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Tokyo graduation・・・・

旅行日:98.3.24〜3.31


<過酷!都内を1日中歩き回った東京最後の日  
7日目  3/30(月)

 ここまではダイジェストで済ませてきたが、残りの2日間は普通に戻してみよう。

 最終日の今日は7時に起きて、まず八重洲口へ荷物を預けに行かなければならない。また営団のフリーを用意しているので、自然とルートは溜池山王で銀座線乗り換え、京橋からは徒歩連絡ということになる。そして再び京橋から銀座へ出て、日比谷線で神谷町に着くと、時間は8時半を少し過ぎたくらいだった。

 別段神谷町で下りたのには訳はなく、たまたま地図でラジオ日本を見つけて、ついでに貯金もしておこうと思っただけである。ただ面白いことに、少し南西へ歩くと東京タワーがすぐそこで、しかもその手前にかの「セブンイレブン」の本社があって、ちょっとした“発見”をした気分になった。

 次の六本木もそもそもはJ−WAVE(81.3)のためだけだったのが、寄り道が寄り道を呼んでしまって、旅行貯金においては、六本木駅近くの防衛庁内郵便局で、通算1300局を達成出来た。その後はなにげに通った道であのベルファーレを見つけたり、青山の国連大学前では「右脳を発達ませんか」などといったあやしい勧誘に声をかけられてカチンときて、「これ以上発達させたら、いよいよ危険人物になってまうやんけ!」と言い返してやったり、本当に東京もいろいろである。

  (ちなみに筆者は左利きのため、学説によれば右脳はかなり発達しているはずである)

 神谷町で予定より20分遅れたのが響いたために原宿をカットし、渋谷から中野までJRの助けを借りる。そして初めての中野サンプラザ訪問、とは言っても、行ってみて初めてホテルだということに気付いて、そそくさと退散せざるを得なかった。

 またJRで今度は荻窪へ。まだ食べてない東京名物は今回中に食べてしまいたいので、昨日の「もんじゃ焼き」に続き、今日は「荻窪ラーメン」を試すのである。駅北の細い道を少し上った店で食べたのだが、浅草海苔がのってる以外、他のラーメンとさして変わらず、何が荻窪ラーメンの定義だろうとふと考え込んだのであった。「名物」というものは、改めて考えれば不思議なものである。

 どこの店でも行列が出来てると聞いていたので、1時間もとっていたのが、わずか30分で済み、20分の余裕時間を持って新宿に着いたのが、12時15分。新宿も、比較的安全な西口には都庁などで十数回行っているのに、危ない東口は最近ご無沙汰だったので、まだ大丈夫な昼の内に“社会勉強”をしに行く。確かに昼なら普通の繁華街で、かえってミナミ(難波)の方が危ないかも知れない。

四谷を歩けば、8分咲きのサクラが! 光線の具合で写りが悪いのが残念 そして新宿3丁目から丸の内線を2駅だけ使って、同じ3丁目でも四谷3丁目で降りる。この先溜池山王まで、いろいろと見ておきたいところがあったので、徒歩に切り替えたのだ。おかげで途中では四谷でサクラが見れたり、今までTVでしか見たことのなかったTBSの社屋を見れたり、なかなか楽しい散歩が出来た。そして溜池山王から銀座線のお世話になり、降りたのは終点渋谷であった。

 木曜以来の渋谷で、再びスペイン坂のTFM「エモーショナルビート」やTOWER RECORDなどをちょこちょこっと寄って、地下の半蔵門線から折り返し東京を目指す。半蔵門線を選んだのに特に理由はなく、単に近かっただけなのだが、お陰で表参道で銀座線へ1分、さらに赤坂見附で丸の内線へ20秒と、すさまじく短い乗り継ぎで、同一ホーム乗り換えの便利さを見せつけられてしまった。

 おかげで時間はまだ6時過ぎ。でもゆっくりは出来ず、大手町からの千代田線を新御茶ノ水で下りて、秋葉原へ向かう。ただ土曜日に気になったものを買いに行っただけで、買ったらすぐに今度はJRでまた東京。さすがに最終日は忙しく、次はさらに別の知り合いの人と会わねばならない。あまり時間もなく、予定の8時過ぎに落ち合って、2時間ほど夕食をとりながらいろいろと話し、10時を過ぎたあたりでもうさようならになってしまった。実に今回の東京旅行は慌ただしい。

 とうとう私も東京離れる準備をしなければならない時間で、まず夜食の調達のためにコンビニへ行き、戻ればすぐにロッカーを開けてカバンの整理が始まる。

 思えば、当初は5日あれば十分だろうと思いながらも念のため1日延ばしたのに、その6日もあっという間に使い果たし、これから夜行バスに乗らなければならない訳で、やはり東京を卒業するにはまだまだ見聞が足りないような感じもしてきた。でも実際には、なかなか日がとれないだろうから、やっぱり「卒業」なのだろうか? 夜行バスには珍しい4列シートで、窮屈な思いをさせられながら、23:30東京・24:00新宿発と、どんどん遠ざかっていく東京に、寂しさすら覚えた“The day of Tokyo graduation”だった。


 ○写真1・・・・四谷を歩けば8分咲きのサクラが! 光線の具合で写りが悪いのが残念である。


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