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前3両が土佐くろしお車だった「南風1号」は、さすがに振り子の威力もあって阿波池田まではたったの30分。これだけでも感心するくらい速いのに、私が高知に着く頃には、この列車は終点の宿毛に着いているというのだから、実に恐ろしいスピードである。
大歩危駅の桜がきれいだったが、それを過ぎればもう何もなく、相変わらずの曇り空に退屈しっぱなしだったが、ようやく13時39分、高知までやって来た。ありがたい事に次まで1時間余りあるので、せめてはりまや橋くらいはと、早速土佐電鉄に乗り込んだ。ただ東京の時と同じく、本来の予定とついでの行動の順序が逆転してしまうのが最近の傾向で、今日もステッカーをもらいにFM高知に寄ったものの、ここで予想以上に時間を食ってしまい、高知城とはりまや橋はちらっと見るだけになってしまった。
その上時間もギリギリで一時は乗り遅れを覚悟したが、運良く待ち時間なしで土電がつかまったので、「カツオのたたき弁当」は買いそびれたもののどうにか間に合い、1000系のロングシートでホッと一息。外を見れば高知城の辺りで降り出してきた雨がまだ降り続いており、さっき以上に景色が悪くなっている。そうこうしているうちに、高知からどんどん離れていき、和紙で有名な伊野や須崎を越えて、少しだけ海が見えたと思えばとうとう窪川。2時間半も乗っていたのに、書いてることが少ないという事は、疲れのせいかぼんやりしていた証拠である。
20分も上ればようやく清流が戻ってきてホッとしたのだが、残念ながら江川崎を過ぎるともう夜で、またラジオを聞きながらボーっとする状態になる。そして、新駅舎が出来たばかりとかの宇和島に着き、1駅だけ「宇和海」に乗った後は、卯之町から普通列車の人となる。| 旅行記 index へ |
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