このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
01.11.15新規
高速道路のSAで「ファミリーロッジ旅籠屋」というパンフレットをみつけた。 パンフレットによれば、アメリカンスタイルのロードサイドホテルという。いわゆる「モーテル」というやつなのだが、我が国にはこういうロードサイドのホテルというと、ラブホテル然としたものばかりである。地方に行けばビジネスホテルを名乗っていても実際は「休憩」も扱う「多目的ホテル」であるケースも見られる。地域住民の手前、開業にあたり「ビジネス」をなのることもあるらしい。ちょっとファミリーやひとりでは利用が憚れる。 この「旅籠屋」はファミリーやひとりでも気軽に利用できるようつくられている。シーズンと人数によって料金は異なるが、レギュラーシーズンで、1人\5000、家族四人で\10000とリーズナブルである。連泊割引でリネン交換無しだと\1000引き。 お仕着せのない自由で気楽な雰囲気ということで、きわめてシンプル。食事はなく、朝食はスーパーホテルと同様、パンの軽食があるらしい。 夕食は弁当を持ち込むもよし、近所に食べに行くのもよしで気楽である。 タオル、シャンプー・リンス、ドライヤーは標準装備だが、歯ブラシ、寝間着などは有料となる。アメリカのモーテルに泊まったことがあるが確かに寝間着が無かった。 ロードサイドホテルということで、公共の交通機関では不便なところが多いが、国道沿いにあり、車や単車での旅行には便利である。 店舗はまだ少なく、利用したことはないがタビービト族としては是非利用してみたい。 ちょっと気になるのは、 ・10〜20室程度しかなく、いくらローコストオペレーションとはいえ、特に平日など稼働率が低いと経営が厳しいのではないか。 ・近くに食事施設のある場所らしいが徒歩圏内ならよいが車を使うとなると酒が飲めない。事前に何か仕入れてきて部屋食にするのが賢明かもしれない。となると電子レンジは必須といえる。ビールの自販機はホテル内にあるらしい。 ・ファミリーには格安でよいのだが、気楽なのをよいことにこどもが騒いで走り回ったり、工事などの商用(?)のグループが酔っぱらったりで「客層が悪い」というイメージが広がりはしないか。こういうスタイルのホテルを伸ばしてゆくには本部や各ホテルのがんばりもさることながらお客側からも安心・快適かつ気楽な雰囲気作りにつとめる必要がある。ひかりレールスターの「サイレンスカー」のときと同様である。特にリーズナブルな施設には客もチープな方々(笑)が集まりがちである。 従来の温泉旅館などは食事も買い物も全て館内で出来、客を囲い込むようにできているが、こういうスタイルだと地域の商店も繁栄するであろう。寂れがちの温泉地などは町をあげて誘致すべきである。 HPもあり、ネットでも予約が出来る。掲示板もあり、苦情なども掲載されるのでじょうずに取り扱わないといけない。ネット対応を片手間に考えると大変なことになるのは過去の事例が示している。うまくすればへたな広告より効果がある。 パンフレットにある「イベントをお金で買わない気楽な旅」というフレーズがぐさりときた。 スーパーホテル同様、利用したら報告します。すでに利用された方、ぜひリポート下さい。 HPはこちら |
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