このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
あなたの選択は正しい!
パーツショップの組み立て品は一見素人作りで頼りないものですが、ブランド既製品に比べ大きな利点があります。それはデバイスドライバーの入手が容易であること。
OSの入れ替えをする時一番問題になるのがデバイスドライバーです。デバイスドライバーというのは付属周辺機器を認識するためのソフトで、これがなければコンピューターはモデムなどの機器を付属品として認めず使用不能になってしまいます。具体的に言えばモニターの色がとんでもなく悪くなったり、モデムがつながらなくなったりするわけですね。
パーツショップの組み立て品ならこのデバイスドライバーをお店から簡単に入手できます。なんせお店の人達はそれを使って組み立てをしているのですから。コピー費用が多少かかるかもしれませんが、ぜひ以下のデバイスドライバーを入手しておきましょう。それでほぼ完全に入れ替えができるはずです。
・サウンド関係
・ディスプレイアダプター
・モデム
・モニター
さてそれでは日本語OSへの入れ替えを解説します。但し私はWINDOWS専門でLINUXやMACはよく知りませんのでここではWINDOWS98だけにさせていただきます。
(1)必要なもの
WINDOWS98のフルインストールCD-ROMと起動ディスク(2枚)。起動ディスクは日本であらかじめ作っておいてください。スタートボタン→設定→コントロールパネル→アプリケーションの追加と削除→起動ディスクの作成で作れます。
(2)入れ替え前の準備
まずはインストールされているWINDOWSを起動し以下のデバイスドライバー名、メーカー名をメモします。これは非常に重要です。忘れずにメモしておいてくださいね。
スタートボタン→設定→コントロールパネル→システム→デバイスマネージャー
を開けると各デバイス情報が出ます。なお当然ながら ”設定” や ”システム” などの言葉はその国の言語で書かれているはずですからアイコンを頼りに探してください。WINDOWSをある程度使い慣れていればわかると思います。
メモするデバイスの項目は
・サウンド関係
・ディスプレイアダプター
・モデム
・モニター
です。DVDなどの特殊なデバイスがある場合はそれもメモしておきましょう。その他のデバイスドライバーはほぼ問題なく日本語WINDOWSが片付けてくれます。(でも中にはスカな場合もあるかもしれませんから全部メモしておく方が安心かも)
(3)ハードディスクのフォーマット
次にPCの電源を切り起動ディスクの1枚目をAドライブに入れ電源を入れてください。勝手に読みこみを始め日本語の画面が出てくるはずです。あとは画面の指示に従い2枚目の起動ディスクを入れ A:\>まで進みます。途中でCD-ROMをサポートするかどうか選択するところがありますが、これはどちらでもかまいません。どうせフォーマット後に一度電源を切らないといけませんから。
A:\>まで進んだら起動ディスクを1枚めに交換し format c: をタイプしてエンターキーを押します。「データを消しちゃうよ、後悔しないね?」というメッセージが出ますがかまわずYes。そのままハードディスクのフォーマットを続けます。
フォーマット後ボリュームラベル云々のメッセージが出ますがこれも必要ないのでかまわずエンターキーを。これで外国語WINDOWSは消え去りました。ここで一旦電源を切ります。
(4)日本語WINDOWS98のインストール
再度Aドライブに起動ディスクの1枚目を入れ電源を入れます。今度はCD-ROMのサポートを選択しA:\>まで進みます。この間CD-ROMのデバイスドライバーをインストールするメッセージが画面上に表示されますからエラーが出てないかよく見ておいてください。ごく稀にエラーが出る機種があります。以前FUJITSUのDESKPOWERでデバイスインストールを拒否されたことがありました。
ここまで来ればWINDOWS自体のインストールは簡単です。CD-ROMドライブにWINDOWS98のCDを入れ、A:\>で E: とタイプしエンターキーを押します。するとCD-ROMに入れます。ここで何故Eなのかというと通常CD-ROMが使うはずのDが仮想ドライブになるからです。
さて E:\> に入ったら次は dir/w とタイプしてエンター。WINDOWS-CDの内容が表示され、その中に setup.exe というファイル名が見つかるはずです。それを確認したらおもむろにsetup.exe をタイプしてエンターキーを押しインストール開始。後は画面の指示に従ってインストールを完了してください。
(5)デバイスドライバーのインストール
さてWINDOWSのインストールが終わったら次はいよいよデバイスドライバーです。
スタートボタン→設定→コントロールパネル→システム→デバイスマネージャー
でデバイスマネージャーを開け各デバイスの情報を確認します。先ほどのメモと比較してください。メモの内容と違うものがいくつかあるはずです。特に先に挙げた4つのデバイスが違っていて、モデムはなくなっていると思います(その他は少々違っていても問題ありません)。
ここで各デバイスのプロパティ画面を開け、その中の ”ドライバーの更新” を開けます。少し進んで検索方法の選択画面が出たら ”特定の場所にある・・・” を選択、次の画面では画面右下にある ”ディスクの使用” 、続いて ”ディスクからのインストール” へ。ここで入手したデバイスのディスクを入れ参照ボタンを押してそのドライブからドライバーを探します。ドライバーがフロッピーディスクならAドライブ、CD-ROMならDドライブです。この時点ではCD-ROMはDドライブになっています。
モデムはコントロールパネル中の ”モデム” から進めばインストール画面までたどりつけます。またモニターはドライバーをつかわなくても ”プラグアンドプレイモニター” で充分使えます。
さてこれでデバイス類も使えるようになったはずです。あとは自分の使いたいソフトをインストールし好みの設定にするだけ。何も問題はないはずです。めでたしめでたし。
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