このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

沖縄の旅のつれづれ −石垣島−


アダンのスリッパ 八重山みやげとしてなかなかのすぐれものが、パイナップルによく似た実をつけるアダンの木の葉を加工して作った履き物。
 アダンの葉っぱって、適度に固くてハリがあるし、表面の触感はすべすべしてるし、夏の室内履きにすると、むれなくて涼しくてとっても快適。でもって、100パーセント天然原料だから、捨てる時はぜーんぶ自然に還る。おおっ、エコロジカルだ〜。

 この履き物には、石垣島の公設市場2階にある特産品センターや、おみやげ屋「やちむん館」、波照間島の「モンパの木」など、いろいろなところで出会えます。鼻緒のついたぞうりタイプや、スリッパタイプなど、店によってバラエティがありますので、好みのかたちを捜してみましょう。。

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 東京から石垣島への直行便に乗る人は、石垣空港に着陸する時、しっかり心の準備をすること。滑走路が短いせいか、着陸したとたん思いっきりブレーキをかけるので、身体が前につんのめりそうになります。ぼーっとすわってると、前の座席の背もたれに頭をぶつけるかもしれませんよ。

石垣空港ロビー

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 石垣島に飛行機で行く人に。帰りの便がエアーニッポンの場合は、少し早めに空港に行って、トランスオーシャンのターミナルをのぞいてみましょう。エアーニッポンには申し訳ないけど、売店の充実度が違う。食堂もあって、ここのそばがおいしいという噂もある。これは未確認情報なので、自分で確認してきて下さい。
 あ、それから、ここの喫茶カウンターには、石垣島特産ソフトクリームがあります。これ、けっこうおいしいですよ。

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 石垣島の晩ごはんは、「はなき」がおすすめです。店の雰囲気もいいし。「ヂーマミ豆腐(ピーナツ豆腐)」はわたしもあちこちで食べましたが、「ヂーマミ揚げ出し豆腐」はここでしか食べたことがない! それから、「マンボウの握り寿司」も、ここではじめて食べました。そうそう、かの有名な60度泡盛「どなん」をはじめて飲んだのも、ここでした。沖縄タイムからいくとまだ宵の口だったのに、「ごちそうさまー」とホテルに歩いて帰って、ちょっとひと休み、とベッドの上にころがって……気がついたら朝。わたしの石垣の夜を返せー!

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 1995年9月、石垣島に行った時の話。ちょうど台風13号が通過していった後で、最大瞬間風速75メートルとニュースで聞いていたので、空港から乗ったタクシーの運転手さんに「すごかったんですってね」と尋ねてみました。すると、「電信柱も折れたし、車もひっくり返ったけど、大したことないさア」と淡々としたもの。「えーっ、でも、車がひっくり返るなんてスゴイじゃないですか」と問い返すと、運転手のおじさん、ニヤリと笑って、「まあね。でも、あれって時々、ドサクサにまぎれて気にくわない奴の車ひっくり返すこともあるらしいよ」と、とんでもないことを言い出すのです。
 その後渡った波照間島でも、タクシーの運転手がこんなこと言ってたよ、と話すと、「うちは台風が来ると安全な場所に車隠すから大丈夫」という返事がかえってきました。うーん、それって……?

 2年後に再び波照間へ渡ったとき、島の人と話していてその話題が出ると、島の人はこともなげに「ああ、車ひっくり返すなんて簡単だよ」と言いました。その後わたしは「コザ騒動参加者直伝」という車のひっくり返し方を伝授してもらいましたが、まさか実地に試してみるわけには、いかないよねえ。

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川平湾

 石垣島の川平湾に行った時の話。この日は曇り時々晴れという天気で、近くの於茂登岳のほうから、雲がどんどん流れてきていました。川平湾というところは本当に海の色がきれいなんだけど、雲が太陽にかかると、その色が褪せてしまうので、シャッターチャンスをねらうのはけっこう難しい。しばしカメラをかまえていたあと、「ああもう、雲がなければなあ」ともらしたとたん、近くで客待ちしていたグラスボート屋のおじさんが言いました。

「雲にも出る権利はあるからねぇー」


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 数年前、石垣島に行った時、町の薬屋の前に次のような「のぼり」が立っていました。

「くたんで〜ねぇびらに ワカゲン」

いまだに、あれはなんという意味だったんだろうと疑問に思っています。そもそもワカゲンって、なんの薬? 誰か知りませんか。

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 石垣市のあやぱにモール入口のケーキ屋 「メームイ」 のケーキはおいしかった! わたしは紅芋ショートケーキ、友人はスペインチーズケーキを食べました。紅芋ケーキはモンブランのように糸状に絞り出した紅芋の紫が鮮やかだし、スペインチーズケーキは濃厚なチーズの味とレーズンがポイント。紅芋ケーキは180円、チーズケーキは200円、コーヒーは400円でした。沖縄料理にちょっと飽きた時、ケーキとコーヒーでリフレッシュするのも、いいものですよ。

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 石垣島のペンショタ 「ぱいらんど」 は、石垣市の中心部、公設市場のすぐそばで、部屋も広くはないけどきれいだし、エアコンも完備していて、女ひとりでも安心して泊まれるお宿です。


 朝ごはんは500円ですが、絶対食べなきゃ損! わたしが泊まった朝は、ステーキと言ってもよさそうなビーフの焼肉、お椀ではなく丼に、ヤマトの基準ではたっぷり二人前はあるアオサとじゃがいものお味噌汁、サラダ、漬物、ご飯。それに加えてなんと烏骨鶏の生卵! その日は離島に渡るので、船酔いしないようセーブしようと思ってたのに、ついついご飯を3杯もおかわりしてしまいした。幸い船酔いしなかったけど……

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 石垣島離島桟橋そばの交差点のかどにある「730」というおみやげ屋には、他のおみやげ屋とはひと味違った、手作りのおみやげが置いてあります。藍染めやウージ(サトウキビ)染めのTシャツや小物、西表島で作っている手作り石けんや、月桃を材料にした紙で作ったはがきやしおりなど、お値段も手ごろです。
 手作り工芸品の置いてあるおみやげ屋では「やちむん館」というのが有名ですが、ここのおみやげは質が高いだけにちょっとお値段が張るので、友人に手軽に買っていく、というのはちょっと難しい。でも中にはお値打ちなものもあるので、こちらものぞいてみて下さい。

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 石垣島に行ったら、離島桟橋そばの交差点近く、市役所通りに面した本屋、新星堂をのぞいてみて下さい。石垣島ではいちばん「オキナワ本」の品ぞろえに力を入れている本屋です。沖縄料理の本やガイドブック、ダイビング関係はもちろん、「トートーメの継ぎ方」などという、ヤマトの人間にはなんのことやらさっぱりわからないような本もあって、なかなか面白いですよ。

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鍾乳洞の標識 石垣島の最新観光スポットといえば、95年にオープンしたばかりの「竜宮城鍾乳洞」でしょう。本土の龍泉洞や秋芳洞にくらべれば規模は小さいけれど、その分探検気分が味わえます。身をかがめないとくぐり抜けられない狭い所もあったりしますが、道はきちんとコンクリートで整備されているし、照明もゆきとどいているので全然危なくなんかありません。
 有名な鍾乳洞なんか、観光客の手の届くところはみんな金網でガードされちゃったりしているけど、ここの鍾乳洞はまだオープンしたばかりのせいかそんなこともなく、すばらしい鍾乳石や石筍が本当に間近に見られます。だからこそ、誰かが触ったり不注意に頭ぶつけて折っちゃったりしないでほしいと願わずにはいられません。
 洞内のめぼしいスポットにはいろいろ名前がついていますが、その標識には命名者が「石垣市 ○○」というように示してあって、島のみんなでいっしょうけんめい作り上げた観光名所、という感じがにじみ出ています。けっこう笑えるものもあります(考えた人には申し訳ないけど、「バショウのささやき」というネーミングには笑ってしまった)。

でいごの種* * * * *

 石垣島で空港から市街まで乗ったタクシーの運転手さんから、沖縄の県花「でいご」の種をもらいました。小豆色をした大豆、といった感じの、1.5センチから2センチくらいの豆です。木になっているけれど、でいごって豆の仲間なんですね。これ、植えたら芽が出るのかなあ。花まで咲かせるの、やっぱり東京では無理かなあ。でも新宿御苑にあるという噂も聞いたし。ま、でも、どっちみちアパート暮らしのわたしには無理。でいごの種はジャムの小瓶の中で、ずっと種のままでいる運命のようです。



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