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旅のNews&Infomations

date:2000.3.25〜5.9


6月4日 阪急宝塚線ダイヤ改正!        (update:2000.5.9)
  遅いことが評判だった阪急宝塚線。しかし、これまでは沿線の「阪急信者」に支えられて、問題がなかったのですが、JR東西線の開通を期にJRが対抗ののろしを上げ、いよいよ絶対的な地位も危なくなってきました。そこで、三国付近の大カーブの改良完成などに合わせ、この6月4日、いよいよ抜本的な改正が行われることになりました。

  何と言っても今回の目玉は、昼間時にも「特急」が走ること。現行では石橋〜宝塚間を各駅に止まる急行が10分毎に走っていましたが、これを20分サイクルに改め、「特急」と「急行」が交互に走るようになります。特急の停車駅は十三、豊中、石橋、池田、川西能勢口、山本に限られるため、急行より5分ほど短縮の29分で走ります。
  ただ、対するJRは大阪発で22分、北新地発が29分で走っており、運転本数と合わせ、阪急がまだまだ不利な状況であることには変わりありません。 (運賃面ではJRが320円、阪急が270円でやや有利ですが)

  なお、同時に系統が整理され、前の改正で登場した「通勤準急」「通勤急行」は廃止になり、準急が復活します。十三−豊中間で2者が上手い具合に千鳥運転を行っていたのですが、やはり止まりすぎだったのでしょうか。
  他には、朝夕に30分毎に走る「日生エクスプレス」も、朝15分毎、夕方20分毎に増発されます。

  長年の懸案だった特急の運転が、ようやく20世紀のうちにかなった宝塚線。でもどうせなら、10分毎に走らせ、さらには池田も山本も通過して、JRに真っ向から対決して欲しかったんですがねぇ・・・・


ガイドウェイバスをご存じ?        (update:2000.5.9)
  早速ですが、「ガイドウェイバス」なるものをご存じでしょうか。単純に言えば、遊園地のゴーカートのように、ガイドの付いた専用の道路の上をバスが走るというもの。専用道路のため電車と同じく定時運転が可能で、しかも決められた道を走るため、無人運転も技術的に可能になっています。一方、電車とは違いバスのため、専用道路以外では普通のバスと同じように走れるのも魅力で、専用道を造る用地のある郊外だけでなく、一般道経由で都心に直通することも出来ちゃいます。

  そうした点が売りのガイドウェイバス。なにも未来の話ではなく、すでにクルマが移動の主役である名古屋で、建設が進んでいます。現在着工しているのは、JR大曽根駅〜志段見の間。詳細なルートは聞いていませんが、大曽根−砂田橋間は地下鉄と並行していました。

  すでに道路は大方出来ており、あとは停留所の整備が待たれるところ。新交通システムに代わる、21世紀の新しい交通機関となりうるのか、非常に興味深いところですね。


さいたま新都心 いよいよ街開き!        (update:2000.5.9)
  国鉄の大宮操車場跡で建設が進んでいた「さいたま新都心」が、今年5月5日、めでたく街開きを迎えました。(一部の施設のオープンは9月になる見通し)
  横浜の「みなとみらい21」、千葉の「幕張新都心」と同様に、首都機能の分散化を目的に建設の進められた、さいたま新都心。誘致の甲斐あって、大蔵省の関東財務局など、9省庁の18機関の移転が決定しました。

  また、NTT DoCoMoなどの民間のビルや、客席可動システムなどの最先端の技術を駆使した「さいたまスーパーアリーナ」などの施設も完成間近となっており、アミューズメント面でも期待がかかっています。

  さらに来春には、浦和・与野・大宮の3市の合併による「さいたま市」の誕生、ひいては政令指定都市化も想定されており、そのあかつきには埼玉県庁・さいたま市役所も仲間入りすることかと思われます。

  他にも、ポスト東京タワーとして500m級のスーパータワーも計画されるなど、何かと話題になっているさいたま新都心。MM21のように、埼玉を代表するスポットに成長して欲しいものです。


お台場への都バスが大幅改善!        (update:2000.4.23)
  昨年のパレットタウン、今春のアクアシティのオープンなどで需要が急増している、お台場地区へのバスアクセスの改善が、この4月1日から行われています。主なものは3つ。1つ目が東京駅発の快速バスの改善、2つ目は虹02系統の新設、3つ目は東16系統の区間延長です。

  快速バスに関しては、これまで東京駅八重洲口からビッグサイトorホテル日航まで直行だったものが、丸の内南口発で銀座経由、そしてお台場内は循環となり、パレットタウンへも寄るようになりました。運賃は現行通りの300円。
  しかし、これまでは1日乗車券が使えなかったのが、この変更にあわせて100円の追加だけで乗れるようになりました。これはずいぶんありがたいことです。

  そして、虹02系統は、品川駅東口−テレポート駅までをレインボーブリッジ経由で結ぶ新系統。東京港トンネル経由の海01の削減を受けたものかも知れません。これにより、都バスは東京・浜松町・品川という3つの拠点でお台場を結ぶことになり、どこからでもかかってこい! といった感じです。

  そして東16系統の延長は、従来ビッグサイトまでだったものが、テレポート駅まで延長されるもので、ちょっと遠回りですが、東京駅からの2つ目のお台場地区へアクセスとなっています。

  「お台場へはゆりかもめで」というのが半ば常識のようになっていますが、次行くときは「都営の1日乗車券でお台場へ行ってみられては? ずいぶん安いですよ。


石原知事効果? 都営交通の新企画あれこれ        (update:2000.4.23)
  銀行への外形標準課税問題などで、さまざまな論議を提案してくれている東京都の石原知事。銀行だけでなく、交通局へもいろいろな提案がなされており、実際いくつかはすでに実施されています。

  中でも一時期話題となったのが、「都営地下鉄12号線」の愛称について。線名が「東京環状線」、愛称が「ゆめもぐら」に決まり欠けていたものを、6の字運転では環状にならないとして一蹴し、結局「大江戸線」になってしまったエピソードは有名である。
  そんな大江戸線、全線開通は今年12月の予定ですが、一足お先にこの4月20日、新宿から国立競技場(千駄ヶ谷)までが部分開業しました。これを記念して、開業日からはTカード、5月10日からは携帯ストラップが発売される予定です。

  そして、もう1つは都バス。石原知事の鶴の一声によって、車体全面広告車が登場しました。これまでは景観を害するとして、バス車体の広告スペースが制限されていたのですが、広告収入を増やすために撤廃されたものです。これによって、一挙に都バスの1/3に当たる、500台あまりに車体広告が施されたようです。

  どこの公営交通も赤字で当たり前という考えが多いようで、おかげでムダに税金で穴埋めを余儀なくされていたわけですが、人員削減だけでなく、こうしたところもちゃんと考えて、全体としての収益を改善していくべくなんですよね。


廃線の話、各地で相次ぐ・・・        (update:2000.4.9 modified:4.13)
  この3月に改正された鉄道事業法をにらんでか、最近相次いで廃線の話が浮上してきています。具体化しつつあるのは主に4つ。JR可部線・名鉄三河線など・のと鉄道・西鉄北九州線です。

  まずJR可部線の方は、現状でも1日10本ほどしかない、可部〜三段峡間を廃止しようというもの。この春にも廃線か、と一時期は騒がれていましたが、地元の同意がなかなか得られないようです。しかし、改正鉄道事業法では地元の同意が得られなくても、届け出から1年経てば廃止できるため、JR西日本としてはこの改正法で対処するようです。

  そして名鉄が廃止を提案しているのは、八百津線、谷汲線、揖斐線黒野〜本揖斐間、竹鼻線江吉良〜大須間、三河線猿投〜西中金・碧南〜吉良吉田間の6線区。これも9月までに運輸大臣に届け出て、1年後には廃線に持っていきたい考えのようです。

  また、のと鉄道(穴水〜輪島)と西鉄北九州線(熊西〜折尾)は、それぞれ来年4月1日、今年の11月26日付けでの廃線を届け出ており、どうやらこちらは本決定のようです。

  電車で行けるところがどんどん減っていくっていうのは、それだけ味わえる風景が減っちゃうんですから、かなり淋しいことですね。輪島も行ってみたかったんですが。


スルッとKANSAI 3dayチケット発売中!        (update:2000.4.1  add info:5.9)
  当初は阪急・阪神・大阪市交・能勢電・北大阪急行の5社で始まったスルッとKANSAI。昨年春の京阪・南海などの加盟以降、どんどんエリアが拡大していて、この春からは大阪モノレール・京都市交などを加え、27社局にまでになりました。1つのカードが、京都の醍醐、高野山、和歌山、姫路、それに三田でも使えるというのは、ついこの前までは考えられなかったようなことです。

  というわけで、この春で一部のバス会社とJR・近鉄を除き、関西のほとんどの会社で使えるようになった、スルッとKANSAI。それを記念してか、4/1〜5/21までの限定ながら、この27社局を3日間乗り放題というすばらしい切符が発売されています(販売は5/7まで)。その名も”スルッとKANSAI 3dayチケット”。しかもありがたいことに、その3日は連続していなくて(任意の3日で)良いので、ある日は神戸電鉄乗りつぶし、またある時は世界遺産の姫路城へ、他にも京都の名所旧跡をたずねたり高野山で修行したり(!?)と、使い道はいろいろです。

  今のところは期間限定ですが、パンフなどをしっかり整えているところを見ると、JR東日本のGoGoフリーと同じように、今後もちょくちょく発売されそうな雰囲気です。


※追加分
  驚いたことに、東京からの観光客用に東京にて3daysチケットが売られていました。しかも期限は2001年の2月まで(確か)。つまり、断続的ではあるものの、この企画は続くということを意味しているのでしょうか。
  ただし、東京発売分はどういうわけか任意ではなく、「連続する3日間」という事になっていました。なんで!?


3月18日 淡路花博 ジャパンフローラ2000開幕      (update:2000.3.25 modify:4.1)
 やや盛り上がりに欠けているのが残念ですが、3月18日から半年間に渡って、淡路島北部で、「人と自然のコミュニケーション」をテーマに、淡路花博が開催されています。当初は明石海峡大橋開通の記念事業の一環として行われるはずだったこの花博。しかし阪神大震災の影響で、2年遅れの開催となりました。

 関西国際空港建設のために、土砂を採取した跡地である同会場。しばらくは地面がむき出しだったはずなのに、今では1700種類・150万本の花と、45万本の木々が所狭しと来場者を待っています。

 会場は大きく分けると3つのゾーンがあります。まず北側の「にぎわいゾーン」は、世界中の花が集まる”花の館”、太古の昔からの人と自然との関わりを紹介する”緑と都市の館”、アジア諸国の味や民族音楽などが楽しめる”アジアショーケース”など、花と緑と世界を楽しむゾーンになっています。大阪鶴見の花博でも有名だった、世界最大の花・ラフレシアはこのゾーンで。

 中ほどの「フローラゾーン」は、世界23カ国・国内26の自治体が出展している”国際庭園”、季節の花をドラマチックに楽しめる”淡路・虹の花壇”など、花と緑と水をコンセプトに、美しい眺望が広がるパラダイスパークになっています。またガーデニング好きの人が手がけた、市民ガーデンはなかなかいい試み。自分の庭の参考にできるかも知れませんね。

 そして南側に位置する「夢舞台ゾーン」は、大阪湾と会場が一望できる最高のビューポイント”プロムナードガーデン”、香り・形・音などで植物を感じさせてくれる”夢舞台温室”など、人と自然の新しい共生を創造する、大きな花と夢の舞台になっています。

 こんなことを書きつつ、まだ行っていない筆者ではありますが、出来ればナイターのある夏休み中に行ってみて、またルポでも書いてみたいと思っております。

淡路花博のオフィシャルHPは こちら

more info:開催期間は3/18〜9/17まで。
        時間は9:30〜18:00。(7/1〜9/3はナイター有、9:30〜21:30)
       入場券は、大人2900円、シルバー2000円、高校生1500円、小中学生800円、幼児400円。

<アクセス>
  京都や枚方、和歌山など、関西各地から臨時直通バスが運転される他、定期バスでも“高速淡路花博”バス停に止まるものもある。また、神戸港から高速船の臨時運行もあり、行こうと思っておられる方はKansai Walkerなどの情報誌で研究されることをお勧めします。

  なお、自家用車だと高い通行料で明石大橋を超えても、駐車場が満杯で止められないことが予想されるので、控えた方が良さそうである。


JR九州 885系「白いかもめ」デビュー!        (update:2000.3.25 add photo:4.17)
885系「白いかもめ」 門司港駅にて   私の一番好きな787系「つばめ」をはじめ、883系「ソニック」、キハ125系「Y−DC」、キハ200系「赤い快速」など、次々とあっと驚くような新車を発表するJR九州。今度の3月改正では、長崎行きの特急「かもめ」に『白いかもめ』の愛称を持つ、885系が投入されました。

  何がすごいって、まずはその外見。まるでドイツのICEのようなモグラ顔は、もうJRの特急とは思えないスタイルです。また車内に入っても総革張りの座席が並び、デッキはとても明るく開放的。その他、「百聞は一見にしかず」なので・・・、と言いたくなるほど、いろんな驚く設備が待っています。

  時刻表に(かもめ型車両で運転)との表記のある、「かもめ」と「ソニック」は885系なので、ぜひぜひ九州へ行った際には、見るだけでなく乗ってみて下さいね。


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