「風の予感」とはこっぱずかしいタイトルではあるが、、
列車の旅は季節によりそれぞれに趣きがあるが、窓を開けて楽しめるという点では「ゴールデンウィーク明けから梅雨入りまでの間」ではないだろうか。地域差もあるので北東北や北海道はちょっと寒いかも知れないが、そのほかでは窓を開けて5月の風をめいっぱい吸い込んでいただきたい。
ゴールデンウイークまでは周りの客が寒がるかもしれないし、混んでいては楽しくない。梅雨の間も条件的には良いのだが、やはり雨に遭うことも多く、雨が降っては窓が開けられない。また夏は冷房が入るし、非冷房車では暑すぎる。 1985年5月 烏山線-烏山-(国鉄バス!)-茂木-真岡線-関鉄常総線 という日勤、じゃない日帰りコースをたどった。天候は晴れで絶好のコンディション。日曜ではあったがこのルートでは混む要素もない。
烏山線、真岡線ではクロスシート(当時)で、常総線はロングシートであったが、横になって窓を思いっきり開けて走行した。
この時以来、この時期を特別なものと認定した。このわずかな時期に何か行程を入れようと思うのだが、都合がつかなかったり、行っても天候が芳しくなかったりでなかなかこの感触に遭えないでいる。
JRになってサービスが良くなり、エアコン完備になりありがたいのであるが、この楽しみが無くなるのは残念でならない。また東海車などは下側が締切にされて開かないくるまもある。 どのあたりがよいのかといわれると心許ないが、
「のんびりと走る」ということで優等列車は不可。窓も開かない。
亜幹線かローカル線の普通列車。気動車なら尚いいね。
中央東線の列車区間なんかもいいかもしれない。
最近は新型気動車も増えてどこにいったらいいのかよくわからない。
「高原の花の中」なら言うこと無いでしょう。こんなところあるのだろうか??
小海線あたりが感じ出ていそうなのだが、ひゃくとお(110)ではちょっとね。
「空いた列車」でなくてはならない。平日の昼間がよい。
「空、雲」がないとね。やっぱり晴れた日。 筆者は単車乗りなので、もちろん単車でも実施しているが、この場合自分で運転するという作業が並行するのであまりだらーっと乗っていられない。居眠りなどできようがない。やっぱり列車がいいね。
「風の予感」
アルバムは1984年5月21日発売。この季節にぴったり!! |