このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

固定小数点演算とか応用的


固定小数点演算


各表示窓にある、左右にスライドする小パーツは
小数点位置表示指標です。
なんで一箇所に2個も3個もあるのかは謎です。
ひょっとしたら何か他にも使用法があるのかも。もしくは予備?
あと、経年変化で指標を固定するバネがゆるくなっていて、
キャリッジを勢いよく動かすと小数点位置がずれてしまうのはご愛嬌(笑)

固定小数点演算を行う際、加算・減算の場合には
各表示窓の同じ位置に小数点位置表示指標を置きます。
乗算を行う場合は、置数表示窓の小数点以下の桁数と
回数表示窓の小数点以下の桁数の和が、
結果数表示窓の小数点以下の桁数となります。
この辺は筆算をやる時の要領と同じですね。

応用演算
乗算の和(12×34+56×78)なども簡単に求めることができます。
最初の乗算を行った後、結果数表示窓をクリアせずに
次の乗算を行えば、結果の和が表示されます。

ちなみにこの機械、なんと平方根も計算できるらしいです。
ちょっと驚きなのですが、
自分には計算方法が全く理解できませんでした(泣)
以下のページで計算方法が軽く紹介されていますので、
興味のある方は挑戦してみてください。


謎レバーとか。


計算状態表示指標(たぶん)の下にあるレバーが、
どういう機能を持っているのかいまいちよく分かりません。
置数クリアレバーと同時に操作するようなのですが…
ひょっとしたら置数入力ノブで入力した数値を、
置数表示窓をクリアしつつ結果数表示窓に直接送るためのものかも。
(上手く作動しないので、謎のまま。)

後期のタイガー計算機には、
「結果転送レバー(結果数表示窓の数値を置数表示窓に転送する)」
という機能があるらしいです。
乗算の連続計算(12×34×56=22848等)および、
答えが負になる減算(12-34=-22等)の演算時に使用するようです。

とか思ってたら。
実はこの謎レバー、「結果数転送レバー」なのでした。
この機械を実際に使用されていたからメールを頂き、
操作法まで教えていただきました。
どうもありがとうございます。
使用方法を次のページに掲載させていただきました。(010303追記)



結果転送レバー

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