このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

かの 桧原峠 (1)



本当の(江戸時代以前の歴史上の)桧原峠(ひばらとうげ)が見たい。境塚を見たい!

(伊達政宗が、会津・葦名攻めに来た道であり、江戸時代初期、上杉景勝
会津→米沢)、保科正之(高遠→最上→会津)が、国替えの際通った道でもある。
また、この峠は、明治18年に現在の大峠ルート(旧121号線)が開通するまでは、
大峠とも呼ばれていた。秀吉の会津攻めの際に鶴ヶ城にとり残された伊達軍の
婦女子が、(秀吉軍)加藤清正の護衛で越えた国境の”大峠”も、ここである。)

歴史上に度々登場
するが、藪が凄い!
道路地図(マピオン)
1/2.5万地図:白布温泉 、桧原湖
ルート



雑草・藪が凄いらしいが、「梅雨入り前なら、なんとか行けるだろう」と思い、
H15.06.06(薄曇→曇) 登ってきた。


途中の、桧原湖西岸の道路(”野鳥の森探勝路”入口駐車場付近)で、
チョット、一枚。春は、水かさが多い。釣り(バス?)人の舟が、多かった。



金山集落で、左(北)・鷹の巣山林道(金山林道)に入る。
(看板はないが、奥まで行けそうな道は、ここと、スカイバレーしかない。)

林道に入ると、車は少なく、ゆっくりと自然を満喫できる。

 ヤブデマリ

  強い葉脈の印象、装飾花の五枚の花弁のうち
  一枚が、とても
  小さい!

 カンボクの花も似る
 が、カンボクは葉に
 三深裂あり。
 イヌコリヤナギ(犬行季柳)

 柳行季等を作るために栽培されるコリヤナギに
 似ているので、この名がついた。


 雌花の果実は、初夏に、白い綿毛と
 ともに空に舞う。

しばらく川沿いに進むと、左手に”鷹の巣一里塚”がある。

 雑草で、形は分かりにくい。

ダートコースになって、さらに進むと、
”旧米沢街道・桧原峠”の案内杭がある。



(私のは軽です)を入り口に停めて、トレッキング・シューズに履き替えて、
さぁ〜、行くぞ!
 入り口では、幾つかの植物が、出迎えてくれた。

 ヒメアオキ(姫青木)

  日本海側の多雪地に生える。積雪の深さ以上には
  伸びず高さ1m程(アオキは2m)。枝が青(緑)色で
  枝先が斜めに伸びる。花は4〜5月、実は11〜4月。

 今(6月初)、実を付けているが・・少し痛んでそうだし・・・  
 
 (→)立派に成長した!水芭蕉。
 ウワミズザクラ (上溝桜)

 昔、この木の上面に溝を掘り、亀甲を焼いて占いを
 したらしい。上溝が転訛してこの名になった。
 他には、ヤブウツギ(次ページ)も咲いていた。
  この道の植物は、桧原湖周囲と殆ど同じだった。


ひとしきり歓迎を受けたら、
さぁ〜、峠に向かって、藪道(写真下中央)を進もう。




一つ目の川(入ってすぐ)は飛び越せたが、
二つ目の川(↓)は、少し幅がある。一旦、落ち葉の積もる浅瀬(写真下中央)
に降り、対岸のフキの葉の所に足をかけ登る。

道は、そこから左斜め上に続く。雑草に少し踏み跡がある程度だ。


三つ目の川(湿地様)の先に、小さな野原がある。
野原を真っ直ぐ行くと、その先に、踏み跡が無い!

実は、野原の1/3くらいの左手に、山への登り口が
あった。

続きは、別ページ( ”かの桧原峠(2)” )にしました。



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