| 筑肥線は、姪浜〜伊万里間を結ぶ全長約６８kmの路線です。 かつては始発駅は博多でしたが、昭和５８年に地下鉄の開通に合せ、博多〜姪浜、虹ノ松原〜山本（旧線）が廃止され、同時に姪浜〜唐津まで 電化されました。また、一部の列車は地下鉄線と直通運転しています。 高架の姪浜駅を出発した列車は、左に車両基地、右に多くの商業施設、ビル群を見ながら高架を下り、下山門に到着します。駅周辺は住宅街となっており、街並が広がっています。 |  （写真１：地下鉄線構内） | |
 （写真２：姪浜〜下山門） | 列車は下山門を出ると、暫くは住宅街の中を進みますが、やがて右手方向に博多湾が広がってきます。列車は国道２０２号線と並走する形で今宿へと到着します。 | |
| 今宿駅を出ると、しばらくは、福岡のベッドタウンと化した郊外の住宅地の中を進みます。この区間は筑前前原までは複線化されています。 |  （写真３：今宿〜筑前前原） | |
 （写真４：筑前前原駅前） | 筑前前原駅では、唐津方面への列車、福岡空港方面への地下鉄線直通列車が接続しています。唐津方面への列車は３両編成で運行されています。 | |
| 筑前前原駅を出発すると、途中の加布里までは住宅街がまだ続いていますが、加布里を過ぎると、住宅街は途切れ、今宿から並走してきた 国道とも離れ、筑前深江付近までは広大な田園が広がる中を列車は進みます。 |  （写真５：一貫山〜筑前深江） | |
 （写真６：福吉〜鹿家） | 筑前深江駅を出ると、列車は、右に再び海岸線を走り、玄海灘が広がる中を小刻みにカーブし、海岸線に沿って蛇行しながら 列車は大入、福吉、鹿家、県境を越えて浜崎へと到着します。 | |
| 浜崎を出ると、列車は海岸線と別れ、虹ノ松原の松林の中をひたすら突き進み、虹ノ松原駅を出ると高架を上り始め、 東唐津駅に到着します。東唐津駅は同線のルート変更の際に現在地に移設されました。 |  （写真７：虹ノ松原〜東唐津） | |
 （写真８：和多田駅付近） | 列車は東唐津出発してすぐに、松浦川を渡り、高架の和多田駅に到着します。駅のすぐ南方には唐津線の高架がありますが、駅はなく、和多田駅を出るとすぐに 合流し、唐津の市街地の中を進み、唐津に到着します。福岡方面からの列車は唐津及び西唐津駅止まりとなり、伊万里方面へは唐津駅で接続しています。 （後編へ続く） |
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