このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

駒止湿原(初秋)


H15.09.06(曇時々雨)、
秋の花を求めて、駒止湿原(こまどしつげん、1,100〜1,110m)に行ってみた。

秋〜!ウメバチソウ、ミズギク・・・ 道路地図(マピオン)
1/2.5万 地図:会津山口 、針生
ルート


駐車場
駐車場で、車から降りると、早速、秋の花々が歓迎してくれた。

 ノコンギク(野紺菊)

  日本の野菊の代表、分布・量とも多い。
  中央の黄色い筒状(とうじょう)花は、粗い感じ、
  葉には、粗い鋸歯がある。

 よく似たヨメナ(嫁菜)との違いは、葉に触ると
 ザラザラし、種子の冠毛が長い(写真下)事
 (嫁菜の冠毛は0.5mm)、嫁菜は中部以西に分布
 する事等だ。

ゲンノショウコも咲いていた。
浅草岳で見た花より小さい感じがする。



 ハンゴンソウの実

  奇っ怪な実(写真左)だ!




さ〜て、秋の駒止湿原は、どんな花を見せてくれるんだろう?

大谷地

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

 隣の人はミヤマアキノキリンソウと言っていた。確かに背丈はそんな
 ものだが・・・。

 花の根元の膨らみは2〜3mmだし、花穂も長い。
 アキノキリンソウであろう。

 エゾリンドウ(蝦夷竜胆)


  ふっくら大きい花だ。茎の先端だけでなく、その下にも
  複数つける。



アブラガヤ

 穂の部分は、米の様な実はなく、毛が集まっている
 感じだ。

 ミズギク(水菊)

  山地の水がしみ出す様な湿地に咲くので
  付いた名前。舌状花(花びらに見える部分)の
  先端が、ハサミで切った様に角ばっている
  のが特徴的。

  普通 50cm程の背丈だが、
   酸性土だと15cmくらいの時もある。

ウメバチソウ(梅鉢草)

 花が天満宮の梅鉢紋に似ているので
 付いた名前。おしべの根元の小さな緑色の
 粒を梅に見たたてか?

 ハート型の葉が、茎に一枚だけ、
 茎を取り囲む様に、付く。

 ツルコケモモ(蔓苔桃)の実

  1cm程、色づき始めたものから、真っ赤に
  熟したものまで。

ヤマドリゼンマイを中心に、草紅葉が始まりつつあった。




 薄赤紫に色づいたノリウツギも見られた。



大谷地から白樺谷地に続く道でも、たくさんの花が見れた。
 
 円形のプラカードを5枚広げた様な
 黄色の5弁花、葉に粗い鋸歯あり。
 背丈は50cm程だったか?


 他には、ヤナギタンポポ?
  等も見られた。
白樺谷地を過ぎ、水無谷地に入りかけた時、雨が降り始めた。
(植生も余り変化ないので)帰路についた。




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