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気が早い?「東部丘陵線」沿線案内

長久手町内に続いて、名古屋市内部分でも準備工事が始まりました。(藤ケ丘駅前にて)

★「東部丘陵線」(とうぶきゅうりょうせん)・・・とは?
名古屋駅から地下鉄東山線で25分、その終点である「藤ケ丘」(ふじがおか)駅から、
名古屋市の東側に隣接する愛知郡長久手町
(あいちぐんながくてちょう)を経て、豊田市の北部、瀬戸市との境界近くにある
愛知環状鉄道「八草」駅までの、約8.9kmを結ぶ計画の路線です。
1971(昭和47)年の答申では、藤ケ丘から長久手(多分、現在の長久手町役場あたりが想定されていた・・・
のでしょうか)まで東山線の延伸が想定されていましたが、藤ケ丘から先は名古屋市外であったことからか、
その答申が実現することはありませんでした。
年端進んで平成4年の答申では、藤ケ丘から先は東山線の延伸に代わり、愛知環状鉄道の八草駅までを結ぶ
「中量軌道系の交通システム」として、2008年までの整備が適当である、と位置付けられ、現在へと至りました。
(一時期は八草から先、2005年開催の愛知万博の主会場として計画されていた、瀬戸市海上
(かいしょ)地区までの
万博期間限定の路線も計画されていましたが、万博自体の計画変更にともない、その計画はなくなりました。)

「東部丘陵線」は、平成13(2001)年に都市計画決定され、2005(平成17)年の開業が予定されています。
走行方式は、現在「中部HSST開発」が名古屋市で実験運転している、浮上式のHSSTリニアモーターカーの
導入が計画されています。
運行主体は、第3セクターである「愛知高速交通株式会社」
(※1)です。

なお、沿線の大半が含まれる長久手町にとっては、鉄軌道系交通機関が初めて町内を通ることになります。

東部丘陵線 路線の概略

区間藤ケ丘〜八草間 約8.9km
駅名駅のだいたいの予定地駅の位置予定地周辺の主な施設
藤ケ丘
(ふじがおか)
名古屋市名東区藤が丘
地下鉄東山線「藤ケ丘」駅(既設)東側
地下地下鉄東山線藤ケ丘駅
市バスターミナル(藤が丘)
名鉄バスのりば(藤ケ丘)
名古屋市交通局研修所
(交通局藤ケ丘工場)
はなみずき愛知郡長久手町桜作(さくらつくり)、久保山(くぼやま)付近
「はなみずき通り」南側
高架長久手郵便局
長久手町中央図書館
長久手町文化の家(ホール)
戸田谷
(とだがい)
愛知郡長久手町戸田谷(とだがい)、杁ケ池(いりがいけ)付近
県道「東狭間」交差点西側
高架
(県道上)
杁ケ池公園
杁ケ池体育館
名都美術館
アピタ長久手店
長久手古戦場
(ながくてこせんじょう)
愛知郡長久手町大字長湫(おおあざながくて)字勝入塚付近
県道「古戦場南」交差点東側
高架
(県道上)
古戦場公園
愛知県口論義運動公園
芸大前
(げいだいまえ)
愛知郡長久手町大字岩作(おおあざやざこ)字床寒付近
栄徳高校北側の県道岩作諸輪線との立体交差付近
高架トヨタ博物館
愛知県立芸術大学
愛知県農業試験場
公園西
(こうえんにし)
愛知郡長久手町大字熊張(おおあざくまはり)
県道「前熊東」交差点(東西方向は立体交差)東側
高架 
青少年公園
(せいしょうねんこうえん)
愛知郡長久手町大字熊張
「愛知青少年公園」正門北側付近
高架愛知青少年公園
愛知県立大学
科学技術交流センター
(かがくぎじゅつせんたー)
豊田市八草町
「科学技術交流センター」(未設)南側
高架(東部丘陵線車両基地)
八草
(やくさ)
豊田市八草町
愛知環状鉄道「八草」駅(既設)北側
高架愛知環状鉄道八草駅
愛知工業大学

※1 [愛知高速交通株式会社]の概要
   本社/名古屋市千種区井上町
   設立/平成12年2月7日
   資本金/23億5000万円
   出資者/愛知県 長久手町 名古屋市 豊田市 日進市 瀬戸市 名古屋鉄道(株) 日本政策投資銀行
       中部電力(株) 旧・(株)東海銀行
(UFJ銀行へ継承?) トヨタ自動車(株) ほか

いよいよ、2002年1月も中旬を迎えた頃から、沿線予定の道路では、「東部丘陵線」名目の工事看板が
所々で見受けられるようになりました。
地元の住民としましては、これからどんな形で「東部丘陵線」というものが、姿を徐々に現していくのかが
非常に気がかりになっていきます。
これより沿線(予定地)を、現状の画像を交えながら紹介して行きたいと思います。

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愛知高速交通ホームページ

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