このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2/10(日)   関西→(サンフランシスコ経由)→ソルトレイクシティ / ペアフリー観戦
 行く気はさらさらなかったオリンピック。突然、チケット&ホテルがあるので、行かない?という話が来たのが、11月末。仕事や家のことで、ペコペコで、鬱屈がたまりにたまっていたところだったので、思わず飛びつきました。そんなわけで、同行者Mさんが関西の方ということもあって、関空より、ユナイテッドエアラインで出発。
 Mさんとは、空港で初めてお会いしました。ネットで見かけていたし、出発前、メールは交換しましたが、やはりドキドキしました。ある方に、ブラインドデートみたいだと言われましたが、まさにそんな感じ。と言っても、女性の方なので、ご安心くださいませ。(笑)
 去年9月以降、初めての海外でしたが、チェックインの際、早速、スーツケースを開けてチェックがありました。でも、こんなくらいじゃ、悪いことしようと思ったら、簡単だなぁ。。と思ったりして。搭乗口前でも、靴を脱がせたり、手荷物の中身のチェックなど、あ〜、ほんとに厳しいのだなぁ?という感じでした。でもそんな中でも、初めてながら、同じ趣味というわけで、Mさんと、ずっと、スケートの話で盛りあがり。。。というか、私のA君バカ度をさらけ出していただけのような。(^^ゞ でもって、私たちの時は、人が増えて対応できなかったためか、搭乗口前のチェックはありませんでした。いやいや、きっと、悪いことしそうな顔には見えなかったのよね。
 機内は、少ないかなぁと期待していたのに、席はかなり埋まっていました。とりあえず、窓側3人席に、二人で座ることが出来たので、まだましな方でしょうか。機内では、早速、Mさん持参のソルトレイクの地図をひらいて、会場や宿の場所チェック。すっかり、盛り上っていたので、飛行機が動き出して、はじめて、あ、まだ動いてなかったんだ・・状態。(早く飛行機に乗せられていたのです。)
 機内でのお楽しみのひとつ、映画は、なんだか聞いたことのない映画だし、イマイチ。。。機内食も。。。イマイチ。毎回、お持ち帰りを楽しみにしている機内食のスプーン&フォークは、テロ対策のためか、プラスチック製だし、なんだか、とっても安っぽい感じがしました。う〜ん、アメリカン?それから、ユナイテッドのコーヒーは、スターバックスということだったけど、アメリカ線だから?とっても、アメリカンなコーヒーでした。濃いコーヒー好きな私には、ちょっと物足りません。いつも、コーヒーの飲み過ぎで胃が変になりますが、このコーヒーなら、いくら飲んでも大丈夫(苦)。  前日の深夜チャット効果?で、ウトウト寝たり寝なかったりで、サンフランシスコ到着。



サンフランシスコ空港では、迷彩服を着た人達が銃をかまえていました。

 サンフランシスコに、朝8時過ぎについて、ソルトレイク行きの飛行機は、12時50分発。難なく、入国手続きも済み、あとに到着する成田便の知人を待ちました。窓から見えるサンフランシスコは、晴天。成田からの知人とも合流して、乗り継ぎのターミナルへ移動しましたが、以前は、通り放題に近かった気がするので、今回はチェックがやはり厳しかったかもしれません。私は、いつも金属探知機に引っかかったことはないので、今回もそう時間はかかりませんでしたが、同行者の中には、時間がかかっている人もいたような気がします。というか、ダウンジャケット等が、機械を通るのに時間がかかったという気も。その後、ブランチのような昼食。あんまり、お腹も空いていなかったので、スコーンとコーヒーでしたが、意外に、スコーンがおいしかった記憶があります。(かなり、アメリカの食事に、偏見を抱いている私。)
 もう一本後の成田便の知人とも合流すると、同じ成田便に観戦ツアーもいたらしく、まわりは一気に日本人だらけといった風。ツアーに参加したことがないので、海外で、こんなに知人や日本人に囲まれること自体、不思議な感じがしました。日本語しゃべってていいんだものねぇ。飛行機は、少々、時間が押して、ソルトレイクへ出発したので、到着後すぐ、ペアフリーを観戦する予定の私は、ちょっと心配。窓からの風景は、途中から雪が見え始め、湖?が見えるたび、「あれがグレートソルトレイク?」とばかり(笑)。

 ようやくソルトレイク着。16時くらいだったでしょうか。17時45分から、ペアフリーが開始なので、とにかく急いで、荷物を宿においてこなくてはなりません。が、そう言う時にかぎって預けた荷物がなかなか出てこないものです(-.-)。結局、最後の方でやっと出てきて、ようやくタクシーへ乗りこめました。タクシーにさえ乗ってしまえば、後はすんなり?かと思いきや、運転手さんは、地元の人じゃないのか、泊まりのB&Bの場所がわからず、住宅街をウロウロ。ようやく、目的の住所にたどり着きましたが、個人宅でやっているB&Bの為、表は普通の家と同じ。ほんとにココでいいのかしら。。。。と思いつつ、チャイムを鳴らしますが、誰も出てきません。最初はあれ〜?という感じでしたが、運転手さんが、携帯で電話をしてみても、誰も出ないと言い出すし、人の気配は感じられないし・・・どうしよう!状態。何時の飛行機で着いて、すぐに観戦に出かけるって、メールしたのに〜!!、とりあえず、他の方のホテルかどこかに荷物を置きに行く?とかいう話になったときに、家の中からおじさんが。。。(>_<)。早く出てきてよ〜!!という訳で、はっきりいって、かなり冷や汗ものでした。

 そうこうして、ようやく、会場へ向かうことができました。交通渋滞を心配しましたが、フリーウエイがあるし、オリンピックスクエア周辺は、交通規制されている為、渋滞は、一切ありませんでした。ただ、車を降りてから、かなり歩かないと、オリンピックスクエアのゲートには到着しませんでしたが。ようやく、ゲート前に到着したものの、チェックを受ける人だかり。スタッフの方が、カイロをもって、何やら叫んでたりするので、金属探知機にひっかかるのね〜、くらいで、何言ってるかわからないままチェックされました(笑)。人間は、空港にあるような機械を通って、何もなければOKですが、荷物は、全部開けてのチェックです。私は、小さなバックでしたが、ポケットがたくさんある上、こまごまいろいろ入っていて、ごめんなさい状態。テレビで、PCの電源は入れて動くところを見せないといけないと言うのは見ていましたが、デジカメも携帯電話も同様でした。(動くから安心というものでもないと思うのだけど。)その時が一番、時間がかかって、30分近く並んだでしょうか。チェックを抜けても、会場までは歩いて5分ほどかかったので、会場まで走る走る(>_<)。
 どうにか会場入りしたけれど、小腹も空いてるし、飲み物も欲しいし、というわけで、会場内の売店で、トルティーヤチップスとミネラルウォーターを購入。チップスは、写真では、チーズソースと肉が散らしている感じでしたが、実物は、こんもりチーズ。。。。思わず、「これって、スプーンが要るんじゃ・・」と言って、Mさんにスプーンをもらってもらいました。一緒に、紙ナプキンも山ほどもらったので、なんだか、からかわれてたのかしら?それを確認してる間もなく、ようやく席へ。が、噂にたがわない、急な観客席で、席へ向かう階段すら、恐怖!、それでも登りは良かったのですが、間違えて登り過ぎたので、降りようとしたら、私は両手にチップスを抱えていた為、手すりも持てず、足がすくんでしまいました。

まさしく、すり鉢状の会場。慣れるまで、身の危険を感じました。(笑)

 観戦自体は、最初の一グループを逃したくらいで済み、一安心。観戦中、Mさんが、望遠付きのカメラを出したり、声援を送ると、前の席の女の子が興味深げに振りかえっていて、楽しかったです。特に、Mさん、中国ペアを応援していたので、そのたびに振り返る女の子に、「絶対、チャイニーズだと思われてるね。」と二人で苦笑。

 観戦した内容は、ほぼ省きますし、ビデオもまだ見ていないので、記憶違いもあるかもしれません。ただ、印象に残ったのは、ドイツのペアが「ライフ・イズ・ビューティフル」の音楽で滑っていたこと。オリンピックの舞台に立つであろう年に、このプログラムを選んだ選手の心持に感動しました。それがいいのか悪いのかは、ひとつの問題ではあるけれど、日本人には出来ないことだなぁとも。このペアは、残念なことに、スロージャンプだったかで、転んでしまいました。その時、オリンピックに向けて、曲を選び、プログラムを作って、毎日練習をして、この舞台に立ったであろうことを、改めて感じました。そして、参加している全ての選手が笑顔で終われるといいと思いました。やっぱり、オリンピックは特別な感じです。それでなくても、すごい歓声。すり鉢状といわれる会場の真中、あのリンクに立つ選手は、どんな感じがするのだろう?、さらに、この歓声を受ける選手の気持ちはどんなだろう。誰もいない会場ででも、あのリンクに立ってみたいなぁと、ちょっと思ったりしました。

 ちょっとだけ、スケートサイトには、書きたくないペアの金メダル争い。どちらかと言うと、私はカナダペアのファンです。でも、メダルを争ったペアも逃したペアも、みんな素晴らしかったです。翌日、PCを触れる機会があったとき、「ペアフリーは素晴らしかった」と書きこんだのは、全く正直な気持ちでした。帰国して、さらに騒ぎが大きくなっていて、ファンの間でも、悲しいことが多く見られました。メダルの色も大事だったかもしれませんが、それ以上に、殊に素晴らしい演技をした二組の演技が歪められたようで、とても悲しく思います。ファンでもあるからちょっと言っておきたい。カナダペアの「ある愛の詩」は、何度見ても、素晴らしい演技でした。銀メダルでもそれは間違いない事実だったのに、こんなことがあったばかりに、それが曇らされてしまったような気がして、それがとても悲しいです。

 そんなこんなで、表彰式まで見て帰りました。やっぱり、疲れもあったし、ペアの結果に呆然とした感じが残っていて、ペアフリーを観戦した4人とも放心していたような気がします。どうにか、タクシーでB&Bに帰りましたが、またもや、地元の人でないのでしょうか、場所がわからず、ウロウロ。。。(-.-)。

 長かった2/10もようやく終わり、やっとゆっくり寝れる。。。というわけですが、旅に出ると全然寝れない私は、やっぱり眠れません。シャワーを浴びてくると、Mさんは寝息を立てていたので、そのまま声のしていたリビングの方へ行ってみました。とりあえず、寝れないから、ここにいていいかというようなことを言ったら、オーナーの奥さんが、「ここに座れ」とか、「テレビを見ろ」とか「なにか飲め」とかいろいろ勧めてくれました。でも、いろいろ言われてもわからないのよ〜!というわけで、英単語で返事(>_<)。ボケーとスピードスケートやスノーボードなど見つつ。。。いつのまにかウトウト。。それから、やっとベットに戻って、寝ることが出来ました。

< B&B 泊 >


スコーン&コーヒー(サンフランシスコ空港)  $3.98
タクシー 空港→B&B→会場  $20
ミネラルウォーター&チップス  $5.5
タクシー 会場→B&B  $20


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