このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ユースホステル超初心者FAQ
〜日本彩発見〜

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応用編

ホステラーって何ですか?

YHの宿泊者のことを指します。

ペアレントって何ですか?

宿のオーナーのことです。現在ではマネージャーという名称を使うようにしているようです。
昔は、青少年(宿泊客)の親がわりにという意味だったと思いますが、今はマネージャー以上の年齢の宿泊者が増えた事や、昔のような宿泊客に食器洗いや清掃などをさせるところもなく、注意や指導なども行なわれなくなったことから今はこの名前を使わないようにしているようです。

ヘルパーって何ですか?

ヘルパーとはYHのスタッフであり、運営を手伝うという意味でそう呼ばれるようです。ほとんどの所は小額の謝礼のみで、住み込みで働いているボランティアです。一般的に若い女性の募集が多いです。ちなみにマネージャーの結婚相手は元ヘルパーということもあるようです。
YHでは、宿泊代を支払わずにYHに居候して宿の運営を手伝う人、ヘルパー、常連さんなどが入り乱れていて、誰が客で誰が宿の人かわからない所もあります。お客さんと宿のスタッフとの線引きが出来ていなくて、不快に思う方もいるようです。

ツアーってどういうもの?

みんなで行く散歩程度のものや、色々な観光スポットをみんなで回るはとバスみたいなもの、そこで一日何かを体験するようなものまで様々です。
軽いものだと、夜空や夜景を見に行ったり、温泉にみんなで行く、などがあります。大掛かりなものでは、クロスカントリーやスキューバダイビング、熱気球、カヌー・ラフティングなどがあります。
軽いツアーでは無料か実費程度ですので、予定が合うなら気軽に参加する事が出来ます。大掛かりになものですと費用も増しますし、危険の伴うものでは保険料もかかりますので、事前の費用の準備が必要となります。

「お帰りなさい」と言われましたが?

YHでは、宿に着くと「お帰りなさい」、送り出す時には「行ってらっしゃい」と声を掛けてくれる所があります。ペアレントと呼ぶのと同様に、青少年の教育の場なので、自分の家のように親代わりに接するよということの表れで、今ではそのように出迎える所も少なくなっています。
ちなみに、高級旅館でも、おかえりなさいと出迎えてくれる所がありますが、これは自分の家のようにくつろいで欲しいという、おもてなしの心・ホスピタリティーに由来するものですので、同じ言葉でもYHの考え方とは違うかと思います。

自炊はできますか?カップラーメンは食べられますか?

国内のYHのほとんどの所で自炊は出来ません。カップラーメン用にお湯をくれたり、電子レンジくらいは使わせてくれるかもしれませんが、事前に確認した方がよいかと思います。
ちなみに薬を飲むための水を下さいと言っただけで嫌な顔をされて、断られたYHもあります。

とほ宿って何ですか?

とほ宿とはYHと同様に男女別相部屋で、旅人同士の交流もしやすく、YHと似ていますが、とほ宿は個人経営の宿が自由に参加している集まりです。詳細は とほ宿のサイト をご覧下さい。(別ウインドウが開きます)
設備面では劣っても、それをソフト面でカバーしている所が多いかと思います。そのため、部屋がすごく狭かったりする一方で、アットホームなところがあり、よくいえば、旅人同士でいい交流が出来ますが、逆に言えば、常連が多く、一般の旅人を受け入れがたい雰囲気の所が多いことも事実です。

YHはとほ宿とは全く違い、文部科学省認可の財団法人であり、そこからYHのお墨付きをもらっている以上、ある一定の公共性が求められると思います。
しかしながらYHでは、あまり公共性というものが重視されておらず、宿主がとほ宿と同じ意識を持っている所が多いのが現状です。

どんな年代の人が泊まっているのですか?

人気のある田舎のペンション系の年齢層は、30代半ば〜60代位の方が多いと思います。都市部や有名観光地近くの所には若い人も多く見かけられます。

男女の出会いはありますか?

昔は出会いがたくさんあり、その出会いから結婚に至るケースも多数ありました。YH新聞には「おめでとうホステラーズ」というコーナーまでありました。これはYHで出会った人が結婚報告をするコーナーでした。テレビのあいのりに近い雰囲気だったのかもしれません。
会員数の激減、特に若年女性の会員数の激減と共に話をあまり聞かなくなりました。ちなみに、マネージャー(ペアレント)とYHを手伝いに来る人(女性ヘルパー)と結婚というケースは今でもそれなりにあるようです。

おすすめはありますか?

おすすめは特にありません。というのはその日の宿泊メンバーなどによっても雰囲気がガラリと変わり、まったく違う印象を受けてしまうことも多く、「ココがいい」というような主観的なことは言えません。
ただ、宿泊する季節や場所でのおすすめはあります。夏のお盆明けの北海道や沖縄の離島などはおすすめです。大学生の夏休みは長く、季節的にもよいので、学生や癖のない客が多くておすすめです。

会員数はどのくらいいるのですか?

1972年には、63.4万人いましたが、それをピークに1985年までに、最盛期の約三分の一の20万人まで激減しました。しかし、それ以後1990年代前半までは、あまり会員数に変化がありませんでしたが、1997年から一貫して減少し、歯止めが掛からない状況に陥っています。2005年の会員数はピーク時の7分の1以下の約8.4万人になりました。

なぜ会員数が減少しているの?

少子高齢化、趣味の多様化、海外旅行が安価になり、若年層が国内旅行にあまり行かなくなったことなどが上げられますが、これだけではありません。
外的な要因を挙げるならインターネットの普及も大きいと思われます。それにより、全国各地の安宿が簡単に探せるようになり、安宿探しが楽になりました。
例えば、じゃらん、楽天などを利用すれば、口コミ情報まで掲載されているので、比較的当たりはずれが少なく、手間も省けます。
さらに言えばそれらの宿は立地が比較的よいのに比べ、YHは立地の悪い所が多く、駅からさらにバスで数十分という所も数多くありますので、バス代なども考えると、割高に感じられます。

内的な要因を挙げると、やはりYHの雰囲気が問題かもしれません。ハード面、ソフト面ともに統一性がないので、当たりはずれが非常に大きく、旅行に来ているにもかかわらず嫌な思いをして、初期の利用でYHを判断してやめるケースがあります。
また独特の雰囲気のためマニアックな趣味に思われがちなので、恋人や結婚相手がYH利用経験がないと、利用しなくなるケースも多いようです。

一般の宿泊施設との違いはなんですか?

1点目としては、会員制であり、男女別相部屋が基本スタイルという点です。そのため同室の人に気を使ったり、消灯時間などの規則が厳しかったりします。
ただし、非会員でも宿泊する事ができます。この時に会員外の料金の適用となります。その点は会員制のホテルや共済系の宿などと似ていると思います。
また、相部屋が基本ですが、空きがある場合や、追加料金を支払う場合には、同性や家族で一室貸切が出来る所が多いです。

2点目としては、画一的でないという点です。一般的な宿泊施設で同じ名前が付いていれば、ほぼ同じサービスを提供します。ビジネスホテルのチェーンなどが良い例かと思います。同じ名前を名乗っている以上、概ね同じサービスを提供する、これが基本です。
しかしYHは、まったく異なります。まず施設面では、学生や会社の研修施設みたいなものから民家の空き部屋、宿坊、ビジネスホテル空室利用、旅館の空室利用、ペンションみたいなものまで様々にあります。なので、2段ベット以外自分のスペースが無くプライバシーが無い所から、バストイレまで完備のシングルルームまであるところまで様々です。

そしてそれ以上に違うのが、人的なサービス部分です。泊めてやるんだというような高圧的な所、居るのか居ないのかわからない所、サービス業のプロとして臨んでいる所、居酒屋の親父みたいな所、毎週来る常連さんに媚を売り特定の人だけで盛り上がっている所、何かにつけてお金を取る所、食事などを半強制する所、アットホームな雰囲気な所、人の気配がしない所など様々です。駅までの送迎や、温泉まで車を出してくれたり、お金を出していなくても、いろんなものを振舞ってくれたりする所もあります。
一度の利用だけで判断しないでください。人の好みは様々ですし、その時によって印象も変わりますので、人の判断を当てにせず、自分にあったYH利用をして下さい。

カップルで泊まれない所とOKの所があるのはなぜですか?

昔はYHは青少年の教育の場でもあったので、禁煙・禁酒・カップル同室禁止・また食器洗いや掃除をさせるなど、様々な規則がありました。しかし時代と共に利用者の年齢層も変わっていき、青少年の教育の場とは言えなくなっています。
それに伴って規則が緩和されていきました。未婚の異性の同室という点だけは規則を緩めないYHも多い中で、その点に関しても規則を緩めているYHも数多くあるようです。
また、未婚かどうかに関わらず、グループごとで一室にした方が部屋の割り当てが楽だから、というケースもあります。これはその日のメンバーなどによっても変わってくるでしょう。

また、ビジネスホテルや旅館の空室を利用してYHを運営している所が多くありますが、その逆にYHとして作った建物でも空室を利用して、ペンションや民宿として使用するというケースです。そのようにするYHの中にはペンションや民宿である以上、カップルは泊まれる、という考え方をする所もあります。
空室利用をすれば、YHの収益のプラスにもなります。それらは今ではじゃらん、楽天などでも紹介されています。(家族以外は相部屋のみとして紹介している所も多いですが。)ただし、じゃらんなどを利用して一室利用する場合は、YH会員料金よりは割り増しになるケースが多いようです。

また、会員数の減少、特に若年女性客の減少が深刻になっている対策として、規制が緩和されている所もあります。泊まってみたら、女性は自分一人だけで、あとは全員男性などという事も少なくありません。そのためにいやな経験をされる方もいます。
その対策としてカップルでもいいので女性を泊めて、他の女性客にも安心感を与えようとしている所もあるようです。

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