれていた。なんとか自分の立ち位置を確保し、ひたすら耐えることとする。 | (東室蘭駅) |
旅行記の大きなところは以上で終了。 残る二駅については、2010年12月30日から31日かけて札幌付近へ遠征をし、21枚目の桑園を獲得したところである。最後の東釧路に関しては場所が場所だけに、現時点では未定。ここまできたのだから、やはりあと一駅はやり遂げたいところだ。 | |
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