このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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●B20の製作
●H26年に発売されたB201号機キットです。今回はこれをワザワザ・・10号機梅小路風にしたいと思います。
●ワールド工芸のB20は、極小模型なのに自走します。モーターは携帯電話用の小型モーターが使用されていて、一般のNゲージ用コントローラーで運転の際は負荷がかからないように軽めが基本です。でも、こんなに小さいのに、自走し、尚且つプロポーションも良く出来ているので好きなキットです。同社では初期から何回も改良されつつ定期的に発売されていて、私自身4輌も組みました。
●上回りと下回りをハンダ付けで組み上げたところです。
●上回りのディテールアップが終了した状態です。10号機はATS発電機なんかも装備されていて、楽しいです。やえもんデザインさんのパーツに加え真鍮線を使って加工しています。空気作用管は電気コードをほぐした銅線を使っています。
●動力部です。今回のキットには、モーターバンドが付いており安定して固定することが出来ます。ちなみに以前は直接、モーターをフレームにハンダ付けするものでした。ただ、走行に際しての調整は結構シビアです。
●上と下を組み合わせて完成。大型蒸機に比べて何とラク?なものか。
線路の上に置いて走行チェックをします。特に問題が無かったので、塗装です。
●そして完成!!
半艶ブラックで塗装。
各部を磨き出して終了!!
●こちらは非公式側。
コールバンカーに実機には装着されていない石炭覆いのようなものが付いているのですが、私的には好きなのでそのままにしておきました。
●次は1号機です。これは以前に組んだものをレストアする事にしました。何故かというと塗装にやや難点があったのと、走行が不安定で腰ふり状態であったためです。シンナープールに漬けて塗装を剥がした状態にしました。
●ギアの噛み合いもイマイチだったため、分解したら・・・滅茶苦茶になってしまいました。なにしろワールドキットの最大の特徴であるギアボックスを組むと容易にメンテナンス出来なくなる。という構造のためです。無理を承知のうえ、覚悟を決めました。
そして・・完成!
走行性能も良くなり、塗装もぼちぼち出来ました。
●このキットはもともと1号機仕様でしたのでそのまま1号機にしました。ただ、現役時代は前面のみしか、ナンバープレートを装着していなかったようなので、この形態は保存機仕様という事になるのでしょう。
●非公式側です。
B20は小さいので可愛らしいです。
●前が1号機、そして10号機です。
タバコの大きさから判断して、いかに小さな模型か。というのがわかると思います。
ついでに・・・鹿児島機関区時代の10号機もレストアしました。このキットは最初に発売されたものです。キットには沢山ナンバープレートが付属していました。
●現役時代の10号機はべニア板に白文字で描かれた簡素なプレートを付けていたそうです。そこで・・・今回はパソコンで白文字のナンバープレートを製作しました。
フロントと後部にはトラ塗り塗装がなされていたようなので、それも再現してみました。
●後部です。キャブにフィギュアを乗せてみました。
●3輌並べてみました。
嬉しいなァ〜!!
■製作後記
小型ながら良く出来ているキットです。製作には小さいからといって侮ると大失敗をしかねない代物です。
プラ量産品が発売されれば、それなりに素晴らしいでしょうが、これはこれで小さくても金属製。色あせる事は無いと思います。
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