このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

Super Holiday in 沖縄  with SPEED

旅行日:99.1.12〜1.15


<The THIRD Day・・・・沖縄での一番の思い出、で〜きた!>

 近頃当たり前になったモーニングビュッフェでお腹いっぱいになり、余った時間を昨日同様ビーチで過ごすと、程なく出発の8時30分。今日はショッピングセンターと首里城に寄って、那覇着というきわめて単純なプランで、早速バスは南へ走りだした。石川から高速に入るのかと思いきやそのまま国道を進み、嘉手納基地が近付くとそれに沿うように沖縄市へと進路を変えた。嘉手納はさすがに最大の米軍基地だけあって壮観の一言で、改めて「米軍基地のある沖縄」を意識させられた。そして基地が見えなくなると、そろそろ沖縄市の市街地になり、メインストリートのコザ大通りに出たらもうプラザハウスに到着だった。話によれば、アメリカ人専用のショッピングセンターだったのを土産物屋に変えたそうなのだが、その割には狭いし品揃えもなぜかブランドものが多く、あまりに中途半端なところであった。

これが首里城。この朱色がなかなか渋い。  バスに戻り、近くのインターからしばらく高速を走って、次に連れて来られたのは琉球王朝の中心だった首里城。沖縄戦で焼失しながらも、7年前にようやく復元されたものである。かなり近代的な駐車場に驚きながら、ガイドさんの先導でまず目にするのが守礼門。万座毛と共に沖縄ツアーのチラシにはおなじみのこの風景で、ここで団体写真を撮らされた。ただ終わって私も写真を撮ろうとするが、次々と訪れる団体客の団体写真の撮影や、民族衣装を着た人と撮る観光写真等の商売関係だけで付近が占領されてしまっていたのは、実に嘆かわしい光景だった。那覇市も即刻他の観光客の邪魔にならない程度に営業するよう、指導するべきである。

 さて、門をくぐるといよいよ首里城が見えてきた。石の階段をどんどん上り、いくつか門をくぐるともう正殿の前だった。イメージでは、朱塗りが鮮やかで大きさもかなりのものだと思っていたのだが、実際目にしたのはチョコレート色の塗装に中規模の正殿。どうやら完成時のきれいな写真の見過ぎだったのかも知れない。もっとも、外観は当時のまま復元してあったのだが、正殿以外は内装が今風の造りになっており、むしろこの方ががっかりした。でもその代わりと言ってはなんだが、正殿は昔の雰囲気のうかがえるちゃんとしたものだったし、何より城壁の外に目をやると那覇市街が一望できて、当時の人も建物こそ違うが、ここから同じように海を見ていたのかなと思うと、なかなか気分のいいものだった。 

今も残る首里城の城壁。つい最近再建された首里城とは違い、これは昔からあるもの  駐車場で地下なのか1階なのか迷いつつバスに戻り、あとは那覇着を待つのみ。そして12時前、国際通り沿いの南西観光ホテル前に着いた。長きに渡って行ってみたいと思い続けてきた国際通りが目の前に広がっており、はやる気持ちをどうにか抑えて荷物を預け、いよいよとうとう待ちに待った那覇観光に飛び出した。

 土産物屋の建ち並ぶ通りを、目に入るもの全てにワクワクしながら那覇BTへ歩いてると、程なく牧志の三越が見えてきた。かの有名なアクターズスクールはこの裏のMAXYというビルにあり、もちろん行ってみる。あれほど有名になったから、一般人は近づけないのでは?と思いきや、難なく事務所の前に立て、記念撮影もしておいた。ちなみにその直前、アクターズスクールの顔とも言える牧野アンナさんが私達の横を通り過ぎており、たいそうビックリしたのは言うまでもない。

 その後もさらに歩き、那覇バスターミナルまで来たのは12時半頃。事前に調べる手だてがなかったため、ここで今度乗るべきバスのダイヤを確認し、これから豊見城に行く友達とは16時に再集合として、私はつかの間のフリーとなった。とは言っても何よりまず重要な使命を果たすため、バスで那覇空港に降り立った。

那覇BT近くの国際通り。  重要な使命・・・それは驚くなかれ、18時半に始まるSPEEDのコンサートチケットを受け取りに行くのである。話せば長くなるが、上手い具合にコンサートと日がダブったので、あちこち手を尽くして即完売だったチケットを譲ってくれる人を見つけたのだ。そして予定通りその氏とは13時半に落ち合い、チケットを受け取って那覇BTまで付き合うと、氏は会場へ急ぐとかでそのままコンベンションセンター行きのバスに乗り換えて行ってしまった。 

 その過程はどうであれ、ほぼあきらめていたチケットが手に出来たのだから、喜び勇んで残された2時間を目一杯楽しもうではないか。まず第一弾は、お昼がまだなので沖縄料理を試そう。那覇BT近くにはあまりそういう店が無かったので、松尾バス停近くでようやく見つけてとまどいなく入った。注文したのは沖縄料理で絶対外せないソーキそばとゴーヤチャンプル。ランチタイムを過ぎたせいか、着替え終わると(昨日まで寒いくらいだったのが、この日に限って暑く、あわててトイレで下のトレーナーを1枚脱いだのだ)程なく出てきた。ソーキそば(650円)は、沖縄そばにソーキと呼ばれる豚の角煮をプラスしたもので、いわばチャーシュー麺のような存在。しかしソーキの量は相当あり、しかもしっかりとした味付がこれまた格別! 沖縄に来たからにはぜひ食べねばならない一品(逸品?)である。またゴーヤチャンプル(600円)は、訳すと苦瓜の炒め物で、聞いてるとあまりおいしくなさそうな感じだが、壁で隔たれたような苦さが他の具とよくマッチしていて、この苦さがまた面白くおいしいのだ。

 ゆっくりと沖縄の味を楽しんでいたかったが、あまりゆっくりもしてられず、後ろ髪を引かれる思いで那覇散策へ戻る。残された1時間ちょっとも、旅行貯金に回ったり土産物を見てるうちにあっという間に使い果たしてしまい、約束通り16時前に那覇BTに戻ってきた。ここから目指すは、あと2時間半で始まるSPEEDのコンサート開催地・沖縄コンベンションセンターで、上手い具合に15時55分発が目の前に現れ、飛び乗った。意外とコンベンションセンターへ行くバスは少ないそうだから、コンサート前からかなりツイているようだ。ちなみに大きなコンサートだから那覇市内のどこかだろうとお思いかも知れないが、実は2つ隣の宜野湾市。コンベンションセンターまで、初めての土地での1時間余りの小さなバス旅となった。

 4000人程しか入らない割には開場前からかなり集まっており、私達は困った時のビーチ頼みとばかりに、またまた浜辺で時間つぶし。山の向こうにある普天間基地から飛び立つ数々の飛行機を見て過ごした。そして18時前には中に入り、その後どうなったか、もうここからはご想像にお任せしよう。

 コンサートは21時前に終わり、バスが込むとつらいので余韻を楽しむ暇なくバス停へ急ぐ。すると行きと同じ55系統が10分ほどで来て、とにかく席は確保できた。出てくる客の流れはまだまだあるのだが、無情にもセンター前発はこれが最終で、それを分かってか、それとも行き先が違うのかみんな表通りまで歩いていた。

 ホテルにほど近い姫百合橋で降り、ホテルに帰ってきたのが22時半。時間が時間なのと、声もかすれ食欲も余りないので夕食は断念し、土産物屋はまだ開いてるから、ともかく残った体力でウインドウショッピングを楽しんだ。どこの店でも置いてあるものはほぼ同じで、紅イモやパイナップルのお菓子・星の砂などいろいろと並んでいたのだが、1つ珍しいものをみつけたので、紹介しておこう。シークァーサーという柑橘系の果物のジュースである。ホテル近くの土産物屋にあったもので、値段・サイズともに普通の500mlペットボトルと同じ、ただ味はスウィーティー系で、沖縄でしか買えないものの1つとして土産にしてみると面白いと思う。もっともすき好んで飲むような味でもない事は付け加えておく(おいしいとまずいの境目の、微妙な味なのだ)。

 ○写真1・・・これが首里城。この朱色がなかなか渋い。
 ○写真2・・・今も残る首里城の城壁。つい最近再建された首里城とは違い、昔から残っている史跡である。
 ○写真3・・・那覇バスターミナル近くの国際通り。この辺は道が広いから気付きにくいが、
         牧志のあたりまで来ると、沖縄のバスの多さがよく分かる。


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