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超初心者編
- そもそも、ユースホステルって何?
- 会員制と聞きましたが・・・
- どこで会員登録できるんですか?
- 会員にならないと、泊まれないの?
- 会員証の種類・期間について教えて。
- ユースゲストハウスって何?
- ガイドブックに載ってないYHがあるのはなぜですか。
(埼玉県にないのはなぜですか。) - 決まりごととかがあるんですか?
- 一人でも利用できるんですか?
そもそも、ユースホステルって何?
旅をしたいという願いを持っている青少年に、安全で楽しく、経済的に旅をしてもらえるように、それを支援する宿を提供しようとしてドイツから始まった運動のことです。
特に、中学生や高校生が旅をしたいと思ってても、旅館やホテルでは高すぎるし、かといって親戚を頼るだけだったらつまらない、そんな若者のためにできたのが、このシステムです。
現在では、その姿は大きく変わってきていますが、それでも、他の宿に比べて、若者や一人旅を歓迎してくれる、数少ない宿の一つです。一番の特徴は、性別に分かれた相部屋が基本ということです。
日本に限って言えば全国に320箇所ほどあり、上手に使えば安く、有意義に旅ができます。
会員制と聞きましたが・・・
ユースホステルは会員制です。ただし、誰でも入会することができます。国内であれば、年齢制限はありません。
会員登録することにより、会報誌や、各種割引サービスも受けられますので、これから利用する予定があれば、どんどん入会しましょう。
どこで会員登録できるんですか?
JYHのページ
をご覧ください。(別ウインドウが開きます)
または、各ユースホステルでも登録できます。
会員にならないと、泊まれないの?
非会員でも宿泊できます。施設の利用面や宿の待遇などで会員との差はありません。ただし1泊につき、宿泊料が1000円増しとなります。その際もらえるビジタースタンプを、ゲストカード(台紙、1泊目にもらえます)に貼り、4枚のビジタースタンプ(=4泊)がたまると、発行日より1年間は、会員料金で宿泊できます。ですので、年間3泊以上するなら会員になったほうが得です。
ただし公営ユースホステルでは、身分証明書の提示により、会員と同じ料金で宿泊できます。
ユースホステルを全く使ったことがない方は、各ユースホステルでも入会できますので、宿泊してみて、気に入ったら入会しましょう。ただし、この場合、最初の1泊はビジター扱いになりますので、1000円多めに出費してしまいます。1回の旅行で3泊以上公営以外のYHを利用すると分かっている場合は、最初に宿泊手続きをする段階で、入会しておいた方がトクです。
会員証の種類・期間について教えて。
次の種類があります。
会員証種類 | 対象者 | 期間 | 新規登録 | 更新登録 |
---|---|---|---|---|
少年パス | 満4歳以上〜中学生 | 1年 | 1,500円 | 1,000円 |
青年パス | 中学生修了〜満19歳 | 1年 | 1,500円 | 1,000円 |
成人パス | 満19歳以上 | 1年 | 2,500円 | 2,000円 |
家族パス | 夫婦、親と中学生までの子供 | 1年 | 3,500円 | 3,000円 |
終身パス | 満26歳以上 | 終身 | 50,000円 | − |
モンベルカードは成人パスと同料金で、モンベルクラブ(アウトドア関連)の会員特典が付きます。ライフクレジットカード付き会員は年間1500円で、さらに初年度は1500円のYH宿泊割引券が付くというお得なカードです。
詳細は JYHのページ をご覧ください。(別ウインドウが開きます)
ユースゲストハウスって何?
ユースホステル並みの安さで、より上質なニーズに応えるために誕生したもので、価格は若干高めですが、その分設備や料理などが良くなっており、各地に増えています。
相部屋はもちろん、家族室やゲストルームも備えていて、小グループにも満足できる内容です。ちょっとハイグレードな旅にも十分応えるのが、ユースゲストハウスです。
ガイドブックに載ってないYHがあるのはなぜですか。
(埼玉県にないのはなぜですか。)
公営YHと協会が金銭面でもめているようです。詳しくは
こちら
を参照(別ウインドウが開きます)してください。
掲載されなくなったところも基本的に同じシステムです。現協会のやり方に異議があり、YHとしての契約をやめて、ゲストハウス、ペンションなどになったところは多くあるようです。
決まりごととかがあるんですか?
昔はいろいろと規則があり、厳しい所もありましたが、今はほとんどありません。たまに、施設ごとで定められた決まりがあります。この決まりは、相部屋が基本であるために、宿泊者が快適に泊まれるための決まりです。
ちなみに今ある決まりの例は以下のようなものです。
- ベットメーキング
- 食事の時間
- 消灯時間
- 風呂の時間
- 食事の配膳
- シーツの片付け
- チェックイン・アウトの時間
- 喫煙、飲食は指定の場所でする
上記にあるのはあくまで例であって必ずあるとは限りません。ごくまれに食器洗いがあるところもあります。
なお、食事や風呂など時間的な融通は利かないところが多いです。また、相部屋で他人と接する時間が多いため、部屋(寝室)や談話室などの消灯時間が決まっている所も多いです。ちなみに、以前は禁止だったユースホステル内の飲酒などは、ほとんどの所で解禁になってます。
相部屋のため、他人と接する時間が他の宿に比べて長いのがユースホステルの特徴です。お互いに気持ちよく過ごせるよう、他人のことも考えて宿泊しましょう。
もし、そういう事が苦手であれば、ユースホステルよりも、旅館やホテルを選択した方が賢明かもしれません。ただ、これは宿泊してみないと分からないので、合うか合わないかは、実際に利用してから決めるのも一つの手だと思います。
一人でも利用できるんですか?
一人旅歓迎の所がほとんどです。旅館等と違い、一人でも気軽に泊まれるのがYHの魅力です。逆に定員の少ないYHでは、グループを断る場合もあります。宿泊者の割合も一人旅が多いです。
しかし場所によっては団体を専門として受け付けるため、一人旅が敬遠されたり、一見さんが行きにくかったりする所もあります。例えば、個人であると食事の提供がされなかったり、宿泊が出来ない所もあります。また、アットホームなペンション風であると、毎週末同じメンバーが中心となって泊まりに来るような所もあります。談話室では内輪話が繰り広げられ、初めて訪れた人は何を言っているのか分からず、嫌な思いをする所もあります。特に初めての場合は開所パーティや年越しなどのイベントはできるだけ避けたほうが無難でしょう。