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* * (2012/01/28)厳冬の北東北をゆく6 * *
* * (2012/01/28)厳冬の北東北をゆく5 * * | |
◎◎ 函館駅 〜 元町界隈 ◎◎ | |
市電に乗ろうかと思ったが、節約と健康のため再び歩く。すっかり観光客相手となり、どうしても好きになれない函館朝市を通り、これまたぴかぴかして好きになれないレンガ倉庫群を横目に見て元町方面へと進む。 市電の線路を横切り、坂道を上ったところにお目当ての店があるはずなのだが、なかなか見つからない。やっぱりてきとーな事前調査ではだめなのだ。予定を変更して、次の店に向かう。こちらはご存知、千秋庵総本家。中に入ったのは初めて、意外にこじんまりとした店である。約束していた家族への土産にどら焼を購入する。 | (函館駅駅舎) |
(千秋庵総本家宝来町本店) | (古時計) |
今の時代はほんとに便利だ。携帯電話を少し操作すれば、目的地の地図が出てくる。次に行きたかったのが、カールレイモンのイートインである。確かに大きな通りからは少し中に入ったところであるからわかりにくかった。真冬の閑散期だからか、店内にお客さんは無し。早速注文してちょっとしたブランチを味わう。ベーコンのサンドも良かったが、見た目としてはやっぱりソーセージをはさんだ方がよかったか。 | |
(函館山) | (レイモンハウス元町店) |
(元町公園のあたり) | (手入れの行き届いた雪だるま) |
まだ時間少しあったので、元町公園を経由して大町電停まで歩き、湯の川行きの市電に乗った。大町→函館駅前220円也。昨日もそうだが、今日も早朝から動きまわり、そろそろ足が厳しくなってきた。 函館駅に戻ると、改札口に寝台特急「あけぼの」の運休告知があった。ということは、寝台特急「日本海」は運休ではない。後日の報道を見ても、この日「日本海」が運休となった記事は無かった。一日違いで乗れなかったのは実に悔しいけど、この前後一週間ほどは日本海側の天候がかなり悪く、運行している日の方が珍しい状況であった。ここでまた津軽海峡を超えて「日本海」を見に行き、「はまなす」に乗って帰ってくる、という選択肢もあった。けれども、体力などなど諸般の事情を考慮した結果、大人しく撤収することにした。「日本海」は、臨時に格下げとなるが残るわけだし。 | |
(大町停留所) | (「あけぼの」の運休告知) |
◎◎北海道中央バス・湯の川温泉東発札幌駅前バスターミナル行き高速はこだて号◎◎ (函館駅前バスターミナル1200→地下鉄大谷地駅1642) 函館駅の売店で若干の土産を購入し、バスターミナルの待合室へ向かう。待合室自体がそれほど広くないので、札幌行きのほか、市内線、郊外線の乗客もあり椅子は埋まっていた。 いよいよ高速はこだて号の入場である。水曜どうでしょうで見たことがような、北海道中央バスのスーパーハイデッカー車が花道を歩んできた。停車位置にぴたりとつけると、運転手さんがトランクに荷物を入れ、待合室にいた窓口のお姉さんが改札を行う。 定刻、函館駅前を出た。途中、五稜郭や桔梗、七飯まで乗車を扱い、昨年11月に開通したばかりの森ICから高速道路を走り、札幌を目指す。高速に入り、しばらくしてうとうと。意識を取り戻し、携帯電話で高速道路の情報を見ていると「札幌南〜苫小牧間通行止め」の記述を認めた。札幌圏の天候が悪いのは知っており、ある程度の覚悟はできていた。それでもここまで早くだめになるとは思っていなかった。 | |
(13のりば) | (森IC通過) |
(鷲ノ木遺跡トンネル) | (静狩PA) |
国縫あたりから雪もよう。休憩のため停車した静狩PAでは結構な雪。これ以降本格的に寝てしまい、次に起きたのは二回目の休憩である有珠山SAだった。ここまで来ると天候は晴れ、さすが北海道でも温暖な地域の伊達市である。 登別室蘭ICからは片側二車線を法定速度100km/hで快適に飛ばす。室蘭に棲んでいたころは頻繁に通っていた道なので懐かしい。よく休憩で寄っていた樽前SAはあっさりと通過、その先の苫小牧西ICを通過すれば、次はいよいよ運命の苫小牧東ICである。ここまでに道路状況が変わったとの情報はない。 | |
(胆振線跡) | (有珠山SA) |
苫小牧東ICが近くなると、黄色と赤色の回転灯が見えてきた。ここで降りよ、とのネクスコさんの最後通告である。本線からランプへ、そして料金所をETCで通過して道道91号線へと導かれた。 高速バスだったはずのこの車は当たり前のように国道36号線を走る。苫小牧→千歳までは全然大したことはない。それでもいつもに比べ交通量は多く、時折吹雪いていた。 千歳空港を通過したころには既に薄暗い時間になっていた。問題はここから、千歳、恵庭と市街地を通るので必ず渋滞となる。第一関門の千歳はほぼ一車線なので、早速停滞気味となる。 千歳市街地を抜け、恵庭市街地に進入するころが第二の関門である。こちらはたまたま排雪されており、二車線は確保されていたものの、進み方は千歳とさほど変わらず。車内の無線機には各地の渋滞情報、各車の運行状況がひっきりなしに入ってくる。 | |
(樽前山) | (苫小牧東IC) |
北広島に入り、輪厚手前になると山坂のある区間となる。ここが第三の関門。大型のトラックやトレーラが登れないのである。所々でそんな状態だから、さらに渋滞は長くなる。 どうにかこうにか札幌に進入。国道36号線を外れまもなく大谷地に着きそうなころ、車内のテレビに「道央道、札幌南〜苫小牧東間通行止め解除」の文字を認めた。まさに今更である。 1900ころ、大谷地バスターミナルに到着。約2時間の遅延である。乗客もそうだが、一人乗務の運転手さんはほんとにお疲れさんである。文章にしてしまえばあっという間。この長くて厳しい時間はなかなか伝わらない。 今回の遠征は一応、ここで終了だ。 | |
(通行止め解除の情報) | (大谷地バスターミナル) |
◎◎ 旅行後の余談 ◎◎ | |
この先時間があれば、そのままバスに乗って札幌駅前まで行きたかったのだが、札幌市街地での渋滞が予想できたので、地下鉄東西線〜南北線に乗り換える。車の流れとは関係のない地下を走る鉄道というのは実に早いものだ。 さっぽろ駅近くの某店で会合に参加。開始時間まで1時間の余裕があったはずなのに、結局は遅刻となってしまった。それでもおいしい料理をお腹いっぱい食べられたのは良かった。 | (地下鉄大谷地駅) |
(地下鉄大通駅(南北線)) | (とある中華料理店) |
(JR札幌駅の到着案内) | (202レ入線その1) |
時間が時間なので、夜汽車で帰ることとする。毎度見かけたり、走行音を聞いたりしているのだが、こんな時でないと乗る機会がなかなかない。しかも終点までの乗車となれば、完全にあこがれの存在である。札幌駅から寝たまま本州の青森駅に着くことが出来るのは、まさしくドリームカーである。残念ながら今宵は一駅にて下車、無事に最寄り駅に着く。ここでほんとに長距離遠征は終了である。お疲れ様でした。 | |
(202レ入線その2) | (客車の便所) |
(客車の洗面所) | (客車の洗面所の車窓) |
* * お わ り * * |
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