このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


湯島散策- 旧岩崎邸・湯島聖堂・ニコライ堂


4月25日から一般公開された、旧岩崎邸を見に行ってきました。
東京のど真ん中に、こーんなに静かな場所があったのね。
湯島聖堂、ニコライ堂まで足を伸ばして、異国情緒を味わってきました。



旧岩崎邸

旧岩崎邸は、三菱財閥岩崎家の邸宅。大名屋敷だったこの地を岩崎弥太郎が購入し、息子久弥によって明治29年に建てられた。設計は、鹿鳴館を建てた英国ジョサイア・コンドルのもの。
第二次大戦後はGHQに接収され、返還後は国家所有となり現在は東京都の管理にあります。敷地を含めた屋敷全体が重要文化財に指定されています。


正面玄関

塀に囲まれた坂道を登っていくと、木々の間から豪奢な西洋館が見えてきました。17世紀英国ジャコビアン様式にルネサンス、サラセン、カントリーハウスの様式も取り入れ、和館もすぐ隣に併設している。


階段踊り場

階段踊り場
室内はジャコビアン様式で、木目の柱や天井が重厚かつ居心地の良く感じられます。


1Fの柱の部分。すばらしい彫刻です。


2F

2Fのベランダからは、広々とした芝生の庭園が見渡せます。2F客室。どの部屋も壁紙を変えて、暖炉を備えています。まるで外国のお城のよう水洗トイレ
様式は現在と一緒とか。「ロイヤル・ドルトン」社製


1F

←1F客室天井
シルクのペルシャ刺繍が布張りになっています。この部屋は、ペルシャ風でした。
岩崎久弥の書斎だった部屋→


かつては食堂で、ここで晩餐会をもよおした。右の扉が厨房につながっていた。その横にはかつて食器棚が置かれていたそうだ。食堂の外はベランダにつながっていて、床には「サラセン風」のタイルが敷詰められている。きれい!


庭から見た洋館全風景。1Fには台形のサンルームがあり、南側の庭に面してベランダがある。ベランダの柱は、1Fがトスカーナ式、2Fはイオニア式だそうだ。




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