このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

98.12.29新規

(2) 時刻表は最新号を
〜それでもこわいローカルバス〜

 変わっていないようで毎月どこか変わっているというのが時刻表で、時刻表自身にも「時刻表は毎月変わっています。その月のものをお使いください」と書いてあるのだが、筆者の使う大判は\970もするため、ダイヤ改正のあったときか、大きなお出かけの時しか買うことはあまりなかった。
 乗り継ぎはだいたい考慮されているので多少変わっていても影響は少ないのだが、現地に行ったら変わっていたことがいくつかある。
 93年3月今は無き一般周遊券で九州へ行ったときのこと、周遊券にあった博多交通センター-唐津のバスが現地に行ったら無かった。しかたなく天神BCから唐津大手口ゆきのバスに乗り、かくかくしかじかだがといってそのキップで降ろしてもらった。今は行程作成時の資料がないので何とも言えないが、周遊券発行箇所(交)ですでに無くなった路線の方のキップを出してしまったか、筆者が間違えたか定かではない。ところで博多と天神のバスターミナルはよそ者には勘違いしやすく、注意が必要である。
 次に、これは時刻ではないのだが、93年8月のこと。酒田-秋田間が客車列車だったのでここを通るようにわざわざ行程を引いたのだが、酒田駅について発車時刻が近づいてもお目当ての客車が見あたらない。秋田行が入るはずのホームに変な2両編成の電車のようなものが停まっていた。よくみると方向幕には「秋 田」とある。お目当ての837レは837「M」となっていたのであった。電車化されても運転時分が前のままで、結局クモハ701-20のロングシートで約2時間半揺すられて首がたいそう痛くなった。前日の山形新幹線がメインとはいえ、これでは何しに行ったのかわからない。
 極めつけは、98年2月。このころJR自動車線に目ざめて白棚線やら福浪線などに出かけていたのだが今回は千葉茨城界隈ということで、12月号の時刻表で
 成田1050-1137多古新町-多古1230-1325佐原1340-1438江戸崎1530-1622土浦(ヨ)
 土浦817-927下妻上町940-1040古河
という行程を組んで出かけた。成田駅までグリーン車など奮発して臨んだところ、成田駅発の時刻が変わっていた。10分の繰り下がりなので、あとは何とかなるだろうと八日市場行に乗り込み多古新町で下車した。
 そこから佐原行の時間も変わっており、多古発1230の便はなくなっていた。多古で1時間40分も待たされ、その間蕎麦屋で昼食を取ったり駅構内(!)のホームセンターを冷やかしたり時間をつぶし、やっと佐原行の発車となった。佐原からも時刻は変わっており、佐原-土浦はラッキーというかアンラッキーというか直通便になっていた。
 土浦について明日の古河行の時刻を確認すると、817発の下妻上町行は途中の篠崎転向場止になっていた。窓口で南筑波線の時刻表をもらい見てみると、下妻に行くのは700と1315と(以降)しかなく、700ので行ってもそこから古河行には1時間30分待ちとなりあまりよろしくない。季候が良ければともかく今は2月ときている。あまり辺鄙なところ(失礼)で待合を過ごすのもつらいので古河に回って乗ることとした。
 実績は以下の通り

  成田1100-1147多古新町-多古1330-1425佐原1450-1638土浦上野へ戻り大宮(ヨ)
  大宮よりホリデー快速で木更津、-東京湾横断道路をバスで走り横浜へ、その後古河(ヨ)
  古河720-820下妻上町830-940土浦

 土浦でもらった時刻表は平成9年12月15日改正とあった。ちなみに98年2月号の時刻表(東海旅客鉄道業務用)によれば、この路線は12月26日現在として古いままになっていた。仮に最新号を買っていったところで同じ結果になったということである。
 バス路線はもっぱら地元の足なので、まずこのような全国版の時刻表を見て乗る人は少なく改訂漏れがあったとしても実害はないのであろう。
 "バス乗り師"は事前に各社・各営業所に問い合わせるらしい。これがいちばんかたいと言える。

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