このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
先日NTT出版の「アジア魔除け曼茶羅」(中城正尭 著)を読んでいたら、石敢当の話がのっていました。石敢当とは、T時路の突き当たりなどに置く魔除けの石碑で、「石敢当」という文字が刻まれています。沖縄の専売特許かと思っていたら、結構本土にもあるらしいんです。川崎駅前には宮古島から送られた大きな石碑型石敢当があるし、埼玉県や秋田県にもあるらしい。京都には石灯篭型なんて珍しいものもあります。みなさんの近所に石敢当ありませんか?
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先日、古本屋で昔の沖縄のガイドブックを見つけました。発行されたのは昭和47年。そう、今から27年前、「祖国復帰」を契機に、沖縄をより身近なものとして感じて欲しい、という願いのもとに作られたものらしい。まだ車が右を走っている「コザ市(今の沖縄市)」の街なみや、後ろに琉球大学の鉄筋校舎ののぞく守礼の門などの写真も興味深いけれど、それ以上に驚かされるのが27年間の物価の移り変わり。例をあげてみると、
昭和47年 平成10年 東京〜那覇の航空運賃(片道) 27,200 31,050東京〜沖縄の船賃(片道二等) 7,910 20,050タクシー初乗り(中型) 90 460定期観光バス(辺戸岬観光) 900 5,400沖縄第一ホテル(一泊最低料金) 1,440 6,000こうしてみると、他のものの物価が3倍、4倍、5倍になっているのに、航空運賃があまり変わっていないのがすごい。昔は安売りチケットなどなかっただろうから、25年前よりも安くなっているかもしれない。この他にも、米軍の保養地として描かれるオクマビーチや、リゾートホテルなど影も形もない西海岸など、興味深い記述がいくつもありますが、紹介するスペースがないのが残念。
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わたしは昔平和島の流通センター内のオフィスに勤めていたことがあります。そのころは毎日浜松町から羽田空港行きのモノレールに乗って通勤していました。わたしも沖縄大好きで、毎日せっせと働いたお給料をためて、沖縄へ行くのを楽しみにしていたくらいですから、羽田から沖縄へ行くときの、あのわくわくするような気持ちはよくわかります。でも、ウィークデーのラッシュアワーに、夏でもないのに短パンにタンクトップ、サングラスという、いかにもトロピカルな格好でモノレールに乗るのはやめてくれませんか。仕事に行く人たちにはとってもつらい眺めなんですよ、あれは。ハブにかまれて死んじまえ! などとは毛頭思いませんが、日焼けしすぎて病院にでもかつぎこまれればいいのに、という思いがちらりと脳裏をかすめることはありましたね(笑)。
それから、どうせ降りるのは終点なんですから、荷物は荷物台に乗せ、なるべく車両の奥まで入って、間違っても通路をバッグでふさいだりしないで下さい。ただでさえモノレールは入口付近が異常に込みあう構造になっているんですから、ね。
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