このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

★アプローチ

98年4月のJRの周遊券の改正で旅の形が随分変わりました。
改正以前にのんびりと汽車旅をしたいのなら『北海道ワイド周遊券』がありました。
北海道内のJRの列車、バスが乗り放題で20日間の有効期間がありましたので学生の旅等の時間に余裕のある旅にはぴったりの切符でした。
また、短期間の旅には北海道までの往復に列車以外に飛行機やフェリーも使える『北海道ニューワイド周遊券』があったのです。
これは有効期限が5日間用と10日間用があって『北海道ワイド周遊券』と同じで北海道内は乗り放題の切符だったんです。
ところが98年4月の改正で今までの周遊券を廃止して新しく『周遊きっぷ』が発売になりました。これは次のような組み合わせになります。

     『ゆき券』           + 『ゾーン券』 +      『かえり券』
出発駅(201Km以上)→入口駅              出口駅(201Km以上)→帰着駅

このうち行きか帰りに飛行機を使うことも出来ますがソーン券の有効期間は5日間
しかなく旅の行程を楽しむには使いにくくなったと思います。
これは北海道内だけでなく往復にも列車を使うようにする為だとは思いますが結果的に
本当に旅が好きな個人が旅を楽しめにくくなるような規則の改正になってしまったのは
非常に残念です。
本来の旅の楽しみは出発地から目的地へ至る行程を楽しむ「線の旅」だったのですが
これでは余裕のある日程が組めないので出発地から目的地へ直行するだけの「点の旅」になってしまいます。
旅の楽しみはテレビの旅番組のように『温泉と郷土料理』だけではないと思うのですが
どうでしょうか?

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