このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

北へ!南へ!

〜青春18きっぷ+αの旅〜


♪ルールル、ルールル、ラーララー・・・・・
黒鉄鉄子:皆様、こんにちは!黒鉄鉄子です。さすらいの旅人kobin 西東さんの「春の旅」第2弾、「北へ!南へ!」
       の旅が始まります。西東さん、こんにちは!
kobin西東:Bonjour!度々旅をしている西東です。今回は初めて北へ目指します。
鉄子:西東さん、「SEA WORLD」とサブタイトルの「+α」ってありますけど、あれはどういう意味でしょうか?
西東:ここではお教えできません。旅日記をご覧ください。
鉄子:分かりました。では、皆様、この後をご覧ください。

平成11年4月6日(火)

  深谷0:29新前橋行きに乗車。前回「西へ!東へ!」の旅の始まりと同じ。高崎で快速ムーンライトえちごに乗り換
える。5:06新潟で電車は進行方向が逆になり、村上へ向かう。外は次第に明るくなり、太陽が上がって来た。
6:05村上でDC(ディーゼルカー)の酒田行きに乗り換える。列車は日本海沿いに走るので風光明媚だ。

列車からの日本海の眺め

  8:32酒田で乗換。9:41発秋田行きの電車に乗車。緯度を徐々に上げて行く。11:39秋田に到着。

秋田駅

 すぐに再び電車に乗る。11:45発快速しらゆき3号青森ゆき。次第に右手に出羽三山の一つ鳥海山が見えて来た。

鳥海山

 14:40弘前着。いち早く先へ進めるため、ここで乗車券と自由席特急券を買ってL特急いなほ1号青森行きに乗車
する。さすが特急。乗り心地が違うね!だてに特急券をとっていない。

L特急いなほ1号

 15:18青森到着。すぐに15:22快速海峡9号函館行きに乗車。この海峡号には3月1日〜10月31日まで「ドラえもん
海底列車」として走らせている。車内アナウンスも「ドラえもん」の声。また、この列車にはカーペット車も連結され、
寝ころんでリラックスできる。このほかカラオケ車も連結している列車もある。イイね!ヘッドマークも「ドラえもん」。

 

快速海峡9号

海峡号のカーペット車両 

 列車は右手に陸奥湾沿いを走る。

陸奥湾

蟹田で乗務員はJR東日本からJR北海道に交替する。次の中小国で線路はJR北海道に入る。本州唯一のJR北海道
の駅「津軽今別」を過ぎて、津軽海峡線を走る。

16:19いよいよ青函トンネルに突入!約48分間の海底の旅。青函トンネルは世界最長のトンネルで全長は53.85㎞
だ。16:29竜飛海底駅到着。とは言っても一般には降りられない。海底トンネル見学用の切符を買わなければ降りら
れない。16:31発車。16:42海面下240mの最も深い部分を高速で走って行く。

16:48吉岡海底駅着。ここも同様、一般には降りられない。16:50発車。
17:08いよいよトンネルを抜け、北海道の大地に入る。右手に函館山を見て、
18:13「は〜るばる来たぜ〜函館へ!」。

                       
                              函館駅
しかし、とっても寒い!気温は0.5℃でしかも小雪が舞っている。
こりゃ、寒くてたまらん。しかも腹がペコペコ状態。函館駅構内にある食堂で「青函ラーメン」を食べる。函館産のいか
が丸一パイとトウモロコシ・ワカメ・ホタテが入り、これで680円とは安い!早速食べてみると、麺は手打ちでコシが
ありスープは塩味でうますぎる。いかも当然うまい。満腹でなったところで、函館中央郵便局で行く。ここでは「スル
メ」がそのまま郵送できる「するめ〜る」(400円)を送る。なんともユニーク!

 ここ函館の有名人と言えば?そう、今、人気絶頂のロックアーティスト「GLAY」の出身地だ。函館山の麓のアイス
クリームの店では、「あのGLAYも食べたアイスクリーム」と店先に看板を出している。しかし、こんな寒い日は食べる
人はいるのであろうか?ま、そんな心配を必要はないか。

 ここ函館はナポリ・香港と並ぶ世界三大夜景の一つ。しかしこう寒くちゃ、見る気もしない。寒けりゃどうするか?
そう、温泉である。え?函館で温泉?とあまりピンと来ないかもしれませんが、ちゃんとあります。函館市電の
路面電車に乗って終点「谷地頭(やちがしら)」から徒歩2分。市営谷地頭温泉到着!

                      

 料金は大人360円。建物は昨年新しくなった。中は以前より広くなった。風呂は2階で、低温・高温・泡風呂の3
種類の内風呂と今回、露天風呂が新設された。湯は鉄分を含んでいるので茶色。Naclを多量に含んでいるので
しょっぱい。充分に身体が暖まった後、21:21発の函館市電の最終電車で函館駅へ戻る。しかし最終が21時台
とは早すぎる。函館駅で次の列車までしばらく待合室で待機する。

 快速ミッドナイト

 23:30発快速ミッドナイト札幌行きに乗車。この列車は2両編成で先頭車は3号車でドリームカー。これはリクラ
イニングシートで定員は40人。1号車はカーペットカーで、枕と毛布が備え付けてある。まるで船の2等室のようだ。
全車両座席指定。本日は満席。乗客はほとんど18キッパー。夏期には車両は5両に増結。指定券発売と同時に
満席になってしまう。車掌が検札を行う。青春18きっぷの1日分の効力は日付が変わって最初に停車する駅まで。
この快速ミッドナイトは函館を発車すると次の停車駅は新札幌(6:15)。新札幌→札幌間は別の18きっぷか乗車
券260円が必要になってくる。あっしはその乗車券を購入する。深谷→新札幌 1,163.5㎞ 13,750円かかるところ、
ナント18きっぷ1日分(2,300円)と快速ムーンライトえちご指定券(510円)と快速ミッドナイト指定券(300円)の
合計3,110円で北海道へ行けてしまうのだ(あっしは途中で特急に乗ってしまったが)。

 JR北海道の普通列車の窓は寒冷地を走るため2重窓になっている。このミッドナイトもそうである。
列車は23:30定刻に発車。ディーゼルエンジンがちょっとうるさい。すぐに車内は減光されあっしは熟睡へ!

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