このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

奥の近道①

2000年4月5日(水) 

今春の青春18きっぷが、あと1日分余っているので、今回は「消化旅行」だ!午前0時、マイカーで出発する。利根
川を渡って深谷駅近くの駐車場に泊める。0:20。

深谷 0:29 985M → 高崎 0:56 JR高崎線 新前橋ゆき 115系7両

まずは、新前橋ゆきの電車から。車内は東京ディズニーランド帰りの若者達で混んでいる。皆、遊び疲れて寝てい
る。

高崎 1:30 3763M・3921M → 村上 6:05 JR上越線・信越本線・白新線・羽越本線 
                           快速 ムーンライトえちご 村上ゆき 165系3両

今夜の夜行快速は3両しかないので、車内は混んでいる。全車両座席指定。早速熟睡モードへ!新潟で方向転換
して村上へ向かう。

村上 6:08 821D → 余目 8:14 JR羽越本線 酒田ゆき キハ47系4両

日本海沿いに列車は走るので、いい気分!


 荒海や 佐渡に横たふ 天の川(芭蕉)

余目 8:22 3122D → 新庄 9:05 JR陸羽西線(奥の細道最上川ライン) 
                      快速最上川2号 新庄ゆき キハ111系2両(ワンマン)

昨年12月のダイヤ改正で、この路線に愛称が付いた。陸羽東線には「奥の細道湯けむりライン」という愛称が!


車体には「奥の細道」というペイントが!


五月雨を あつめて早し 最上川(芭蕉)

列車は、最上川沿いに快調に走って行く。列車の中には「眺望車」があって、最上川が堪能できるようにシートが
窓側に回転出来るのも走っている。この最上川は日本三大急流の一つに数えられている。

新庄 9:24 1432M → 羽前千歳 10:30 JR奥羽本線 山形ゆき 719系5000番台2両 

昨年12月のダイヤ改正で、新庄まで延伸開業した山形新幹線。東京から3時間台で来られるようになった。


 山形新幹線400系とツーショットの719系5000番台

山形新幹線の福島〜新庄間は、新在(新幹線と在来線)線なので、新幹線と在来線の列車が同じ線路の上を走る
のです。

羽前千歳 10:34 → 山寺 10:49 JR仙山線 快速仙山8号 仙台ゆき 455系3+3両

この駅で下車↓

下車後、山寺登山口へ!山寺名物「玉こんにゃく」をおばちゃんから買う(一串100円)。立石寺参拝料300円を
払って階段を上がる。天気はあいにくの雨。それがかえって山寺の風情を濃くしているようだ!
立石寺(通称・山寺)は平安時代に、慈覚大師・円仁が創建した古刹。途中、せみ塚を目にする。


閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声(芭蕉)

なにしろ、今年(2000年)は、松尾芭蕉生誕350年という節目の年に当たるのだ。それを記念してNHKでは、
4/8(土) 午前10・00〜10・25〈衛星2・4月9日(日)午前11・25〜11・50〉 から、

新番組 奥の細道をゆくが始まりました。

第1回は「漂泊への思い」 〜東京・深川、三重・上野 〜  
「月日は百代の過客にして行き交う年もまた旅人なり」。日本の紀行文学の最高峰 にして、漂泊の俳人・松尾芭蕉
の人生の集大成としても知られる「奥の細道」。その旅の全行程を美しいハイビジョン映像でたどる紀行ドキュメント
の第1回。流れゆく時間も人の一生も、全ては旅のようなものという境地に、芭蕉はどのよう にして至ったのか。
生家がある城下町伊賀上野と庵を結んだ下町深川には、独自の人生哲学と文学表現をはぐくんだ風景や暮らし
が、新旧交錯しながら今も色濃く残って いる。番組では、「旅人」である評論家・森本哲郎さんが、松尾芭蕉の生涯
とゆかりの場所を訪ね、「奥の細道」の旅立ちまでを語ります。もちろん、今後、この山寺も紹介されますヨ!

 3110は奥の院へと続く石段を踏みしめて黙々と歩む。なにしろ見上げんばかりの急斜面に立つお堂だから、距離
が短いとはいえ楽ではない。30分かけて1,015段の石段を登り切ったときには、肌寒い陽気なのにすっかり汗ビッ
ショリになっていた。だが、寺院造りの展望所からの眺めには期待以上のものがあった。観光客が来る度に、
「うわー、絶景だ!」「きれいねぇ」などと感嘆詞を連発するのだが、その思いは3110とて同じである。


絶景だ! 

 

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