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Expression on Ice


 去年の秋の " Magic on Ice " のようなホームリンクのショーだと思って、行こうと思った " Expression on Ice " でした。スケアメと併せて行く!と決めた後に、よくよく調べたら、 CT であるものの、交通もホテルも大変そうな場所。1度は諦めかけたものの、行こうと思ったのには、ハートフォードに行けるから。なんとなく、 CT というか、ハートフォードの空港に降りたってみたかったのです。さらに、旅行好きな私にとっては、スケアメのあるスポケーンまで、アムトラックで行く!というおまけ付き。ショーはあきらめてもいいけど、アムトラックには乗りたい!と、経済的なことはさておき、出かけました。

 Mohegan Sun Arena 近くのホテルに着いたのは、18時頃でした。ショーは、19時30分からなので、まだまだ余裕。ホテルでチェックインをしたら、ショーのチケットをはい!とばかりに渡してくれました。チケットは、アリーナで受け取るはずだったのに、変だなぁと、チェックインの手続きが終わり、その場で眺めていたら、明らかに私が手配した席ではありません。今日のチケットは、間に合わなかったら・・ということで、一ランク下のカテゴリーの席にしていたのに、そのチケットは一番いいカテゴリーなのです。違う!?と思って、訴えたのですが、私の英語力は、そんな難しいことはまったくダメで、ちょうどフロントが立てこんできたこともあって、なかなか相手にしてもらえません。手が空くのを待っていたら、カップル連れの男性の方が、「 May I help you ?」と聞いてくれました。何と言ったのか思い出せませんが、チケットを見せて、私のじゃないとか言ったのだと思います。結局、そのチケットは、そのカップルの女性のもので、私も何だかわからないけど、よかった!とホッとしていたら、そのカップルの方が、行くなら、一緒に車で行きましょう、と誘ってくれました。ラッキーと思ったものの、私は、まだ部屋にも入ってもいず、荷物を指差して、何やらウニャウニャ言ったら、2人は待ってくれると言ってくれ、私は、部屋へ走りました。今考えても、まったく不思議ですが、どうやって意思の疎通をとったのか、まったく疑問。いきなり、違う人のチケットを見せられて、かなりパニくっていたので、私を端から見ていたら、とんでもなくおかしかったことかと思います(苦笑)。そんなわけで、エリックと。。。女の子(の名前は、すっかり忘れました。m(__)m 。。。先に女の子の名前を紹介されて、エリックの名前も、あ!覚えなきゃ!!状態だったわけです)2人は、ボストンから、2時間かけてきたということでした。そこで、私は、指折り数えて、私は24時間かけて来た。。とそれくらいは、英語で言えたのですが、あとは、ほとんど・・ X X 。これから、スケートアメリカに行くと言うのはわかってくれましたが、何故かソルトレイクシティに行ったというのは通じなくて。。。(-.-) まったくもって、いかんなぁ。。と反省した次第。(もうそんなこと忘れちゃいましたが。)
 さて、出発したものの、2人も Mohegan Sun は、初めてで、いきなり駐車場で迷子。。。というのも、広い駐車場がいくつかあって、どこがアリーナに近いのかとか、広すぎてわけがわからないくらいの場所だったのです。どうにか、たどり着いた駐車場のエレベーターホールには、駐車した場所がわかるように、番号のついたカードがあり、2人ともふざけて、カードを取りあったり。なんだか、微笑ましい可愛いカップルでした。

 そんなこんなで、パニくりながら、たどり着いた Mohegan Sun Arena があったのは、Mohegan Sun Casino の中。もちろん、そのリゾートの中だけなのですが、広さがラスベガスのホテル一つのカジノと比べたら、数倍に広いので、ちょっとびっくり。といっても、びっくりしている間もなく、アリーナへ直行しました。アリーナの中で、ボストンから来た2人と別れ、自分の席へ。結構な広さのアリーナでした。というわけで、やっとショーの内容。(帰ってきてから、ネットチェックもほとんどしていないので、覚えている範囲、私個人の感想なので、間違いもあると思いますし、順不同、思い出したままにて失礼 m(__)m )


・・始まったと思ったら、アメリカ国歌斉唱でした。正直、アメリカ人のアメリカ万歳的なところは、とても嫌いなので、斉唱の間、何故、「 Alexei Yagudin Presents 」のショーなのに、アメリカ国歌の後に登場しないと行けないのか云々・・と、いきなりムカムカ。

Opening
 どんな趣向だったか、すっかり忘れちゃいましたが、出てくる選手のたび、あ!フォンタナがいるんだ〜、グルゴンだ〜!と思っていた私。(^^ゞ すっかり、アリョーシャと、クリスティとカーチャ以外は、ノーチェックだったみたいです。アリョーシャは一応、トリで現れました。1日目は、よく見る白かライトグレーのトレーナーに黒パンツ。2日目は、これも見たことある赤トレーナーでした。自分の名前を冠しているようなショーなんだけどなぁ。。と、ちょっと苦笑い。でも、きっと、こっちの方が似合うからいいのよね。

Silvia Fontana
 ショッキングピンクに黒の縁取りレースみたいな衣装で、ちょっとセクシーなプログラム。。。スピンすると、スカートの部分がめくれあがって、中がセパレーツになっているのが見え、お腹のあたりが見えるんですけど。S田ジャッジ(だったか?)曰く「何故か、彼女は男性に人気がある(私にはわからないけれど)」とかいう言葉を思い出しました。そんなことを思い出しながら見ていた2日目、会場のスクリーン用カメラを回していた、フォンタナの姿を追っている男性カメラマンが、ふと目に入ったら、顔が満面の笑みでした。思わず、私まで、笑っちゃいました。
 でもって、2つめのプログラムの曲が、途中から「 Played a Live 」で、曲が替わった途端、思わず、!!!と反応してしまいました。出発前、聞きまくっていた為、しっかり覚えていたようです。ちょうど、ステップのところで使っていたのですが、まだ、アリョーシャのプログラムを見る前にもかかわらず、アリョーシャは、こんなものじゃないわよ〜と思いました(笑)。

Jozef Sabovcik
 予想外に、ザボフチックを見れて嬉しかったです。というのも、去年、はじめてみたプリンスのショーのせいでしょうか。一つのプログラムは、プリンスのショーでも滑っていたプログラムでした。この人は知ってるぞ〜という感覚に近かった気もしますが、彼のスケートは何だか綺麗で好きです。もちろん、観戦暦は浅いので、現役のころは知りませんが。

Naomi Lang & Peter Tchernyshef
 今思えば、今季の OD を滑っていたのですが、このプログラム、すごーく気に入っていました。ピーターが白の王子様?衣装で、かっこいい〜と思ったのも一つの理由ですが、プログラム自体も良いなぁと思ったのです。スケアメでも、この OD を見るつもりだったのですが、見れなくて残念。この組は、得意らしいので、プログラムにも多く含まれるようですが、クルクルまわるの好きなんです。
 もう一つのプログラムは、SLC ・ 長野でも滑っていた EX ナンバーでした。悪くはないのですが、これっていっぱい見たなぁ、なんて思ったりして。(^^ゞ フォンタナ、ナオミ&ピーターと見て、あ〜、みんなCTをホームリンクにしてる選手ばかりなんだと改めて思ったりしました。今季から、タラソワチームなのですよね。スケアメも、楽しみにしていたのですが、ほんとに残念です。

The Russian Acrobats
 ロシア民謡のようなプログラムと、 COI でもやっていた「白鳥」のプログラムでした。最初のプログラムは、大きい男性が女装して、小さい男性が男性役をしていて、もちろん例のごとく面白いのですが、途中、曲が変わって、「ボレロ」になるところが、また面白かったです。 T & D のボレロを真似していたのですが、やっぱりみなさんご存知なので、静かな曲になったのにもかかわらず、笑い声が絶えず聞こえて、私自身、声をあげて笑ってしまいました。「白鳥」も、ビデオで見たことがあるプログラムだったにもかかわらず、面白かったし、ドキドキしたし。。。さらに、2日目は、2列目だったので、いっそうドキドキして、楽しめました。そうそう、1日目の夜、行きに車に乗せてくれた女の子にたまたま会って、「ロシアのアクロバットペアが気に入った」と、訳わからない英語ながら話しかけたくらい、とても気に入りました。

Lucinda Ruh
 1つ目は、割に普通のプログラムでしたが、2つ目は、全身タイツみたいに、頭から足先まで包まれた金色の衣装で、前衛的なプログラムでした。もちろん、スピンが綺麗で、思っていた以上に、メンバーが揃っていたんだなぁと、改めて、得した気分。

Elena Grushina & Ruslan Goncharov
 最初、?と思ったのですが、タラソワチームなのですね。たしか、今季の FD と EX を滑ったのですが、 EX の最初のポーズが、とても不安定なバランスから始まって、思わず、そこまでしないといけない???と思ったくらい、グラついているのが気になりました(スケアメのEXでは、そこまでグラグラしてませんでしたが)。先に、ナオミ&ピーターの OD を見て、気に入ってしまったせいか、グルゴンは、イマイチだなぁと思ってしまったわけですが、私は、ダンスのことなんて、さっぱりわかりませんから、単にピーターがかっこ良かった、but ゴンチャロフはイマイチだったとかいう問題かもしれません。また、タラソワコーチという先入観かもしれませんが、凝ったリフトがたくさん入っているように思った気がします。タラソワさん風?の凝ったリフトって、私、あまり好きじゃないのです。

Katie Orscher & Garrett Lucash
 スケアメに行ったら、そこにもいたペア・・にもかかわらず、最後のルカシュしか私に覚えてもらえないペア。多分、イナさんたちのピンチヒッターとかだったのでしょうか。 SP を滑っていました。下手でもなく、かといって、癖のある選手でもなく。。。明らかに、他のメンバーと、クラスが違うなと、ちょっと可哀想なな感じを受けました。

Kristi Yamaguch
 60年代(70年?)スタイルと言う感じのコスチューム・髪型で現れた最初のプログラム。やっぱり、セクシー路線なプログラム?と思うのですが、髪形がおばさん臭い。。。と思う私の感覚の方がおばさん臭いのかな。とりあえず、アメリカ人だけど日本人顔だと思うからでしょうか、イマイチ、クリスティは好きになれません。もうひとつのプログラムは、ビートルズナンバーの女性ボーカルバージョンでした。1日目は、ほとんどジャンプがクリーンに決まらず、ちょっと、可哀想な感じ、でも、2日目は、調子良かったです。

Ekaterina Gordeeva
 カーチャのスケートは、ほとんどはじめて見ました。おそらく、オリンピック当時、テレビで見てはいたのでしょうが、まったく、覚えていません。ペアのスケーターだったのが、シングルでどれだけ見せられるものか、本人としても不安じゃないかと思うのですが、とても綺麗なスケートをするなと思いました。ジャンプは全然わかりませんが、ダブル程度のジャンプで、シンプルなプログラムにもかかわらず、魅せられるものだなぁと関心。1日目は、ロシア民謡系の軽快な曲で、ステップもたくさんあって、とても気に入りました。アリョーシャもロシア民謡とか、やって欲しいです。
 多分、記憶違いではないと思うのですが、1日目はプログラムは1つでしたが、2日目は2つ滑りました。代わりに誰かが省かれてたかどうかは、定かではありません。もう一つは、紫のきれいなシンプルな衣装で、クラシックだったか綺麗系の曲で滑っていました。クリスティと逆に、1日目は綺麗に滑りましたが、2日目は、ちょっとこけちゃっていました。

Alexei Yagudin
 最初のプログラムは、" Overcome "。 GP シリーズのフリーは仮面だから、仮面を滑るだろうと思っていたので、黒の半袖&手袋の姿で現れても、Overcome のポーズを取るまで、Overcome を滑るとは思いもよりませんでした。どのプログラムが見たかったというわけでもありませんが、「あ・・スケアメの EX は、Overcome かぁ。。」と少々がっかりしたのも事実。もちろん、Overcome は、最初に見たときから、すごく気に入っているプログラムなのですが、ショーだとちょっと違うのですよね。実際、2日目は、最初のポーズをとる直前、「 We love you, Alexei ! 」だか、声が飛んでいて、アリョーシャも笑ってポーズを取りました。笑ってる Overcome は、好きじゃないの〜。GWGの、ヨロ選の、真剣な Overcome がお気に入りなのです。といいつつも、滑っているうちに、Tシャツの裾がはだけてきたときは、思わず、脱いだらどうしよう・・と思った私。だって、2列目だったんですもの。(^^ゞ
 ショーのトリでもあった" Played a Live "。ショーでは、最初から、ずっと拍手状態でした。スケアメでも、一人、手を打っていた私。2日とも、私の席は、ちょうど、正面と逆だった為、サーキュラーステップの時は、こっちを見て〜!状態。想像していたほど、すごく早いステップというわけではなく、凝ったステップ(振付?)だと思いました。振付が、今まで見たこのとあるショーのプログラムを思い出すような、そういえばアリョーシャも振付に入ったって言ったっけ?(笑)な振付が入っていて、思わず微笑むという感じでした。もうちょっと、やりすぎたら、ヤパいという感じはしないでもなかったですが、ギリギリセーフという感じでしょうか(笑)。ストレートラインステップも、途中止まったり、遠くを見るような振付あり、ステップが終わった後、音楽に合わせて、疲れた〜という感じで、額の汗を拭く振り付けあり、で、凝っています。特に、額に手をやる振付は、私のお気に入り。そんなわけで、とにかく、楽しい、ファン的には可愛いプログラムだなぁと思いました。。。ただ、競技会用のプログラムとしてはどうなのか?それについては、疑問に思います。オリンピック金メダリストとして、アリョーシャの点数は出るだろう。でも、たとえば、他の選手が滑ったら、どんな評価だろうか?S田ジャッジとかの毒舌を聞いてみたい気がしました。衣装も、最初に見ていたタイヤ付き全身スーツではなくて、赤の柄入りシャツで、可愛いかったです。スピンやジャンプで、お腹が見えるのが気になったので、スケアメは、この衣装じゃないだろうなぁと思っていたのですが、同じ衣装(長袖)でした。お腹が見えるのは、別にいいのかしら。(笑)

Art in Concert
 アナウンスも聞いてないし、解らないし、結局、未だパンフも読んでいないので、まったく訳わかってないのですけれど、 Michael Israel という人が、踊りながら?手で絵を描いていくショー?でした。そして、出来あがるのが、アメリカ国旗の前で、メダルを首にかけた腕をあげる男性の絵。 BGM は、アメリカ万歳っぽい曲。やっと、最初の国歌斉唱を忘れて、楽しんでいた気分が、また盛り下がってしまいました。前半がこのパフォーマンスで終わるので、2日目は、これが始まった途端、席を立って、お手洗い&コーヒータイムを長めにとらせていただきました。

Ending
 エンディングは、地元の子供たちが、サイコロやルーレットなどの衣装や飾りを持ったカジノを意識したものでした。2日目の席は、関係者の方が近くに座っていて、カジノ客を模した着飾った女の子たちに掛け声が飛んでいて、ほのぼのしていました。家族からだったのでしょうか?声をかけられた女の子も、一段とツンと澄ましていて、可愛かったです。子供たちが、団体で演技したあと、スケーターたちが一人一人呼ばれて、ジャンプやスピンをして、真中でご挨拶。アリョーシャは、ジャンプをしてたかな。最後は、アリョーシャだけ、端っこに行って、Special Olympian として滑った男の子と女の子の手を引いて、再度登場。足元を気にしてあげながら、手を取っている姿を見て、思わず、好青年風と思った私(笑)。2日目は、じ〜と、アリョーシャを見ていたら、ジャンプをして挨拶をして、端っこに行った時、隅にいたサイコロの子のサイコロの部分をバシっと叩いたように見えたのですが、気のせいだったかしら。まさか、止まりそこねてぶつかったって訳じゃないでしょうから、ふざけてたのかな(^^)。


Mohegan Sun Arena

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