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特急東海、ふじかわ、あさぎりの旅

2007(平成19)年3月3日(土) -その2-
静岡
静岡鉄道

10年前は、ここから浜松行きの普通列車に乗り換えたのですが、今回は、静岡・清水で観光をすることにして、まずは、新日本三景の一つ、「三保の松原」へと向かいます。

静岡駅から歩いて10数分のところにある新静岡駅から静岡鉄道に乗車し、新清水駅を目指します。
静岡鉄道は、新静岡と新清水の間、JRでは途中2駅の区間に、13駅が設置され、また、昼間は6分という運転間隔からも、多く方々に利用されているということが伺えます。
20分の乗車で、新清水駅に到着しました。

左:静岡鉄道
(以上、新静岡駅にて)

御穂神社鳥居
御穂神社

新清水駅からは、駅前のバス停からバスに乗り換えます。

バスを待っていると、「エスパルスドリームプラザ」というショッピングセンター行きの無料シャトルバスが超満員の状態で到着し、待っていた数人をやっと乗せて発車していきました。
その後、三保の松原へと向かうバスが到着しましたが、こちらのバスはそれほど混雑していませんでした。

途中、波止場バス停を過ぎると、先程の無料バスが向かった「エスパルスドリームプラザ」が見えました。
しばらく進むと、「駐車場」という看板とともに、何台もの車が駐車してあるのが見え、また、清水エスパルスのオレンジ色のユニフォームを着た方々がたくさんいらっしゃいました。
後でわかったのですが、この日は、Jリーグの今シーズン開幕戦が日本平スタジアムで行われ、その試合を観戦しに行くサポーターの方々でした。
そんな、清水らしさを存分に感じながら、しばらくして、バスは「三保松原入口」バス停に到着し、下車しました。

案内標識の示す方向に歩いていくと、まずは、御穂神社に辿りつきます。
御穂神社の境内を抜けると、「神の道」と名付けられた松並木が続いていました。
松並木をしばらく進むと、一旦景色が開け、土産物屋や観光バスが並ぶ駐車場へと出ました。
そして、その後ろには、見事な松林が続いていました。
階段を上がり、松林へと入ると、その先には、駿河湾が広がっていました。
松林の真ん中には、樹齢650年以上といわれる、「羽衣伝説」で有名な「羽衣の松」があります。
前の年、地元でこの「羽衣伝説」にまつわる能「羽衣」を見ていただけに、なんとも感慨深いものがありました。
しばらくこの風景と、厳かな天女の舞をダブらせていました。
松林を抜け、砂浜から三保の松原を見渡していると、遠くにうっすらと富士山が見えました。
三保の松原と富士山といえば、「銭湯の壁絵」というイメージがあります。
しばらく眺めていましたが、バスの時間が近づき、三保の松原を後にしました。

左上:御穂神社鳥居
右上:御穂神社
左中:神の道
右中:羽衣の松
左下:三保の松原と富士山
右下:太平洋が広がる

神の道
羽衣の松
三保の松原と富士山
太平洋が広がる
駿府城 巽櫓と東御門橋
徳川家康公之像

バスと静岡鉄道を利用し、再び、新静岡駅に戻ってきました。

次は、徳川家康により築城された駿府城跡にある、駿府公園へと向かいました。
新静岡駅から歩くとすぐに、外堀や石垣が見えてきます。
外堀に架かる橋を渡り、しばらく歩くと、内堀に囲まれた石垣や、復元された巽櫓が見えてきました。
その先にある東御門橋を渡り、東御門から園内へと入りました。
園内に入ると、テレビのカメラマンがいたり、仮設の柵が設置されており、「何だろう?」と思いつつも、歩を進めました。
園内では、のんびりと時間を過ごす家族連れなどの姿がありました。
駿府公園のほぼ真ん中は、かつての駿府城本丸跡であり、左手に鷹をのせた徳川家康の像がありました。
その横には、「家康公お手植えのミカン」という立て札があり、柵に囲まれた木が育っていました。
この木は、徳川家康が駿府城での隠居時代に、紀州の徳川家から献上されたミカンの木だそうで、しばらくその時の様子に思いを馳せました。
再び園内を歩き始めると、何やら案内板があり、カメラマンや柵は、どうやら翌日に行われる「静岡駿府マラソン」の準備のようでした。

内堀に架かる西門橋を渡り、その先の外堀も越え、次は、静岡浅間神社へと向かいました。

左上:巽櫓と東御門橋
右上:徳川家康公之像
左下:家康公お手植えのミカン
右下:西門橋からの眺め
(以上、駿府公園にて)

家康公お手植えのミカン
西門橋からの眺め
総門
楼門

しばらく歩くと、大きな朱色の鳥居が見えてきました。
「おぉ、やっと着いたか」と思ったのですが、その横には「大歳御祖神社(おおとしみおやじんじゃ)」とあり、近くにあった地図を見ると、どうやらこの一帯には複数の神社があり、浅間神社はその先にあるということがわかりました。
境内を歩いていけば辿りつけるようでしたが、自身の性格上、先に鳥居をくぐってからでないと、何となく気分がよくないので、一旦道路に出て、浅間神社の鳥居を目指しました。
しばらくして、浅間神社の鳥居と門の前に辿りつき、そこから境内に入りました。
「冨士新宮 富国総社」と額に書かれた門をくぐると、一つの神社の前に出ました。
何の気なしに右手へ行き、写真を撮ってから御賽銭を上げようと賽銭箱の前に行くと、門に入るときから気にはなっていたのですが、「神部神社」と「浅間神社」という二つの記述があり、「今、目の前にあるのは何神社?」という疑問が湧いたのですが、どうやら(この表現が正しいかはわかりませんが)向かって右側が神部神社で、左側が浅間神社ということでした。
よく見ると、手水舎も左右にそれぞれありました。

そろそろ次の列車の時間が近づいてきたので、大歳御祖神社の鳥居の前から続く浅間通りを抜け、静岡駅に向かいました。

左上:総門
右上:楼門
左下:浅間神社
右下:神部神社
(以上、静岡浅間神社にて)

浅間神社
神部神社


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