で、長万部を発車した列車は、室蘭に向けて、海沿いに南下していきます。このあたりは急峻な地形が続いているのですが、夜行列車なので、そのあたりはわかりませんでしたねぇ（＾＾；。ただ、長万部から函館本線を直進して札幌に行くと、地形的に坂道が多くなるので、こちらに遠回りをしたほうがスピードを出せるので早くなるとのことです。で、長万部から2時間で東室蘭につきます。ちなみに室蘭市街は、入り江状の先のほうになっているので、ここで乗換えが必要になります。で、森・長万部・東室蘭で、結構長い間停車します。札幌から函館までは鉄道走行キロで320キロほどなので、時速100キロで快調に飛ばしていると3時間で着いてしまいますからねぇ。真夜中に到着しても意味が無いので、途中駅に長い間停車します。ちなみに、使用している車両は、ちょっと前まで北海道の主力だった「キハ183系特急車両」なので、時速100キロ以上で十分に飛ばせます。で、この写真は、東室蘭駅で暇つぶしに撮影したうちの一枚です（＾＾；

こちらは、車内の風景ですが、特急車両だけあって、かなり乗り心地はいいです。特にこの日は割と空いていたので、前のシートもひっくり返して、足を伸ばすという形でボックスを占領させていただきました。

ちなみに、東室蘭から1時間ほどで苫小牧につきます。苫小牧では、今まで走ってきている室蘭本線と、日高本線、千歳線の3線の乗り換えの要衝となっていますが、千歳線以外は列車が少ないので注意が必要です。長万部から伸びてきた室蘭本線は、このまま岩見沢まで続きますが、この列車は千歳線に入り、札幌を目指します。ちなみに、苫小牧から岩見沢に行くには、札幌経由のほうが圧倒的に本数が多いです。この列車から岩見沢へ行くにも、札幌経由のほうが若干早いですね。日高本線では、襟裳岬を目指すことが出来ます。が、列車とバスでは、それだけで1日つぶれますねぇ（＾＾；

さて、苫小牧を過ぎると、札幌都市圏になります。とはいえ、広大な畑が広がり、本州では高原にしかお目にかかれない白樺なんかが平気で生えているところが北海道ですが・・・
で、千歳となると、完全に札幌の衛星都市になります。ちなみに、新千歳空港は、千歳駅にひとつ手前の南千歳で、千歳線から分岐して一駅です。通常は15分おきに札幌〜新千歳空港間に、「快速エアポート」がフリークエントに走っているので、それを使うと便利です。