このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

「SUGAKIYA 2」

(Sorry, only Japanese.)
(名古屋の常識、名古屋4-2-12)[7/2 2000 UP]

左は「名古屋の常識、SUGAKIYAラーメン」でご紹介した即席麺の姉妹品である。
寿がきやの店鋪で味噌ラーメンを食した記憶はないが、「名古屋=味噌」のイメージに、同社の定番商品「味噌煮込み(右)」の実績を掛け合わせた、ユーモア商品とみるべきであろう。

そして定番の「和風とんこつ」スープ版には「カップ麺」もデビューしたが、こちらについてのコメントは後日、別項とする。

さて、寿がきやは「名古屋の味」と記したカップ麺を発売した。その名も「台湾ラーメン」!

  
左から「ピリ辛醤」「ピリ辛醤、生タイプ」「にんにく味噌」

ご覧の皆様の中には「なぜ、台湾ラーメンが名古屋の味なのか?」と思われる方も多いであろうが、そうなのだから仕方がない。しかし十中八九、台湾のラーメンの形式に忠実だという訳ではなく、恐らくは名古屋の中華料理店に雇われていたであろう、台湾出身の調理人によってもたらされたものと考えられる。
そして、その起源は名古屋市内に何軒かの店鋪を有する台湾料理店「味仙(みせん)」であろうことは、多くの名古屋人が認識しているところである。

【味仙】
名古屋市千種区今池1-12-10
広小路通×環状線交差点(ガスビル)の南西方エリアの路地にある。地下鉄今池駅9番出口よりすぐ
18時−深夜2時 火曜定休
ここ に、的確な論評がある。
【げそ天の 名古屋麺食い天国】http://member.nifty.ne.jp/nagomen/index.htm

ついでに、大阪にも「味仙」という店の台湾ラーメンがあるらしい。
大阪市中央区心斎橋筋2-6-19

寿がきや、いやSUGAKIYAは社長が代替わりしたこともあり、経営戦略に変更が見られるようだ。以前は「門外不出」ともてはやされたオリジナルの「和風とんこつ」スープが市販のカップ麺に採用される一方、「台湾ラーメン」に至っては、他人のフンドシで商売するような印象すら、私は抱く(批判ではなく興味の対象である)。

さてその味仙の料理は、ピリ辛に彩られているものの基本的な味の傾向はアッサリである。台湾ラーメンもその傾向に基づいており、ベースのラーメンはアッサリと、トッピングの肉味噌がピリ辛で嬉しい。付け加えるならば、辛いのが苦手な方も安心。ピリ辛トッピングのないアッサリ味の「ラーメン」もメニューにある。

SUGAKIYAのカップ麺においては、「にんにく味噌」が味仙の台湾ラーメンに該当すると思われる。前出の3種類のカップ麺であるが、うち「ピリ辛醤、生タイプ」は東京のローソンで求めたものである。しかし肝心の「和風とんこつ」は今のところゲットしていない。

ところで「台湾ラーメン」というネーミングは、「中華丼」の大雑把さに相通ずるものを感じる。


情報をお寄せください。当方で吟味の上、ご紹介の機会も設けたいと思います。

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