四国本土と大島の間の海域は来島海峡と言われる。両者の間にはさらにいくつかの小 さな島があり、大変狭くなっている。そのため、潮の流れが速く瀬戸内海でも有数の難 所と言われてきた。 その海峡に１９９９年に完成したのが、来島海峡大橋である。来島海峡大橋は３つの 大きな橋からなっていて、しまなみ海道屈指のポイントである。 来島海峡には、橋が工事中だった１９９８年に四国本土側にある糸山公園を訪れたこ とがある。やや曇りがちの天気だったことと、３つの橋が似た方向にあるためあまり大 きさを実感できず、それほどいい印象がなかった。ところが、２０００年に
しまなみ海 道をサイクリング
した時には、天気もまずまずで夕方に日の入りの時間に重なった事も あるが、素晴らしかった。実際自転車で渡ってみると、橋は大変長くて、大きさを実感 する事ができた。 糸山公園には、サイクリングターミナルがあり、自転車を借りて橋を渡ることができ るので、ぜひ橋の大きさを実感し、美しい景色を楽しんで欲しい（もちろん徒歩でも構 いません）。 最後に来島海峡のビューポイントとして、今治城を紹介したい。今治城は市街地ある ので来島海峡からは距離は離れているが、晴れていれば天守閣からは来島海峡大橋の３ つの橋が横方向にしっかりと見える。（２００１年 ８月２０日更新）