このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

木のこと家のこと 

まぼろしのケヤキ
 先日のyoshiさんのHPで材木屋さんの大きな丸太を見て思い出した出来事があったので書いておこうと思います。

 コラムの自然素材の欄で紹介した農家の友人がいるのですが、そのお宅は明治一桁建築の築130年にもなる家なんです。そのお隣さんも農家のお宅で、一昨年に裏庭のケヤキの木がでかくなりすぎたということで、1本のケヤキを3日がかりで伐採したそうなんです。

 しかし、切ったは良いがでかすぎるため処分に困っているようで、友人より「最近実家に行っていないけど、庭にずっと横たわったままでいるハズ。家建てるならお隣に話してあげるから、その木貰って使えば?」と話がありました。
聞けば明治18年頃の写真に既に結構な木になっている位ですから樹齢200年はいきそうな感じなんです。実際の大きさも直径1.3m以上、小分け後の長さも十数メートルあるみたいなんですね♪

 ちょうど、僕の方は千葉工務店さんと契約したての頃で大黒柱や太鼓梁が欲しいとか打ち合わせしていた時期で、これは良い話だ!と早速千葉工務店の社長さんに電話を入れました。社長さんも「面白い試みですね!」ということで話にのってくれまして、段取り関係もざっとですが想定してくださいました。

問題なのは加工場までの運搬です。これはコンパクトな機械を持ち込んで、現場である程度作業させてもらえるならOKとのこと。

工期に間に合うか?は自然乾燥は当然無理だが、機械乾燥で二度挽きすればなんとか間に合うのではないか。

とのことでした。

かなりこの計画も現実味を帯びてきて

ケヤキの1尺通し柱も夢じゃないなぁぁぁぁ!

上手くいけば、梁も取れるぞぉぉぉぉ!

残りはカウンターにしてぇぇぇぇ・・・!


などと、一人ニヤニヤしてたもんです。


一応友人が
「まだあると思うけど、近いうちに実家に行くから確認しておくよ〜!」・・

友人が現物を見てから半年経っていたので、一抹の不安が残ったのですが、結果は1週間後のお楽しみということで友人と電話を切りました。


で、1週間後


友人「この前の話なんだけどさー、ずっと置いておくのも邪魔だってい  うことで、タッチの差で処分業者が持って行っちゃったって・・」

1週間、いい夢が見れました・・(^^)


 

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