このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

二ツ箭山(2)



飛石のすぐ西隣にも、扁平な岩のピークがあった。さらに数分歩くと、飛石の
10倍くらいの岩のピークがあった。これか、男体山は。岩の後に回り込むと、
登って登れなくはなさそうだが、とりあえず止めた。


道を、さらに西に進むと、高さ20数m?程の
岩壁が見えてきた。

「確保したロープをしっかり持て!」等という
声と、金属が岩にぶつかる音が聞こえてきた。
若者が岩登りの練習をしているのだろうか?

近づくと、手前の岩と向こうの岩の間に、
幅1.5m?程の切り通し状の部分があった。
普通のルートの!鎖場だった。長い!
斜度は、体感的には75〜80°くらいだ。

声の主は、70代の夫婦だった。偉い!

急で長い鎖場を登り切ると、右手に、また鎖場がある(↓)。

 (後で判った事だが)この右手の鎖場を登り切った
 所が女体山頂だった。長さはさっきの1/3程、斜度は
 60°強であろうか?

 そして左手の岩が男体山山頂であった。
 左手の小道を入ると、男体山頂への急な鎖場がある。

 左写真の左外に、道があり、鎖場を登らなくても、
 女体山頂には着ける。

女体山山頂だ。360°のパノラマが開ける。
南東遠くには、太平洋が見えるが、(春霞で)写真では分かりにくい。




すぐ西には、男体山山頂が見える
(写真上中央)。
  

西北西には、阿武隈山地の峰々が
見える(私は山名の同定はできない)


 頂上から(少し降りて)東を見ると、足尾山が
 見える。

 月山の稜線(左下)の向こうに
 太平洋の砂浜に打ち寄せる
 白い波が見える。


 女体山を後にして西へ進む。横T字路はマイナーっぽくて、通り過ぎた。

 その後に、Y字路があった。境する岩の左の道はやや登り(道標に足尾山と
 書いてあったのだろうか?この時、私は、まだ細かいピーク名を覚えていなかった。)

 右の道は、やや下りだが、つながりとして真っ直ぐで、幹線っぽい。

 右に進んだ。ひゃ〜、どんどん下って行く。沢コース頂点に出てしまった。
 おまけに、道の最後の所が、2m x 2m程の崖崩れだ。2mくらいなら、滑り
 降りても良いが・・・駐車場の案内板では、沢コースにはX印があった。

 (沢の頂点の岩は四角く刳り抜かれていた。修験台だろう)

 さっきのY字分岐まで戻る事にした。
 大分、稜線に近づいた時、登山者が私の方向へ降りて来た。(多分、女体
 山の鎖場の写真に写っていた人だ。)彼は、「昨年、秋にも沢コースを
 降りた。(今回も)多分、大丈夫だろう。」と言う。

 彼の後に付いて、再び、沢に下りた。崖崩れの所は、倒木が丁度良い
 足場になった。

 道すがら話をすると、彼は、今年1月にも、ここに登っていて、その時は
 雪がなかったらしい。


30分弱?で、〆張場に着いた。
さらに、30分弱?で滝に出た。御神体滝だ。

(山渓の「福島県の山」には、ルート上に滝があるのに、登りの時は、発見できなかった。
実は、下の沢コースにあったんだ。
下の尾根コースは、極最近できたルートで、著者はそのルートを知らなかったのだ。)


滝左手に、今下りて来た鎖場が見える。



数十mも歩くと、尾根コースと沢コースの分岐点に着いた。


           総 括

 1. 沢でのルート・ファインディング、余計な稜線〜沢頂点の往復等で
   時間をロスったが、9:08登行開始、12:50駐車場着。

   参考までに、駐車場の案内板にあった所要時間を下に示す。
   私達初心者のタイムと考えて良い。

 
出発点登山口〆張場飛石女体山修験台〆張場総計
到着店〆張場飛石女体山修験台〆張場登山口
時間0:400:200:150;100:300:302:25


 2. 男体山・女体山直前の鎖場は、なかなかのものでした。
   山頂の360°の展望もGood!
   (二ツ箭山の最高点は三角点の有るピークだが、展望が開けない。
    一般に、二ツ箭山と言えば男体山・女体山を意味しているらしい。)


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