このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

会津駒ヶ岳・中門岳(3)




霧の切れ間に見える、中門岳への道は、
残雪と池塘を従え、なだらかな稜線を緩やかにうねる木道だ。
Good 過ぎる!





シナノキンバイ(信濃金梅)

 キンポウゲとも迷うが、
  燃え上がる炎の様な葉は、
   信濃金梅しか有るまい。

 背丈もキンポウゲの50cm未満よりは、
  少し大きそうだ。


 ショウジョウバカマ(猩々袴)

  平地では3月頃、高山では7月頃に見られる。
  葉は地面に張り付く様に広がる。
 
  (後に写っている葉はコバイケイソウの葉?)

モミジカラマツ(紅葉唐松)

 オシベが球状に咲き、
  葉はモミジ形。


 尾根筋の左手に湖が見える。
 (近くで”銀山湖”なんて声が聞こえる。奥只見湖の近くに
  銀山なる地名がある。奥只見湖の別名なんだろうか?

  地図を見ると、その上流の大津岐ダム湖だと、
  私は思う。)


何コ目かのうねりを過ぎると、     

右手前方の視界が開け(霧の切れ間) 
山の端の向こうには集落が見える。 
方向から推定すると、
南郷村だろうか? 

木道の脇に、大きな池塘が見えてくる。
池のほとりに太い案内杭がある。

近づいて見てみると、
”中門岳 この辺一帯を中門岳という”と書いてある。



中門岳は、丘状の上に小さな起伏がたくさんあり、
どこが山頂と決め難いので、風景の良い所に杭を立てたのだろう。
そこで、しばしの休憩を取った。
(木道の先は、5分先くらいで行き止まりらしい)


帰りは、駒ヶ岳山腹をトラバースする道を帰った。
湿原とは少し違う花も、咲いていた。


 アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

  花が少しまばらで、クサレダマ(草連玉)かとも思った
  が、草レダマは葉が対生または輪生する)


 葉が互生しているので、秋の麒麟草だろう。
  ミヤマアキノキリンソウは背丈50cm未満(30cm位)だ。
  これは、70cm以上ある。麒麟(黄輪)草は、背が低く、
  花弁は細めで、茎の先端にまとまって咲く。

 シラネニンジン(白根人参)

 形が分かりずらいくらいに細列した葉(↓)。
 
 ちなみに、葉が糸の様に細いのは、
  ミヤマウイキョウ。

 ミヤマセンキュウ(深山川芎、チョウカイゼリ
 そして、尖った感じの葉は、ミヤマセンキュウ。
 中部以北の亜高山~高山下部の林縁・草地に
 生え、花季は8~9月。多年草。

 イブキゼリモドキ(伊吹芹擬)もかなり似るが、それは
 中部以北の低山~亜高山帯に生える。花期は8月。
 葉は2回3出羽状複葉で、もう少し幅広の感じだ。

     ま と め

・過体重で軟弱脚力な私のコースタイム
  登山口~水場:登りきつく、途中で小休止を多数とったが、1:30
  水場~駒の小屋:稜線に近づくにつれ、なだらかになり、1:30
  駒の小屋~駒ヶ岳山頂~中門岳:緩やかな稜線、1:30
                           ・・・・どんぶり勘定過ぎ?

・印象的まとめ
 ・最初の元気な頃は登りがきつく、疲れた頃に、なだらかになるのが良い。
 ・駒の小屋は、緩やかな登りの手前から仰ぎ見ても、
   駒ヶ岳への登りの途中で、振り返って見ても、絵になる位置にある!
 ・なだらかな稜線を、うねる様に続く木道が良い。
 




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