このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ハウスメーカー検討編3 7月下旬〜10月



出産と契約が重なってしまった!

 いよいよ大詰めです。自前の比較表、及び、仕上げのグレードを検討する限りでは、住林の圧倒的有利な状況です。K展示場のFさんも懇切丁寧に対応していただいています。見積額をより正確に算出してもらうためにも、ここで例の住林のみ有料の地盤調査費5万円也を出費することにしました。これにも瞬時に対応していただき、直ぐに調査書が手元に届きました。最初は住林だけ掛かってしまう、この5万円・・最初はすごく気に入らなかったんです。他の日記作家さんのHPにもしばしば登場するくらい邪魔者扱いです。しかし、他社の無料でやっている調査書より内容が濃くてグッドです。金額以上の内容が盛り込まれると思いますので、ケチらずお願いした方が良いですね!まー無料でやってるとこも実際契約すると経費として事後にしっかり他の人の分まで併せて回収されてしまうのですから・・笑 
 
 こちらも7月いっぱいに結果を出そうということになりました。でもママの出産予定日も7月末なんですね〜(^^;)どうなっちゃうんでしょうか・・7月決定とした理由は以下の通りです。

 ・積水ハウスが7月決算である
 ・冬季はコンクリートが凍ってしまうので、12月初旬まで
  には基礎を打ちたい
 ・積水ハウスの営業が工場発注期間が最低1ヶ月、打ち合わせ
  もみっちり3ヶ月は掛かると言っている

 ・そろそろ検討するのも飽きた 笑

そうこうしてるうちに、お腹の子の逆子が直らず帝王切開に・・・
ママは出産の為、入院です。
出産が25日、契約が31日・・・(^_^;)

結局バタバタしたまま積水ハウスとの契約と相成りました。
理由は以下の通り・・

 ・やっぱり一度は住んだことがない鉄骨造にしてみたかった
 ・展示場の雰囲気とカタログの雰囲気が目に残っていた
 ・社員の友人がいるので、安心できる?

これだけです・・笑
 実際グレードの高い見積もりが出た住林カタログイメージの積水への期待度・・・非常に悩みました。

契約後1ヶ月で契約履行凍結!?
 無事?契約に至り、ママも退院・・何だかんだ1ヶ月以上過ぎております。

ん?



ん?


ん?

積水から連絡が来ねぇーーぞ!Σ怒Σ

しょうがないので、こちらから連絡することに・・
どうも新規開設展示場の店長に抜擢され、そのオープンが10月ということ・・・そちらの準備でお忙しいようです。

営業 「じゃーそろそろ打ち合わせ入れますか」

ぢゃーってなんじゃ?3ヶ月はみっちり打ち合わせが必要って言ってたやんけ?

わが家的には契約終了したモンで「これから忙しくなるぞーー!」ってやる気満々だったのですが、どうも温度差が大きいようです。
そんな出だしだったもんで、わが家の勢いもフェードダウンです。

それと平行にインテリアデザインとかをどうすれば良いのか、色々検討していたのですが、どうも積水の体制では上手く行きそうにありません・・。計画としては「フローリングとクロス」の組み合わせを変えたかったのですが、それも費用効果などから難しそうです・・何せ内訳くれないんで、どの工事に幾ら掛かってるのか把握しようがないんですね・・苦笑

 
木の薫りに出会う
 こんなやり取りの中、行き場のないエネルギーを持て余したまま、ふと、とある地元の工務店の展示場へ・・
そこは無垢の木をふんだんに使った家でした。松の梁なんか築7年にも限らず、松ヤニがダラダラ流れ出しているんです。
 そして真壁(柱が隠れず、目に見えるように壁が配置されている)なので木肌も良く分かるし、壁も塗り壁なので室内の空気が美味しく感じます。断熱方法は外張り&基礎断熱ということでした。
 この展示場で感じたこと・・

 「やっぱ木っていいなぁ〜」 ってことでした。

 最近の家は石膏ボードで柱自体が隠れてしまうので、構造なんて何でも良かったのですが、こういった真壁構造の家が予算に合えば良いなと思ってきました。ざっとした坪単価を聞く限りではハウスメーカーより坪当たり10万は安そうです。
 早速こんな家も可能性があるみたいだよ〜って、ママたちを連れて再度展示場へ・・
 奥さんも「いいじゃん!」って感じです。

うちの夫婦ミーハーなんですかね!?
家に帰ったら、もう木の家にしようって決定しちゃってました。


積水ハウスとの話し合い
結局8月中旬、一度も打ち合わせが無いまま担当の営業に「思うところがあるので、今後の作業は凍結!!!」の電話をしました。

当然営業は「えっ!?」ってかんじですよね・・
日時を決め、K市にある営業所へ現在の心境を伝えに行きました。

その場は友人も同席してくれました。少し早く着いたので、時間まで友人が営業所内にあるショールームを案内してくれたました。打ち合わせ用のブースも満員です。透明なガラスで仕切られてるので様子がよく見えるんですね!

しかぁーーーし お金掛けすぎ!! 

もうちょっとコスト(客が実際払うお金と実際建つ家の費用)のバランスを考えた方がいいんじゃない?というのが正直な感想です。確かに綺麗で良いんですけどね・・・ 綺麗なショールームでの打ち合わせ・・客の評判も良いんでしょうけどね〜〜結局は客である自分たちに経費が余分に乗って来ちゃう訳だしな〜・・・複雑な気持ちですね!

本題に戻りまして、契約後の心境の変化を伝えることにしました。

1.打ち合わせが少なすぎる
 聞くところによると、最短のお客さんで1回のみ、あとはお客さんの要望次第ということです。要望次第で打ち合わせ回数が変わるってなんか変じゃないですか?家の規模等で当然回数は変わるものなのでしょうが、契約後の打ち合わせですから、再度本体の仕様など詳細に渡って説明する義務がメーカーにはあるのではないでしょうか!?ただでさえ「中身が見えない」メーカーの建物です。積水も結構トラブッているみたいですが、その辺の意思疎通の不良が原因ではないのでしょうか・・・
 筆者的には「色決め」の為だけの打ち合わせ・・・納得がいきません。

2.内装の変更は出来るの?出来ないの?
 壁・床・天井の仕上げを色々変更しようと思ったのですが、セントレージ系はスッキリイメージなのであまり変更するお客はいない・・・シャーウッド系はコテコテに変更するお客が多いとおっしゃってました。暗に拒否するような発言は何?仕上げる自信がないのかな???

3.木のイメージ
 先にカキコしましたが、木にすごく憧れが出てきてます。これは大壁の上に貼り物の柱を付けてそれらしく見せるのではなく、構造体をそのまま使い、木の力強さ、暖かみを表現したい

これらを伝え、営業所を後にしました。帰り際に、うちの商品に木造のものがあり、それだったら木の表現を実現出来ますよーーということでシャーウッドのカタログをいただいて帰りました。

次の日
また、担当の営業から電話をいただきました。何かと訪ねますと、上司の方と会ってもらいたいそうです。別に断る理由もないので近くの展示場にてお話を伺うことになりました。
 今回は担当の営業の方抜きで、その上司の方と僕の友人の社員の3人でとなりました。当の営業の人が居ると言いにくいこともあったのではないかとういうことでしたが、前日にお話した事と同内容をお伝えしました。
その上司の方(支店の営業部門のトップ)曰く、
 木の家というものは、払う値段で丈夫さが変わる(使う部材が変わる)。セキスイハウスの家は幾らで契約しようが同じ強度の家を提供している・・・等々鉄骨プレハブの優位性をトクトクと説得されていました。こちらとしては「家づくり」そのもののやり方自体が合わなくなってきたことをお伝えし、納得していただいたうえで、正式に作業ストップということになりました。
 あとはこちらで色々な可能性を模索し、上手くいかないようだったら再開するし、活路が開けたら解約する旨を伝え打ち合わせ場所を後にしました。

再度展示場を巡る
 一度候補を白紙に戻し、木軸系のメーカーを再度廻ってみることにしました。東日本ハウスや桧屋住宅、地元のメーカー等々廻ってみましたが、このころには目が肥えてしまっているというか、みんな一緒に見えてしまいます。大壁+合板フローリング+クロスという仕上げ方を前提にしている商品ばかりのため、何かと変更にコストが掛かりそうです。
 最初からすっきり真壁構造を計画できれば良いのですが、どうも今の流行の仕上げ方からすると、木を前面に出したプランはメーカーには難しそうだな!という結論に達しました。
家を建てるということ
 やはり建築に携わっている筆者としては、中身が見えにくいハウスメーカーの家を買うより、柱1本の選定から施主として参加できる家造りの方が性に合ってるかなと思います。この辺の考え方は人それぞれだとは思いますが、自分の家ですから「買う」感覚より「造る」喜びを!ですね(^_^)
 
丈夫な家を!
そして木の呼吸が感じられる暖かみのある家造りを!

これが今後のわが家の基本コンセプトになりました

積水ハウスとの契約破棄
 そして決定的な事柄が起きました。以前木造を希望するならシャーウッドで!と話をされたので、見学会でシャーウッドの現場を見に行くことにしました。そこでの出来事なのですが・・・


 現場は土台の据え付けが終わったところで、その他接合部などのサンプルが並んでいる状態でした。何気なく
「この木は何ですか?」
と尋ねたところ・・・
そこには営業マン3人と現場監督4人がいたのですが・・・・

どなたもご存じないようです
(>_<)


慌てて支店に問い合わせするなど、バタバタするし、お施主さんは戸惑ってるし・・・僕そんなに悪いこと聞いちゃったんすかね?笑

結果は「聞いたこと無いんですけど、ホワイトウッドということらしいです。ご存じですか?」
だって 爆


 木造なのに木の種類も知らず、家を建ててしまう・・・時代なんでしょうか?それだけ画一的に木を扱えるという事なのでしょうか??
ちょっと筆者には理解できない出来事でした。

 家への考え方の相違、思い入れの違い、また、次節で述べます工務店との交渉結果が良好だった事により、わが家で積水ハウスの家を建てる可能性が決定的になくなりました。
 よって11月積水の担当営業マンに連絡を入れ、正式に解約の運びとなりました。
 払った手付け金100万円は違約金という名称に変わり、その金額は帰ってきません。契約後何も作業をしていないにも係わらず没収されるお金・・・心中穏やかではないのですが、契約上はどうにもならないようです。弁護士にも相談しましたが回収は難しいようでした。
 ハウスメーカーと客の間ってホント対等になれませんよね!私も契約前に約款の写しをもらいましたが、結局こちらの主張による約款の変更は受け入れられないようです。会社の一方的な押しつけが前提の請負契約・・・
 ハウスメーカーの姿勢として、契約事に限らず、今後の柔軟な対応が望まれるのではないでしょうか!?

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