このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

オスロの旅のつれづれ


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  オスロの見どころ1 −オスロ市庁舎−
  オスロの見どころ2 −ビグドイ半島−
  オスロの見どころ3 −ホルメンコッレン−
  ノルウェーのおみやげ1 −ノルディック・セーター−
  ノルウェーのおみやげ2 −ガラス細工−


 3度目のスウェーデン出張の時、週末を利用してノルウェーのオスロに行きました。
 金曜の夜の便でオスロに入り、日曜の昼頃にはオスロを発つというあわただしい旅程だったので、あまりあちこち見ることができませんでした。でも、多少耳より情報も仕入れてきましたので、参考にして下さい。


オスロの見どころ その1 −オスロ市庁舎−

 オスロ観光で「はずせない」場所は、やはりこの市庁舎です。建物としての歴史はさほど古くありませんが、その入口や内部は、ノルウェーのさまざまな芸術家の作品で飾られています。それだけではなく、ここの一階の広間は、ノーベル平和賞授賞式の会場に使われているので、TVを通じて目にした人も多いでしょう。

 実は古いガイドブックには、授賞式会場はオスロ大学の講堂で行われると書いてあります。いつから市庁舎に変わったのかはわかりません。だからわたしは市庁舎を見に行った時には、ここが会場だとは知りませんでした。

 ところが日本に戻ってきてすぐ、テレビで授賞式の様子を見てびっくり! わたしが立っていたその場所に、PLOのアラファト議長がいるじゃありませんか。最近では、平和賞はよく報道されるので、そのたびにTVにかじりついて見るようになりました。

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オスロの見どころ その2 −ビグドイ半島−

 オスロ市内には、市庁舎の他にもムンクの「叫び」のある国立美術館や、ヴィーゲランの彫刻で飾られたフログネル公園など、見どころがいっぱいあります。わたしはここで、「叫び」の絵が一枚だけではないのをはじめて知りました(オスロ郊外のムンク美術館にも「叫び」があるらしい)。

 でもわたしがぜひ見たかったのが、やはりオスロ郊外、ビグドイ半島にあるいくつかの博物館。夏ならオスロの港からフェリーが出ていますが、冬はなくなってしまうので、バスで少々遠回りして行かなければなりません。それでもそこに行きたかったのは、そこに「コンチキ号」と「オーセベリイ・シップ」があるからです。

「コンチキ号」は人類学者トール・ヘイエルダールが自分の学説を証明しようと、ペルーからポリネシアまで太平洋を横断する時に使った筏です。その時の101日間の航海を描いた「コンチキ号探検記」は、わたしの子ども時代の愛読書でした。その筏を自分の目で見る日が来るなんて、思ってもみなかっただけに感激。

 オーセベリイ・シップはバイキングの船です。オスロの近郊で発掘された9世紀頃の船を復元して展示しているバイキング船博物館の中にあります。バイキングには、偉い人が死ぬと船を一艘そのままお棺にして埋葬する風習があったそうで、このオーセベリイ・シップは女王のものだったせいか、舳先の造りもとても優美。

 ビグドイ半島には、その他にもナンセンやアムンゼンが北極や南極の探検に使った「フラム号」の博物館などもあり、船好きな人にはおすすめスポット。わたしは本当は、もう一つある博物館、ノルウェー民族博物館(スウェーデンのスカンセンと同じように、昔の建物がたくさん移築されている屋外博物館)も見たかったのですが、残念ながらここで時間切れになってしまいました。

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オスロの見どころ その3 −ホルメンコッレン−

 これは実はわたしが自分の目で見たわけではありません。同じ頃出張していた会社の人から聞いた話です。

 オスロ市街を見下ろす丘陵の斜面にホルメンコッレン・スキー場があります。ここには冬季オリンピック・オスロ大会の時に使われたジャンプ台があって、その下にはスキー博物館もあるそうですが、それを見に行った人が、「ジャンプとスラロームのシミュレーション体験」をしてきたそうです。「むっちゃくちゃ怖かった」らしい。わたしはだいたい高い所とスピードが苦手なので絶対試してみる気にはなれないけど(それでなぜスキーやってるんだ! と言われますが、わたしも時々斜面の上に立った時に後悔することがある)、怖いもの大好きな人、船木や原田になってみたい人は、挑戦してみるのもいいかも。

 料金や時間等、詳しいことを知りたい方は、 英語のインフォメーション があります。

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ノルウェーのおみやげ その1 −ノルディック・セーター−

 ノルウェーの代表的なおみやげに、ノルディック・セーターがあります。雪やトナカイなどの模様が編み込まれていること、独特な形の止め金具がついていることがその特徴。スタンダードな形のものには、前開きのものと、途中まで開いてかぶって着るようになっているものとがあり、女性用は前開き、男性用はかぶりタイプが主流のようです。編み込み模様のせいかしっかりと厚手になっていて、暖かいけど脱ぎ着が楽。それにいかにも北欧らしいデザインが素敵です。ま、いろいろ説明するより見てもらったほうが早い。ノルディック・セーターの代表的なブランド、デール(Dale)がホームページを持っていますから、 こちら をご覧ください。

 ノルディック・セーターはスウェーデンでも買えますが、やはり本場はノルウェー。スウェーデンで自分用をすでに買っていたわたしは、せっかくオスロに来たんだから、妹夫婦のおみやげに買っていこう、と、あちこち回りました。一番品数の充実していたのは、SASスカンジナビア・ホテルの中にあるオスロ・セーター・ショップ。「よし、帰る日にここで買っていこう」と決めました。

 ところが……帰る前に立ち寄ってみたら、なんと店が閉まっている! 日曜日も営業しているのは確認してあったけど、午前中は休みだということに気づかなかったわたしがアホだった……ぐっすん。ヨーロッパって、往々にしてこういうことがあるんですよね。

 でも帰りにオスロ空港の免税店で、すてきなペアのセーターを見つけました。免税店だから安いし。助かった!

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ノルウェーのおみやげ その2 −ガラス細工−

 北欧は空気がきれいなせいか、どの国でもそれぞれ特色あるガラス製品の生産が盛んです。ノルウェーにも、ハーデランドという有名なガラス製品のブランドがあります。ここの代表的な製品は、北欧の動物たちをかたどった、クリスタルガラスのオブジェ。わたしはノルウェーのデパート、グラス・マガジーネで、とてもかわいいアザラシのオブジェを見つけ、友人への土産にしようとこの「ガラスのゴマちゃん」を買いました。

 さて、オスロからスウェーデンに戻ることになり、空港の手荷物検査を受けたところ、手荷物がチェックにひっかかってしまいました。わたしは別室で荷物検査を受けるはめに……検査をしてくれたのは女性の係官でしたが、化粧ポーチまでひとつひとつ開けて中をのぞくという徹底ぶり。でも怪しいものは出てきません(当たり前だろっ!)。

 さんざん調べたあげく、係官がふとおみやげの包みに目をとめ、「これはクリスタルか?」とききました。わたしがそうだと答えると、係官はそれを持って金属探知器のところへ……ピンポーン!

 クリスタルガラスには大量の金属が含まれているので、それが金属探知器に反応したらしいのです。わたしはようやく無罪放免となりました。それにしても、あなたの国のおみやげでしょ? だったら最初に「おみやげにクリスタルガラスをお買いになりませんでしたか?」くらい質問しなさいって!

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