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恵友会的旅講義

足はどうする? 公共機関編


ここでは、公共機関利用での旅のアドバイスの放送をしています。


皆さんも旅行する際の移動手段と言えば、鉄道、バス、飛行機、船、 自動車、バイク、自転車、徒歩というところだと思いますが、交通手段は数有れど旅をする人数にもよりま すが我々恵友会は貧乏旅行に的を絞れば一般的に考えて一番お得な交通機関は鉄道だと思われますが、 ここではそれらを中心に簡単なアドバイスをお話ししてみる事にします。

◆  鉄道  ◆

 旅の基本は鉄道でしょう。時間がかかる、本数が少ない、疲れる、時刻表を見るのが面倒くさい等の理由 で敬遠する人も、最近は時刻表の見方が分からない人が居る事も多いようですが、鉄道に乗ること自体、旅 の楽しみ方の一つだと思いますけれども、いかがでしょうか?
一度鉄道に乗れば、暖房も冷房も効いている最適な居住空間、夜行に乗れば宿代わり、車窓を楽しんだり地 元の人達といろいろな話しをしたり、駅弁を食べてみたり、寝て体力を回復したりと、貧乏旅行ではさまざまな 場面で使える交通機関だと思います。
しかし、鉄道の運賃は意外に高いものです。学割を使える人ならまだいいですが、使えない人にとってみれ ば新幹線や寝台列車など使うと莫大な出費から逃れられません。。普通に乗車券を買うのも馬鹿臭いもので す。そこでせっかく各鉄道会社から出ているいろいろな企画切符を利用しない手は無いと思います。
それでは,その企画切符について紹介していきたいと思います。

▼  青春18きっぷ  ▼

青春18きっぷ』はJRグループが春,夏、冬の休みにあわせて年3回,発売期間,利用期間限定で発行 している切符の事です。金額は5日(人)分で1万1500円(98年12月現在)。
つまり,1日(人)当たり2300円で全国のJRの普通列車,快速列車,連絡船に1日24時間(午前0時か ら24時まで)乗り放題な素晴らしい切符なのです。

例えば,東京11時43分発大垣行きの夜行列車『ムーンライトながら』を利用して乗り継いでいけば,翌 日の21時には九州の博多に到着してしまうんですなー!それがわずか2300円(0時を過ぎて最初の到着 駅までの運賃,一部区間の全席指定料金は別途費必要)お得な点としては、乗り降りする区間や方向に制限が無いので,同じ区間を何度往復しても,同じ駅で何回乗り降りしてもOK ただし,利用期間が過ぎると使えなくなるので注意しましょう。夏の残りを冬に使うという事は出来ないん ですな。

また,この切符の名称からして,若者しか利用できないという印象を受けますが,実は年齢制限無しなので 、オジ様でも大丈夫です,使えます。(笑)友人との旅行だけではなく,家族での旅行にも使えますので,利 用しない手は無いです。組み合わせを考えて利用しましょう。

このきっぷの詳しい情報,上手いきっぷの使い方については『 18きっぷ攻略法 』 の番組内にて放送していますので,興味のある方,詳しく知りたい方はコチラの放送をお聞き下さい。


▼   周遊きっぷ  フリー切符  ▼

周遊切符とは,全国67ヶ所の周遊エリアで新幹線を含む(東海道新幹線を除く)特急,急行,普通車自由席に乗 り放題の『ゾーン券』に『行き券,帰り券』をセットにし、周遊ゾーンの往復にJR船を片道201キロ以上利 用する場合に発行される,セミオーダーメイドのキップの事です。
北海道,九州,四国の各周遊ゾーンに行く場合は航空機を利用する事も出来ます。 『ゆき,かえり』のJR券は原則として一般2割引,学割で3割引になります。 往復の経路を自分で設定できるので個性的な旅をしたい方にお勧めのキップです。

フリーキップは大きく分けると『往復タイプ』と『着地タイプ』 の2種類に分ける事が出来ます。
『往復タイプ』は行きかえりの切符とセットになっています。
上で説明した『周遊キップ』と似ていますが,片道○以上・・という条件がありませんので余り遠くに行か ない場合や、首都近郊に旅行に行く場合に便利かと思います。

着地タイプ』の代表例を挙げると『北海道フリーキップ』(私もこれのお世話になりました) 『四国フリーキップ』、『九州レディースパス』等があります。
往復の切符がついていないので,航空機で往復しようと考えている人には便利かと思います。ただし,注意 してもらいたい点は,年末年始などの多客期は使えない物が多く,期限が決められていることに注意して下 さい。それぞれ有効期間や設定時期があるので事前にきちんと調査する必要がありますが、上手に使って運 賃を安く上げましょう。

▼   その他のお得なテクニック  ▼

グループ旅行で新幹線を使う場合、迷わずに回数券を買った方がお得です。
新幹線の回数券は4枚つずりで有効期間は各3ヶ月になっています。回数券は,1枚づつ切り離して使えま すので,グループ旅行をする場合は,皆で買って,皆で使う事が出来ます。
例えば,東京−京都間の新幹線指定席特急回数券は6枚で7万3260円だから,1枚当たり1万2270円。
通常なら1万3220円だから950円のお得になりますよ(99年2月現在 通常期)ただし、この技は年末年始などの 多客期にはつかえないので、要注意して下さい。


◆  船(フェリー)  ◆

時間にある程度の余裕がある場合は船旅をおススメします。
本州−北海道・九州便などの長距離航路は最低ランクの2等船室だとかなり安上がりです。
例えば2等片道利用の場合、新潟−小樽便は5,250円、東京−苫小牧便は12,060円、川崎−宮崎便は18,050円 てな感じです。でもひたすら海の上を走るだけなので一人旅だとちょっとつまらないかも知れません。外見 ても見渡す限り海しか見えないですし。また船酔いする人には地獄が待っているかも知れません。

中短距離航路も時間的不利を考えなければ数千円ぐらいですむ区間が多く、運賃面で考えると、とてもお得です。 航路によっては実は陸で行くより船の方が短時間の所も有ります。(九州−四国便など)
船内は大抵大広間でゴロッとできるので、貧乏旅行で疲れ切った復路に利用するといいかも知れませんね。 貧乏旅行は体力が無いと戦えませんから。鉄道の「18きっぷ」とフェリーを上手く組み合わせると幅が拡が り、少ない費用でかなり遠くまで行けるかもしれません。


◆  飛行機  ◆

 なんと言っても到達時間が早いのが魅力ですが、なにしろ運賃が高い。貧乏旅行一本でやり通す場合 にはどうしても選択肢から漏れてしまいます。
しかし,最近では航空料金の自由化で、各航空会社共に価格競争が激化しているのは知っておられる事かと 思いますが、この現象は利用者にとって見ればとてもありがたい現象であると言えるでしょう。お金の面で もかなり安上がりに行く事ができるようになりました。時間や距離などを他交通機関とじっくり比較してみ れば、昔に比べて意外に安上がりに旅することが出来るようになっております。

▼   事前購入割引  ▼

搭乗距離によって無料航空券が貰える『マイレージサービス』もいいですが、即、旅に役立つお得なサービ スといったら『事前購入割引』(早割)というものが有ります。
例えば,2ヶ月前の発売開始日から28日前までに予約すれば40%から50%割り引きになります。 21日前までの予約なら30%割引になるなど,各航空会社によって割り引き率や予約期限,利用不可期間が違 うので,しっかり確認してサービスを受けてください。

▼   スカイメイト  ▼

帰省などで何度も航空機を利用する方なら,『スカイメイト会員』になっておく事をお勧めします。
12歳から21歳までの各航空会社のスカイメイト会員は、予約無しの空席利用なら,少しカウンターで待たさ れる事が多いですが,通常の50%割り引きになったりします。『日本エアシステム』、 『日本エアコミュニケ−ター』の予約スカイメイトの場合になると突然の フライトでも前日までに予約すれば25%の割引で搭乗する事が出来ます。
入会の手続きは,各航空会社の営業所,空港カウンターで受け付けています。
入会金1000円と未分証明書,顔写真が必要になりますので忘れずにお持ち下さい。(^^)


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