このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
Tokyo graduation・・・・
旅行日:98.3.24〜3.31
<またまた被災地に心を痛めて・・・・
最終日 3/31(日)
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昨晩寝付いたのは多分0:30くらいなのに、5:30過ぎに目覚めてしまった最終日。乗ったときにお願いしておいたおかげで、長野に定刻より10分早く着いて、十分な余裕を持ってしなの鉄道の2番目に乗り込む。車両は珍しいことに、リクライニングの169系。今井のオリンピック村の跡などを見ながら朝食をとり、45分程の上田でまず下車する。
上田での乗り換えは2分。上田交通は跨線橋を越えた先なので、まあ間に合うと考えていたら、なんと何と数日前に改札を出た先の高架ホームに移ったそうで、大慌てで新ホームへ走り込んだ。まだ近い方だったので間に合ったが、もし乗り遅れたら「ムンクの叫び」状態だっただろう。人気の少ない別所温泉を11分で折り返し、帰りはラッシュで混み合いながら7:50に上田へ戻ってきた。
8時5分のしなの鉄道で今度は屋代に下車。まだ30分もあるのに早々と長電ホームに立てば、掃除係兼駅員のおばあちゃんがいろいろ話しかけてきてくれた。お陰で入線時間も教えてもらい、イライラせずに54分の須坂行きの人となる。そして須坂からは5分接続の特急に2駅だけ乗り、さらに中野で4分の木島行きに乗れば到着は10:12分。明日で4月というのに、さすがに信州は寒く、バスを待つ25分が非常に長く感じられた。
やっと来たバスで飯山へ10分で運ばれ、次の列車までの20分、郵便局へ寄っておく。その帰りにNTTも見つけ、SPEEDのポスターをたずねたところ、すんなりもらえてしまい、こっちが驚いてしまった。やっとの事で11:04の長野行が来て、満員で窮屈な思いをしながら豊野へ向かったが、豊野からは一転、長野新幹線の副産物・快速「信越リレー妙高」で、直江津までの1時間15分、18きっぷなのにリクライニングにありつけた。ラッキー!
でも乗り換えは7分。何か食べたい気分をグッとこらえて北陸線に乗り込み、今日はちょっと荒れていた日本海を右手に、単語を覚えたりして時間をつぶした。ただ、糸魚川でも1時間あり、どうやって時間をつぶせばよいのか、さっぱり分からなかった。
さて、この次に乗るのはもちろん大糸線。今まで幾度となく大糸線乗車を望みながら、ずーっと水害による不通で不可能になっていたが、シュプールシーズンを前にした昨年11月末に全通して、ようやく実現できたプランなのだ。私を含めたレールファンをはじめ、地元の人、山登りの人などいろんな層の人を乗せたキハ52は、15時ちょうどに雨の糸魚川を発車。すぐに問題の姫川と平行するようになり、始めはまだ普通の風景だったものの、1駅ごとに大きな石ころや崖崩れの跡が目立ってきて、とうとう根知あたりからは島原でも感じた被災地の雰囲気が漂ってきた。
さらにこの先、写真の写りが悪くて申し訳ないが、砂防ダムや護岸工事用の工事用ダンプやショベルカーなどがいたる所で見られ、驚きよりもショックの要素が強く、南小谷に着いて普通の平穏な谷間の風景が見られた時には、なぜかホッとしてしまった。
ここからは再び電車になり、9分後の115系で大町へ。また大町からは10分後の富士見行きで松本を目指す。さすがに外を見ればスキー場だらけで電車内からでも滑っている人がよく見えるし、また穂高のあたりでは穂高連峰がとてもきれいで、少しばかり残った雪が夕陽できらきらしていた。ビデオにでも撮っていたらきれいだっただろうに。
「まーつもとー、まーつもとー、松本です」という相変わらずの放送で夜の松本に着き、ちょっとだけ途中下車。東京で試すのを忘れていたプリクラのオレンジカード版が見つかったのに、故障していて非常に残念だった。
そして13分の松本滞在の後、いよいよ松本−名古屋間3時間半乗りっぱなしという試練のお出ましである。もちろん夜で、しかも山間だからラジオも聴けず、暇の極地といった感じだったが、単語を覚えたりする内にいつの間にか名鉄が。寝ていたのかも知れない。
ただ時間の方は22時前。このまま在来線を行っても電車がないので、新幹線を奮発するしかない。幸いにして21:57分のひかり271号は300系で、私にとっては初めて。よく乗る100系に比べ座席もゆったりしてるし、トンネルに入っても耳ツンが全くないし、たった1駅・45分だったが、その恐いくらいのスピードと快適さに感動しながら京都に着いた。
窓から飛び降りられたら、このまま乗って約8分の我が家の前で降りればいいのだが、もちろんそう言う訳にはいかず、50分発の新快速、駅からは全速ダッシュ+飛ばしすぎの自転車で、家に着いたのは23時28分頃だった。今日中に帰れて良かった!?
○写真1・・・・上田交通の終点・別所温泉駅。右手にポツンとあるのは、丸窓電車と呼ばれる旧型。
○写真2・・・・これを見る限り、集中豪雨の際にはここを大水が流れていったのかも知れない。
○写真3・・・・ここではどうやら大規模な土砂崩れが発生した模様。重機での復旧作業が続いていた。
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