このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


 さて、上に載せた2台が、博物館入りを待っているところです。状態は悪くありませんが、実は1990年代の後半までこれらの車両は現役でした。
 客車として現役だったわけではありませんが、Pel Klang駅近くで列車食堂として使われていましたから、車内も整備されていたかと思います。
 実はその食堂で食事をしたこともあるのですが、その時は客車の前の席についてしまいました。
 その食堂の場所に放置されているのが、右の車両です。ドアのところに「1」の数字が見えていますからかつての1等車だったわけですが、こちらは保存対象ではないようです。列車食堂時代もこちらは物置代わりに使われていましたが、これほどは傷んでいませんでしたから、車内に残っていたものなどは全て廃棄されてこんな姿になってしまったのでしょう。ここでの写真は1990年代末に撮ったものですから、車体自体今では残っていないかもしれません。



 こちらはは客車についていた銘板ですが、左はKuala Lumpur工場のものです。車体についてはどうやら自社製ということになるでしょうか。しかし、台枠などの部分は鉄工場が必要ですから、こちらにはイギリスのメーカーズvレートがついています。CRAVENSというのが会社名となるのでしょうか。WAGON AND WHEEL WORKSという文字も見られますので、車体部分もこちらで作られたものがあるのかもしれませんし、Kuala Lumpur工場は最終の組み立てだけということも有り得るかと思います。

 Pel Klangの構内には古い客車が置かれているのですが、これは博物館入りを待っているところのようです。
 ここの車両にはマレー鉄道のマーク(右側)と、かつてのFMSRのマークが描かれていましたので上に載せてみましたが、右側のマークは、保存蒸機などでも見かけています。





Pel Klang(巴生港口)の古典客車

列車食堂時代の様子

この車両は中で食事ができた。
営業終了後の様子

Pel Klangの側線に移される前は、暫くは食堂の場所に置かれていた。

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