このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

Super Holiday in 沖縄 with SPEED

旅行日:99.1.12〜1.15

<The FIRST Day・・・私にとっての最後の土地、沖縄へ!>

 よく眠れたのか、目覚ましよりも10分ほど早く起きてしまった今日1月12日。普通に過ごしていれば、何事もなく過ぎ去ってしまう冬の一日だが、今日は違う。今まで唯一行った事のなかった最後の都道府県・沖縄に発つ日なのである。

 何しろ4日間29800円とは超破格で、しかも中学入試で学校が休みなのだから、このチャンスを逃すわけにはいかない。さらに今年は卒業の年。いろんな友達と卒業旅行に行っておきたい。などというように、いろんな要因に私はうっかりその気にさせられてしまい、ついに同じ理系の友達と二人で、行くことになった。
 なお予め言っておくが、かなり長いダラダラした旅行記になってしまっている事は、ご了承頂きたい。
 

バスから見た関西空港  と言うことで、冬にしてはずいぶん軽い着替えを入れた大カバンを手に、10時前に家を発つ。新快速で大阪に着き、早めの昼食を済ませたら、バスで関空を目指そう。すでに関空へは3度ほど行っているが、いつも電車だったので、たまにはバスも面白いかもと思っての事である。梅田からの関空行きはホテル阪神前から30分毎に出ており、ちょうど11時41分の便がつかまった。バスは大阪駅を越えた新阪急ホテル前で何人か新たな客を迎えると、梅田入口から阪神高速に入り、しばし環状線から中之島を見下ろす。下を歩いているだけでは感じようもなかったが、こうして見てみるとなかなかの景色である。そして本町に出ると、今度は地下鉄中央線沿いに湾岸線を目指し、弁天町のオーク2000、天保山の海遊館や観覧車、コスモスクエアのWTCが立て続けに車窓を流れていった。

 その後も湾岸線には多彩な風景が広がり、右手遠方には明石海峡大橋、左手には岸和田城や遠くPLの塔まで見え、文字には出来ないながらも旅行前から味わえた新発見の連続に、かなりドキドキワクワクしながら乗っていた。そして定刻通り12時40分に国際線出発の4階に到着し、友を駅まで迎えに行ったのち、受付カウンターへ。見ればこの「沖縄あったか紀行4日間」は2号車まであるようで、なかなかの盛況のようだ。搭乗券を受け取り、知る人ぞ知る地下のローソンで少々買い物をして、手荷物検査を終えると、ロビーで飛行機とご対面となった。那覇行きの897便は、予想通りのB747スーパーリゾートエクスプレスで、確かに格安ツアーの客がないと、550もの席を埋めるのは大変である。 

 20分前くらいから搭乗が始まり、チケットの後方真ん中の席にありつくと程なく動き出した。かなりせわしないもので、あっと言う間にもう空の上だった。幸いこのあたりは天気が良く、すぐにベルト着用のランプが消えたので、空いてる窓際の席へ。ちょうど琴平あたりのようで、遠い向こうに瀬戸大橋(?)が見える。そして四国山地を越えると高知空港上空で、市街地や桂浜も。さらに海を越えると、そのまま種子島へ行くのかと思いきや、シーガイアや青島などの宮崎の風景が現れ、意外だった。その後気付いた頃にはいつの間にか厚い雲が広がっており、着陸するときは揺れや旋回がひどくて、軽い飛行機酔いを起こしてしまった。

 少し気分が悪いものの、何はともあれ今ここにいるのが、あこがれの那覇空港! 「ウルトラクイズ」では、機内400問クイズの成績が悪いと、アメリカの地に足をつける事なく機内に引き戻されてしまうが、今日はそういう心配はなく、無事沖縄の地に足を印せて、まずは第一の目標達成である。でもそれ以上に、観光バスまでの一歩一歩でさえがあまりに嬉しく、「オレは沖縄にいるんだ」という実感が徐々にこみ上げてきて、これからの4日間が楽しみで仕方ない。

 1号車組の43人が集まった時点で発車となり、今日はただひたすら北上して奥間ビーチまでのコース。結構渋滞していた空港から那覇I.C.の間と、今度は激しい雨に見舞われた許田I.C.(名護の南)から奥間までだけが一般道で、あとは沖縄道を快調に飛ばす。おかげで奥間へはどうにか20時過ぎに着く事が出来た。ちなみに雨は小降りになっていた。

 ところで、ここから今晩のお宿“JALプライベートビーチ奥間”の紹介に入りたいのだが、普通に書くと感嘆の言葉ばかりが並び、とても上手く伝えきれないので、要点を2つだけ押さえておきたい。

 まずすごいと思ったのは部屋。ホテルと聞くと、マンションか旅館風の建物を思い浮かべるのがごく自然な流れなのだが、ここは(驚きを通り越して)あきれた事に大半がコテージタイプの部屋という、聞いただけでもゴージャスな環境。残りはと言えば、私達が実際泊まったアパートタイプの新館で、「それならまだ普通」と思うなかれ、新しい分だけ内装がいいため、考え方によっては一番いい部屋だったかも知れないのだ。

 そして2つ目にビックリしたのが、このツアー唯一だった夕食。相当いい部屋にビックリしつつ、時間が時間なのですぐに食べに行ったのだが、洋食と和食・中華バイキングのうちの洋食を選ぶと、これが何と本式のディナーだったのだ。「まだ高校生やのに、こんなに贅沢していいん?」と友達2人で言いながら、非常に柔らかくおいしかったステーキや、後味のいいデザートに舌鼓を打っていた。ただ、予期しなかったとは言え、あんなにフォーマルな場へ行くと非常に気が引けて、どうも悪いことをしてるような気がしてならなかった。これってやっぱ小市民の証?  そして部屋の中でも、TVゲーム機(有料)やウォシュレット等の過剰とも言えるサービスに再びあきれながら、あっと言う間に過ぎていった初日に幕が下りたのであった。

 ○写真1・・・阪神高速湾岸線を走るバスの中から、関西空港を望む。


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