このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

どこに泊まろう?(2)
恵友会的旅講義

どこに泊まろう? 宿泊施設編


ここではおもに宿泊施設についての放送をしています。

普通の旅行で疲れを癒す場所といったら、『宿』ですな。
やっぱり美味しい食事を食べたり、ゆっくりとお風呂につかりながら鼻歌を 歌って見たり,ふかふかの布団でぐっすり眠ったりと,幸せを満喫できる所です。

しかし,貧乏旅行をする者であれば,これらの贅沢はしたくとも出来ないはずです。
なぜなら,私が考えるには,旅での大きい出費といったら交通費と,宿代だと,かようにおもっとる訳です けれども,皆様はどうでしょうか?つまり,この宿代を安く上げない事には貧乏旅行はなかなか成功しない と思うのです。 そういうわけで、貧乏旅行での宿について,少しお話していく事にしましょう。


◆  ビジネスホテル  ◆

ビジネスホテルというのはえてして狭いですが,個室でバス,トイレ付きというのがとても便利だと思いま す。それに,基本的に貧乏旅行では宿泊施設は素泊まりになりますので食費が高くつくということは無いか と思います。また,気ままな一人旅ともなれば到着時間や出発時間が遅かったりする事が多くなりますが, こういうホテルでは余り時間の心配をする必要がないというのも大きなメリットです。

気になる料金の相場の方ですが,大体5000円付近で落ち着いているところが多いです。設備の方も一応最低 限の物がそろっている事が多いので、とんでもなく大はずれの所といったものは余りありません。 ホテルによってはコインランドリ−や生活用品なんかを売っている所も有るので要チェックです。
一人,又は若干名の利用でならばお勧めできる宿泊施設と言った所でしょう。

夜行列車や,野宿ばかりでは,体の疲れが溜まってしまいます。そのため,体力回復ということで,数日に1 回ぐらいの割合で利用するのがベストです。なお,ホテルには当日の飛び込みというのは余り泊めてもらえる 可能性は低いと思いますので,事前の電話による予約が必要となってくると思います。シーズン期には有名 観光名所の有る町なんかは予約でいっぱいの所も出てくるので,早めの電話予約をお勧めします。


◆  旅館、民宿  ◆

旅館,民宿といっても普通の街中にある庶民的な家の事です。
これらは基本的にシーズン期になると普通の家から宿に変わるタイプの宿泊施設なので、施設的にはあまり よろしくない所が多いです。女将サンも、その家のおばあちゃんだったり、風呂,トイレは共同、部屋は相 部屋でさほど広くは無く、ご飯も,あまり美味しくない所が多かったりと,結構当たりはずれが多いギャン ブル的要素の高い宿泊施設と言えるでしょう。

しかし,それらを上回るメリットがここにはあります。
まず,宿泊代も安い所が多いです。飯有りの所でも5000円を切る所が多いです。きちんと飯が食えて,布団 でぐっすりと寝ることが出来て,風呂にも入れるなんて、貧乏旅行では考えられない贅沢とも言えるでしょ う。また、かなり家庭的なふいんきの所が多いので苦手な人も居るかも分かりませんが,『そで振り合えば 多少の縁』という言葉もありますので色々と親切にしてもらったりして思い出を作りましょう。

ちなみにこの様な宿泊施設は時刻表や宿泊表などの一般の本には載っていないことが多いです。 駅の近くに有る案内地図で見つけたり,観光案内所で調べてもらってもらうなど,ドコかで紹介をしてもら わなければ泊まる事が難しいし,見つける事もままなりません。また、去年やっていたから今年もまた同じ 所に泊まろうとしたら,今年はやっていないと言うのが時々有りますので注意して下さい。


◆  公共の宿  ◆

大多数の人数での旅行ではいわゆる国民宿舎や市町村営の保養所のたぐいが安くてお勧めです。
相場は6千円ぐらいです。サークルの皆様で行くなど,団体割引を使えば5千円を切る所も有ります 素泊まりできる所もありますが,大抵の所は素泊まり無しの所が多いので,貧乏旅行での宿泊には向いてい ません。また,早めの予約をしておかないと,部屋の予約を取ることが難しくなっています。
少なくとも1週間前ぐらいに電話で予約をしておきましょう。季節や場所によってはもっと速く予約を入れ ておかないと難しい所も有ります。

施設的には普通のホテルと大差はありません。仲間内でわいわい騒ぎながら飲み明かすのもいいと思います 。一人でここに泊まるというのは,少しずうずうしいかもしれませんな。


◆  ユースホステル  ◆

若い人達中心に人気のあるのがユースホステルです。
一応会員制になっておりますが,会員じゃあなくとも利用の可能なユースホステルも有るので,まずは電話 をして確認を取ってみるのが大切です。
また,各ユースホステルごとに特徴があり,その日に泊まった人で何かをやると言った企画付きの所もあり、 みしらずの人とのコミニュケーションを取ることもまたいい思い出となることでしょう。 どんな旅をしてココに辿り着いたとか、旅の話題で盛り上がれる事間違い無しです。 普通の宿と感覚が少し違い,共同生活ってイメージを与えてくれるんですよね。ここは。

相場的にも安い所がとても多いです。中には素泊まりで3千円を切る所もありますが、大抵は4千円後半ぐら いな所でしょうか。施設的には余りひどい所というのはまだ私はお目にかかった事は有りません。 場所によってはとても風呂が大きかったり,コインランドリ−があったりして結構便利です。
部屋は,大抵相部屋になることがとても多いです。その時は部屋に入る時に『こんばんわ』の挨拶を忘れず に心がけるようにすれば楽しい夜がすごせる事かと思います。
思い出が作れて,しかも安い費用で泊まれてるなんて貧乏旅行には最適な宿泊施設かもしれません


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