このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

HOゲージ9600キットを79618号機にする!!
先日、たまたまリサイクルショップに立ち寄ったところ、珊瑚模型の9600ベースキットなるものを見つけてしまいました。比較的安価だったので特に気になったのです。
商品説明を見ると・・・「モーター無し、ギアボックス無し、動輪とボイラーに錆び有り」。つまりこのままでは組んでも走りません・・との事です。
それでもどうしても気になったので購入する事にしました。
どうせ組むなら、そのままの形では無く、思い切って有名な「北海道の二つ目重装備・79618号機」にしてしまおうと、考えたのでした。
珊瑚模型15周年キットとの」事。
ぎゃー!!35年程のキットなのですね。
基本構成は至極簡単です。ベースキットとはよく云ったもので、正にベースキット・基本的なパーツしか入っていません。
とにかく基本的な9600キットを重装備79618号機にするのは結構、大変です。
大まかに追加使用するパーツ・・給水ポンプ・ATS発電機・二つ目ヘッドライト・そして何より大変なのはボイラー上に付く、給水温め器です。結局給水温め器は6mmの真鍮パイプで自作する事になりました。
足回りから制作を始めましたが・・細かな写真撮影を忘れてしまいました。動輪の錆び取りから始まって・・・そうです!!思い切り大切な事・・・このキット、何故か動輪部分のシャフトのみ、13mmゲージだったのです。その他の従輪・キット構成は全て16、5mmなのに。
やはりこういうところでジャンクの怖さが出て来ます。結果、まったく同じでは無いのですが、16、5mmのシャフトを購入して、無理やり9600の動輪に合す加工を施しました。
ブレーキシューも無いので、真鍮版からこのように自作しました。
そして制作はここまで大きく飛躍!!二つ目ライトは簡単なLEDを組み込んで点灯するようにしました。煙突上の回転火の粉止めも真鍮板とステンレスメッシュで自作しました。ナンバープレートも手に入りませんでしたのでやむなくパソコンで自作しました。細かいパーツのほとんどを自作したため、キットに組み付けるよりもパーツ作りに相当な時間を要しました・・・・。
キャブ内も何もなかったので、当初は予定していなかったバックプレートを付ける事にしました。また、ボイラー後部がキットのままでは長すぎたのですが・・組んでからその部分を切断するのに相当苦労しています。
やはり、最初からよく見て検討する事が大事ですね。
バックプレートは96のものが無かったので、何となく形が似ている8620のものを改造・加工して取りつけました。運転席も付けました。
後記

なるべくキットに添付しているパーツは使おうと思って制作しました。エアタンクの長さも少し問題があったにもかかわらず使用しています。なるべくお金をかけないで(市販パーツを使わない)制作しようという試みのうえで作りましたが・・・結構な額になってしまいました。
エアタンクの位置が元キットと大きく違いますので、ランボードの加工はかなり面倒でした。(それはもう・・穴だらけ・・・)その加工中の写真は撮り忘れています。
HOは楽しいけれど、際限無くディテール表現、そして発展をしようと思うと・・恐ろしい事になってしまいそうです。
やはり、私にはNゲージの加工が向いているようです。
前のページへ戻る
トップページに戻る
塗装するかどうか悩みましたが、結局、しばらく真鍮地のままで放置しようと考えました。
そして、完成?!
ライトレンズや標識灯レンズも入れました。
二つ目ライト点灯!!
それなりに恰好良いですね。
バルブギアの組み立てが結構シビアです。かしめなければいけないポイントがあるのでかなり気を使います。スムーズに動輪が動くように作るには相当な調整が必要です。
またクロスヘッドのハンダ付けは技術の要るところ。
●リベット表現が全く無い端梁の表現に・・ここは頑張って0,3ピンバイスで穴を空け、真鍮線を通していきます。(嗚呼!なんと勿体ない使い方。)裏からハンダで固定して前は切り取り整形します。
キャブの制作。ポンポンと各パーツをハンダ付けして、自作のバタフライスクリーンを可動するように取り付けました。
キャブとボイラーを組んで、自作の給水温め器を乗せて(この時点では少し位置が高い)、いろいろと自作パーツを組んでいきます。
ちなみに回転火の粉止めはこんな感じで作りました。(この写真ではよくわかりません?)ガードは真鍮版を展開図化して切り整形、クルクル部分は真鍮版を丸めて、上部にステンメッシュを貼ってあります。
そして細かいパーツを実車写真をよく見ながら取り付けていきます。真鍮線による、パイピング表現は針金細工のようで結構楽しいです。
追記
●動力組み込みの写真が出てきましたのでアップします。写真は試作ですが、概ね、このようにモーター(エンドウ製)を組み込んでおります。ギアボックスはアダチのSL用を使用しました。電気シェーバーのモーターが意外に強力でそこそこ小型だったので使おうと思い、試行錯誤・・・。約3mm長い故・・どうしても収まらず没・・・・。

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください