このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

熊本市交通局

〜日本初の超低床電車が走る〜

超低床電車9700形と熊本城

 1997年に登場した9700形超低床電車を抜きに語れない。その姿を知らしめた功績は大きい。超低床電車の導入
後、車椅子でも使えるように電停の拡幅やスロープの取り付けなど周辺環境の整備を続けており、JR豊肥本線電
化後は、新水前寺駅と電停を直結する工事も行われた。
 ②健軍町〜田崎橋間が日中5分間隔、③健軍町〜上熊本駅前間が日中10分間隔で運転されている。路線は大
半が複線・併用軌道だが、二本木口〜田崎橋間と上熊本駅前付近が単線、新町〜洗馬橋間は専用軌道である。
 沿線では路線バスの拠点−交通ターミナルのある辛島町から通町筋あたりまでの区間がもっとも賑やかで、通町
筋の停留所からは熊本城を仰ぎ見ることができる。
 運賃は対キロ区間制(130円〜)を採用しており、乗車時に整理券を取る方式。②③系統ともに全線を乗り通すと
200円になる。一日乗車券(500円)は電車内かJR熊本駅の観光案内所などで発売。
 日本の路面電車で初めて冷房車を登場させたり、日本の鉄道車両では初めてインバータ制御を採用、そして先
ほどの超低床電車の導入など、熊本市電は何かと注目されることが多いが、難読な読み方の停留所が多い点も注
目してみたい。杉塘(すぎとも)・段山町(だにやままち)・蔚山町(うるさんまち)・神水橋(くわみずはし)など、地元
以外で正確に読める人は少ないではないだろうか。

 車両は52両在籍し、西鉄福岡市内線から転じた5000形連接車も4編成8両ある。平日7〜9時台に3往復、交通
局→健軍町→田崎橋→交通局前間のルートでラッシュ輸送にあたっている。平成5年に登場したレトロ電車101号
の運用は特定されていない。

 線路総延長12.1㎞

  

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